こんな12月5日のシティスケープを見ちゃうと、やはり今年は厳しい底冷えの季節だと思ってしまう。というのもまだ市内の銀杏の街路樹だって散りつつあるとはいえ黄色く輝いているし、最後の紅葉もみられる。だから例年以上に今年は冬が早く到来し京都市内に雪が積もるかもしれないと予想している。それは大変美しい京都のシティスケープだ。
京都は、どこを撮影しても流れる時間が美しいシティスケープをつくりあげる。それがこの街の魅力だ。そこには昔からの街並みと現代の街並みとが混在しているあたりに、この街の美の原点がある。それが東京だったらすべてが現代デザインばかりで、それはある種トレンディの器の中にいるのかもしれないが、時間を長く生き抜いてきたデザインとは異なり直ぐに飽きられる退屈さがある。やはり街には新旧が混在する多様さが欲しい。
それに空がどこまで広く見えるかも重要なポイントだ。東京渋谷あたりをみると超高層ビルの谷底を歩く感覚であり、狭隘な空しか見えない。それはそれでニューヨーク的な面白さもあるが、現代建築ばかりじゃ退屈だねぇー。
川沿いのシティスケープというと建築物の高さがこれぐらいだとパリの風景に近く、みていて心地よい。これが東京隅田川になるとマンション群で川岸が囲まれるという感じで窮屈になる。やはり川幅と建物の高さという縦横比がある。シティスケープを見るときの評価基準の一つである。
(撮影日2024年12月5日、記12月10日)
京都市鴨川
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