朝から雨。バラグタスの市場へゆく。
市場は混沌としていて、撮影の被写体が沢山あるから面白い。だからDJIPOCKET2を忍ばせていった。いざ使おうとすると、アカン。見たことがないモードが表示され、電源OFFでも復帰しない。なんだこれは!、撮影できない。メカのコピーばかりしていてインターフェイスを全く考えていない中国製品の欠点を暴露。通路に立ち止まって設定し直していると、後ろの人にせかされ、それどころではない。
こうなるとフィールドでは使いたくないガシェット機材だ。YouTubeで褒めちぎっている日本人の解説は、日本の中でしか使わない場合の評価だ。だからフィールドワーカーとしては絶対にYouTubeの解説を信用してはならないことを痛感。私は一寸過大評価していた。それにmicroSDカードをフォルダーに入れてMac Book proのソケットに差し込む仕様も実に面倒くさい。
これまでの経験では米国製Goproが信頼できる。それに簡単にMacBook proに取り込める。といって今回は持ってきてない。ならばいつも動くiPhoneで静止画・動画しかない。フィールドへくると機材の選定が重要な意味を持つ。
NIKKAが沢山の食材の他に、一時同居している兄弟夫婦のためにマットレスと食器棚を調達した。誰が運ぶんだろうか。スーパーの店員が店の前まで持ってきてくれた。トライシクルで運ぶ。そうか、ここでは配送システムがないから冷蔵庫も家具も何もかも全て自前で運ぶんだ。
体格のよいバイクのドライバーは、笑いながら荷物を屋根の上に乗せてくれた。
万事が混沌としている世界にいると、ふと気づく。政府や自治体の標語でもある国際交流なんて形式上の話だ。中身を伴わないうわべだけの物事で国際社会が動いている。混沌とした暮らしの中にいると、そんな形式につきあう方がアホに感じる。
旅の教訓として気づいた事をメモしておこう。
先ず衣類だ。ユニクロのエアリズムの寝間着が普段着として便利だ。それに大量の500円のTシャツでもあれば着替えになる。シャワーの後洗濯したシャツとパンツに着替える。それがここでの最大のファッション。だから一週間分ぐらいの衣類が必要だ。
次にスキヤキふりかけなどがフィリピンの米飯に合う。彼らはこれを全く知らない。日本のスーパーならどこでもあるが、フィリピンのスーパーではみられない。日本大使館の近くに日本食材屋がある。マニラに出たときにさがしてみよう。
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