ベーヤンと榊原さんとの宴会は続く。
ベーヤン「日本人は、キリスト教みたいに神と契約していないのだから、男と女の会話は全部嘘毎だよ。だから嘘八百ですむわけよ」
榊原「つまり意識的にする会話ってないの?」
ベーヤン「利権が絡むと本気の会話モードだろう」
「利権って?」
ベーヤン「この間なんとなく離婚しよう!、といったらさ、いきなり『子供の養育はどうすんのよ!?』だって。『もう愛していないの?』とかさ別に言い様があるのに、いきなり利権がらみの話だよ」
「愛することより、利権が先なんだ!!」
榊原「おおっ!、利権国家ジャパン」
「でっ、その先は!!」
ベーヤン「そのまんまだよ。そのかわりあまり家には帰らない。「亭主元気で留守がよい」の世界じゃん。じゃあそれで・・・永遠に留守ですぅー(*^▽^*)」
榊原「それってキリストの世界じゃ離婚ものですよ。もっともカソリックでは離婚できなかった。昔はね・・・。だから夫婦は何処にゆくのにも一緒というのがライフスタイルですよ」
ベーヤン「先ず一緒に行動することはない。あんた一人で行きなさい。わたし女友達とお食事会があるもん・・・、だよ。それが普通の夫婦!」
「西洋の星占いだと12のカテゴリーがある。日本の気学だと9カデゴリーがある。男と女の組み合わせを考えれば、144通り、81通りとなる。でっ1/3は相性が良く、2/3は相性不一致カップルということになる。だから日本の夫婦の2/3は相性不一致で暮らしていることになる」
ベーヤン「うちは2/3のカップルだもん、相性どころか未練もないよ。だってさ、発情期になって、やりたい、やらせろ、やった、できた・・の成り行きだもん」
榊原「日本は、利権、打算、成り行き、2/3は愛情なしカップル・・・、おおっ、すっごい社会ですねぇー」
「日本は農本社会のDNAを引き継いでいるもん。愛よりは子供を産んで生産に貢献させるが、至上命題。だから2/3はそんな打算的なカップルだよ。でもベーヤンは最近相性が良い1/3の相手がいるよね」
ベーヤン「神は、見捨ててなかっただよ!」
(*^▽^*)
・・・
街の灯りが揺るぐ小樽の夏の夜だ。
まだ宴は続く。