Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

フィールドワーク707. 三条から先斗町へ走り抜ける夏

2022年10月18日 | field work

 

 8月26日、住宅の設計の合間に、5日後に迫った旅支度をしていた。

 外国のホテルでは、ホテルの室内履きを置いていない。そこで軽く小さいスリッパが欲しい。せめてプールサイドぐらいはゆくだろう。WEBサイトをくくっていたらMonbelにあるらしい。ならば河原町のお店へ。

 店員「折りたたみのサンダル!?。それいつの商品ですか?、私もお店に来て4年は経つけど見たことないなあー」

 トホホWEBの記事が古かったのだ。WEBサイトは日付ぐらい入れて欲しいよね。しょうがないから底の薄いビーチサンダルか・・・。

 京都でアウトドア用品店は、当てにならない。都人は、そんな野蛮なライフスタイルはしないのだろう。だからアウトドア用品の店も限られているし、そもそも店にビジターがいない。

 ここまできたら、撮影の徘徊で気分転換しよう。

 三条まで上がり、先斗町を下った。いつもの風景だし撮り尽くされた感じもするが、映像の練習だと思えば、それもありか・・・。 

 三条高瀬川のファッションビルTIME'Sの建築は、安藤忠雄さんの設計だ。しかし全てのテナントが撤退し、建築だけが孤高の存在になっている。ファッションビルは当時のトレンドだったが、すでにそんな時代は終わっている。このビルのテナント選びは難しいだろう。あのロゴタイプは浜野商品研究所の制作だった。おそらくH氏かE氏あたりのデザインかなあ!?。

 あの時代を一緒に走ってきた立場としては、私自身が変わってしまったのでなんの感慨も無い。一端トレンドの先端を走ってしまうと、その先は萎んでしまうとする芸能界と似たような現象がデザインの世界にもある。

 ファッションビルTIME'Sはテナント皆無で閑散としているが、近所の長浜ラーメンは健在だ。ラーメン屋は、ファッションビルより寿命が長い。

 ふと、この撮影機材のジンバルは中国製だった。優れものでありパワーがある。最近使い慣れてきたが安全性は乏しいだろう。というのも中国に木造家屋はなく、ほとんどはコンクリート製の住宅ばかりだ。燃えたって家まで燃えることはない。

 ならばリチウムイオン電池によくある過電流に対する安全装置はないだろうな。だからコンセントの繋ぎっぱなしは、やめたほうが無難だろう。バラしてみれば安全装置があるかどうかがわかるが、今のプロダクトは接着剤を多用しているので、基本的には元に戻せない。

 そんなことを考えながら、先斗町を下っていった。帰ったら住宅の設計の続きをしよう。もう夜半だ。それですばやく1日が終わる。ああっ!、まだ旅支度が終わっていない。

三条から先斗町へ走り抜ける夏

SONYα6600、E10-18mm/F4.0

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