Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

フィールドワーク705. 雨上がりの蝉の声

2022年10月16日 | field work

 

 8月21日日曜日の京都市内は、午後から雨が少し激しく降ってきた。各地で豪雨をもたらしているが、京都市内は少し激しい雨ですんだ。今年固有の気候のようだ。それでも夕方青い空がのぞき散歩に出かけた。今日は清水さんから雨上がれの街でも撮ろうか。

 淸水さんの参道を上がっていたら、雨上がりの高い湿度でシャツは水を被ったように汗で濡れていた。ヒャー体内の水分が抜けちまった。

 清水さんの外の眺望ポイントから京都の街が一望できる。雨上がりだから虹でもでないかと期待したが至極普通の風景だった。精々愛宕山に霧がかかっているぐらいか。明日も雨が続くんだろう。雨上がりの蝉の声は記憶に残っている・・・。

 いつもの三年坂から二年坂を抜けて高台寺の喫煙スペースで夕涼み。今日はここ迄。帰りに高台寺から落日を撮影したけど、やはり今ひとつでしたね。

 早々に四条のマクドナルドへ駆け込みシェイクで体を冷やす。でもシャツはまだ汗ばんでいる。湿度90%だろう。

 そんな暢気なことを言っている場合ではなかった。嵐の前のなんとやら・・・、というべきか。この頃世界経済のリセッションが現実味を帯びてきた。既に米国株や暗号資産は全部売れ!、という警告がなされている。それでいて三菱東京UFJが投資のセールス電話をよこしたのは笑える。あの人達ってアメリカのSP500の動向もみないで、世界経済を勉強してないんだ。人生100歳時代の財産形成はいかがですかだつて。暢気な銀行だねぇーーー。いつから日本は、世界とズレた国になったのだろうか。

 

雨上がりの蝉の声

SONYα6600、ZEISS Vario-TessarE16-70mm/F4 ZA OSS

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フールドワーク704. 静止画と動画

2022年10月15日 | field work

 

 お盆の大谷祖廟で動画撮影の合間に、海外の友人に送るためiPhoneで万灯会を撮影した。映像とは露出の設定も違うので写り方も異なるが、今見返すとスマホ画像は綺麗じゃん!。

 だからといってニコンやEOSを担いで静止画を撮ろうという気分はない。撮影するなら動画でしょう!、というのが最近のスタンス。

 静止画と比較して動画はクリエイション要素がはるかに多い。

 まず頭のなかでストーリーを考える。そのためにどのカットを撮影するか。撮影アングルは固定か、それもパンするか。そして例えば30秒のカットの中からどの部分を映像に切り出すか。次いで切り出した複数の映像をどのようにつなぎ合わせて構成するか。トランジションはどうするか。さらには現場の音を何処まで活かすか。そしてどんな音楽をつけるか。さらにタイトルのデザインはどうするか。そうしたクリエイション要素をつなぎ合わせて映像ができあがる。最後にYoutubeにアップさせて公開する。

 それだけクリエイション要素が多く、そして発表の場があるので制作する側にとっては表現の可能性が飛躍的に増えてゆく。

 静止画で丹念に撮りたいときは、フイルムが良い。このブログでも、冬の小樽をTri-Xフィルムで撮影したし、それは私的に魅力的な画像だったと思われる。

 しかし最近Tri-Xフイルムの価格が高騰してしまった。私の若い頃250円/本で使えたフィルムが今は2,000円/本である。それに1,000円/本の現像代が必要になる。ここまで価格高騰すると、フィルム撮影はもういいか。静止画はiPhoneでよい。フィルムの静止画画像がよく似合う冬の小樽・積丹半島だった。フイルムが高いので今年は行かないだろうね。

 

京都市大谷祖廟

iPhone13pro: ISO2000,焦点距離27mm,露出補正0.1ev,f/1.5,1/9

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フィールドワーク703. いつもの散歩道

2022年10月14日 | field work

 

 このブログを書いているのが8月19日。気温32°、湿度が低く、すごしやすい1日だった。

 終日家で仕事の時は、朝アクセスブログを見ながらMacの前で朝食を取ることが日課になってしまった。夕方近くになるとMacでの仕事も倦怠感を覚える。だから必ず散歩に出かけ、そのコースも大方は決まっている。

 今日もいつものコース散策で撮影した。そして帰りに四条通りのマックでシェイクを飲みながら映像チェックが定番作業だ。そして家に帰ったら最初にMacに映像を読み込ませ構成してみる。大体1時間以内で大方の映像構成ができあがる。その間に夕飯である。それから音楽を加え、映像を少し調整し、そしてYouTubeにアップさせる。ロケからアップまでの所要時間は5時間といったところだろうか。

 最近少し慣れてきたし、あらゆるこだわりを捨てているので、作業はスピーディーだ。今日の映像で35カット分ある。いつも大体それぐらいの映像を撮影して編集する。

 そして最近機材の撮影にも少し慣れてきた。特にジンバルは、いざというときにカメラがアサッテの方向を向いていたり、手で直そうとすると、いやだ!、といわんばかりにあらぬ方向に向いてしまう。最後は言うことを聞かずうなだれてしまったりする。こうした機器の扱い方は慣れるしかない。慣れると大変心強い機材となり、映像固有の手ぶれを軽減してくれる。

 ただし、この練習用に使用しているジンバル(CRANE M3)はコストパフォーマンスは高いが中国製であるので安全面での配慮が未知数だ。特にリチウムイオン電池は、過充電になると火災の原因になる。だから充電したらケーブルは抜いておくべきだろう。このことは、また別の機会があれば説明したい。

 いつもの散歩道で、映像の練習をしていた。

 

20220819いつもの散歩道

SONYα6600、ZEISS Vario-TessarE16-70mm/F4 ZA OSS


追記
 今朝は10月13日。
 夕べTVニュースを見ていた。アメリカ経済のインフレーションと人手不足を報じていた。その夜中、アメリカCPI(消費者物価指数)が発表された。時系列でみると今年6月以来下降傾向が続いており、既にこの指標はピークアウトしている。テレビ報道は情報伝達が3ヶ月ぐらい遅い。だから速報値として日々発表される経済指標値を見るのが正解だ。
 FPBの今後の利上げも上げ幅を減少する動きが議論されているようだ。石油価格は下落傾向で減産を発表している。そしてアメリカはインフレを抜ける可能性が見えてきたのか。であれば今後投資活動が活発化してくる。
 さてアメリカ経済を俯瞰したのは、FRBの金利で左右される日本の円安傾向がいつまで続くかを知りたかったからだ。
 資源のない日本だから円安傾向は生活の全てに響く。石油価格は下落傾向でも円安だから日本のCPIを押し上げる。
 さて日本のCPI統計を見ようとしたら、統計局のWEBサイトを、くくってゆくと、突然ちくわやハムの価格が出てきたりして私は検索を諦めた。日本経済の動向をしるのに、こんなに手間がかかっていては世界経済の置いてけぼりだ。
 今日銀が世界と防戦しているが、為替介入は効果がないこと。そして資金には限りがあることを世界は知っている。G20の会合で財務大臣が世界を相手にすごんでも犬の遠吠え、世界は笑っている。世界は、日本に策がない事を知っているからだ。日本の政治家ってどうしてあんなに幼稚なのか・・・。こちらは政治家のプレゼンテーションリテラシーの低さに呆れてしまう。
 そうなると1ドル165円代まで円安傾向が続きそうだ。ドル建ての銀行口座をつくっておかねばなるまい。つまり日本は来年以降も円安傾向が拡大し、さらなる物価高となると私は判断した。
 さあ経済リテラシーが著しく低い、アメリカの犬の日本はどうするのか?。私は他山の石の如く見ている。
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フィールドワーク702. 夏の空だった!

2022年10月13日 | field work

 

 このブログは、二ヶ月程先書きをしているから季節感がずれている。これが小学校の夏休み日記だったら、新学期直前に後書き作文するが、このブログでは逆だ。

 先書き、後書きがある以上、ドローイングや映像は制作時間が必要なので書きダメが続く。それに海外に出かけると、毎日アップできるとは限らない。そんなわけで今頃夏の思い出(*^▽^*)。

 例年なら京都の夏は、盆地に厚い雲で蓋をして蒸され大変蒸し暑く風景は霞んでいる。今年は暑さは変わらないが、前線の影響で雨が多く、そのため毎日視程が高く空が綺麗である。これこそ日本の夏という典型的な景観になっていた。ならば今年こそ綺麗な空を数多く撮影しておこうと考えた。

 出先の帰りに一寸撮影してみた。特にiPhonでさえ画像は大変綺麗だ。LIVE撮影はHDR撮影あるいはショート映像であり、複数の画像を集約し1枚の画像にしている。だから滝を撮影すれと水が線上に流れ落ちるロングシャッターで撮影した光景も後処理で可能だ。

 するとデジタルカメラ不用となり、そして実際に使う場面がない。今はブログラムの力で撮影しているといってよいだろう。

 

iPhon13pro

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ドローイング649. 小説:小樽の翠573. 幕間

2022年10月12日 | Sensual novel

 

 今日のブログを書いているのは7月26日。二ヶ月以上早書きをして予約投稿にしている。

 さてドローイングの回数を減らしたから、当然描く回数も減ってきた。そうなると下手になる。つまり絵具の配分量や描き方を忘れてしまった。

 その変わり手を抜くことを覚えた。イラスチレータで線書きする方法だ。こりゃ真面目に着彩するとリアルすぎ、またまた公序良俗違反になりかねない。そこで線書き。この便利さは手放しがたい。もっと抽象的な線書きにしようか・・・・。

 いつ小説のストーリーを思いつくか?。

 一番多いのは 朝の爽やかな空を見上げながらベランダで一服していると、テーマのアウトラインを思いつく。大切なことはどんな稚拙なアウトラインでも肯定することだ。これで「書いてみますか・・・」。それでブログに書きとどめておく。出かける30分前の時間で小説にする。そうすると官能小説1回分ができあがる。濡れ場を書いて仕事やジムにゆく。朝の頭の軽いストレッチみたいなものだ。そんな柔らかい頭で仕事をする。

 それに登場人物を沢山設定しておくと、ストーリーを書くのが容易だ。今日は小春の話にするか、明菜姉ちゃんの話にするか・・・、といった具合に。

 しまったということもある。小説のタイトルに地名を入れたことだ。当初は小樽に関わることはないと思ってタイトルにしたが、今思うと属地情報は入れるべきではなかった。というのも小樽で学術論文を書こうと考えたからだ。

 だが既に500回以上アップさせている。修正は難儀。例えば貴方のブログは、公序良俗違反が300カ所あります・・、などという指摘を受けたら修正するんだけど・・・。

 小説は、いつまで続けるか?。コロナが収束するまで。コロナが始まり家に閉じこめられる気配濃厚になってきたときから始めたから。感染症には官能小説で対抗する・・・何のことやら(*^▽^*)。

 イラストと小説の文章とどちらが先かといえば、イラストが先に出来る。そもそれも描き溜まった3,000点以上の裸婦デッサンを素材にして小説を書き始めたのが動機だったから・・・。

iPhon13pro

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ドローイング648. 小説:小樽の翆572.秋の霞み

2022年10月11日 | Sensual novel

 

 翠は夜勤だったから、今日はお休みだ。アチキも夜なべ仕事だったから朝飯を食べたら二人でバタンと寝てしまった。起きたのはもうお昼を既に過ぎて台風が通過した後だった。

寝起きに翠の乳首を撫でていた。そのふっくらした形が男の欲望を誘うのだから、不思議なオブジェだ。次第に翠の乳首が尖ってくる。

翠「アチキー、したい?」

「もちろん・・・」

翠「溜まったら、抜かないと身体に悪いよぉーーん」

そういって翠はインナーをサッサと脱いで、股間を突き出してくる。

翠の股間は、せがむように息をしている。

翠が身体をすり寄せ来て、グッと入れ込んだ。

「じっくり女の快感を味わうんじゃないの?」

翠「そんなの若い子のすることよ。一気に燃えちゃおうよ・・・・」

「じゃ、お言葉に甘えて・・・・」

激しく突くと翠がウウッ、ウウッとうめき始めた。

翠の股間が前後に動き出して子宮の入り口をペニスの先端に合わせようとしている感覚。

それは女の快感というよりは、生殖動物の動きだ。

精子をタップリ吸い込むぞという体内臓器の前戯かな。

翠の骨盤が前後に動きつつ子宮が呼吸をしているみたいだ。

股間の動物、子宮で物事を考える動物。

次第に子宮口と向き合った瞬間に撃ち放つ。

城門を破った戦国の兵士のように精子という兵隊がドッと子宮内へ駆け込む。

子宮という迷宮のなかを大量の精子が怒濤のようにはい上がってゆく。

兵士達は果敢に攻めていったが、排卵日は過ぎているから城主は不在だった。

子宮内の戦をよそ事に熟睡していた。

・・・

翠「アチキー、夕方の散歩にゆこうよ」

そういわれて海沿いを魚港の方まで歩いていった。

使い込まれた漁船が、秋の霞の中に揺らいでいる。

そんなぼんやりした景色を見ていると、秋の予感を感じる。

小樽は、秋が早い。

 

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ドローイング647. 小説:小樽の翆571.野分

2022年10月10日 | Sensual novel

 

 秋は小樽の沖合を台風が通過することがある。

今日は、昼間から風や波が高く台風接近の気配が濃厚だ。夜半に沖合を台風の中心が通過してゆくようだ。

翠は夜勤で、感染病棟の晃子さんと真夜中のティータイムだ。

翠「風が強くなったきた。建物が揺れているよ」

晃子「今、まさに台風の目が通過中ですぅーー、今日はみんな早く帰ったから退屈だなぁー」

翠「新米の看護師がいるよ!」

晃子「新米じゃ話題に乏しいけど・・・、呼ぼう!!」

そういって翠がナースコールで新米の看護師を呼び出した。お茶しようというわけだ。

新米の背の高い看護師がガニ股でやってきた。

晃子「新米か・・・」

歌子「ウタコという名前がありますー!」

晃子「あら!、なんでガニ股なんだい?」

歌子「まあ、いろいろと・・・」

晃子「そのいろいろが聞きたい。骨に異常があるとか・・・?」

歌子「健康ですー・・・」

晃子「白状しろ・・・・」

歌子「笑わないでくださいね。実は昼間処女喪失したんですぅー」

晃子「おおっ!、二十歳を過ぎて今頃。奥手じゃん!、でっ・・・」

歌子「家が厳しいから、これまで彼氏と二人きりになる機会がなかったんですよぉーー」

翠「どこでぇーーー」

歌子「海岸の物置小屋で・・・・」

晃子「台風が来ているのに、海岸に行ったんだ!、でっ・・・・」

歌子「私も彼氏も風が強いから物置小屋へ逃げ込んだんですよ。それに波のドッと崩れる音が怖いから私、彼氏に抱きついたんですよ。そしたら彼氏の指がブラの隙間にはいってくるんですよ」

晃子「でっ・・・」

歌子「だ・か・らぁーー、私がインナーを脱いだら、彼氏のペニスが入り口をグリグリと・・・・」

翠「でっ・・・、その先ヨ!」

歌子「彼氏のモノがグイっと入ってきて、スルッと射して、奥まで入って、お終い・・・」

晃子「するっといっちゃったんだぁー」

歌子「はい、そうです。それで私は波の音が怖いから10回ぐらい続けて撃ってってお願いしたんです。そしたら彼氏はダウンしちゃった」

翠「痛くなくて良かったじゃん。でも10回は無理だろうよ」

晃子「そりゃ、無理・無理(*^▽^*)」

歌子「あらダメなんですかぁー。私なんにも知らなかったら何回も行くもんだと思ってて・・・・いろいろと・・・」

晃子「ハハハ!、女は10回燃えても男は撃ったらお終い。うん!、いろいろとって何!?・・・」

歌子「ハハハ・・・・」

晃子「あらっ!、途中を飛ばしていない?」

歌子「時間切れですぅー、次回ね」

・・・

建物を揺する大きな風が通り過ぎると静かになった。台風は小樽の沖合を通過したんだ。

野分の頃の小樽。

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ドローイング646. 小説:小樽の翆570. 大きな夢

2022年10月09日 | Sensual novel

 

 美希姉ちゃん達との会話の続き
美希「私さあー、高校の時にアルバイトでマタニティフォトを撮っていたじゃん」
「ああっ、その話ですかぁー、直人君の撮影機材で・・・」
美希「そう、それがさあ、最近生まれましたぁーってお知らせがママ達から来るのよ!」
「そっかぁー、今頃かぁーーー」
美希「だからねぇー、赤ちゃんの成長を映像に記録しよう。毎年記録して二十歳になるまで・・・・」
「ほう、それは面白い!」
美希「でしょう。だってママ達の数だけでも結構いるから撮り続ければ十分映像になるよねぇー。だからビデオカメラを回して直人が編集してYouTubeにアップさせてゆくの」
「おっ、それなら生まれた直後の1年間は被写体が多いぞ!!。ハイハイしていたら歩き出して、おっぱいが流動食に変わって・・・・・、ボヤボヤしている場合じゃない。即座に撮りに行けぇーーーだよ」
美希「そっかぁー、おい直人!、今週から撮影にゆくよ!!、ビデオカメラを大学から借りてこい!!」
直人「本気でやるんですかぁー、ええっと20人ぐらいいたとして20年間!!、すごいデータ量だよ」
美希「今じゃなきゃ撮れない画像が沢山あるじゃん。発表するのは20年後で良いからさ・・・・」
「たしかに、それは20年という時間がなきゃ撮れない面白い企画だ」
・・・
美希「おじさん、なにニタニタしているのよー」
「快楽の果てにベイビーが生まれる、その連鎖が面白くてさ・・・」
美希「女は美人に化けて、男を誘惑し、大きなケツを振り乱して精子を蓄え、子供をつくる!・・叔父さんらしい発想ねぇー」
「いやいや!、そこまでは言ってないけど・・・(*^▽^*)」
美希「おんなじよぉー」
「フツーの人間の営みですかねぇー・・・・、大きな夢だね」

美希「うん、ところで波が大きくなってきたよ。台風接近!、今日は里帰りでお家へお泊まりだな・・・」

「うん、明日は快晴だよ。きっと!」

・・・

次第に白波が立っている。

風が吹き込むナンタルの坂道を美希姉ちゃん達と上がっていった。
小樽も台風接近だな。

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ドローイング645. 小説:小樽の翆569. OKサイン!

2022年10月08日 | Sensual novel

 

 ナンタルのカフェでお茶をしていた。昨年のように美希姉ちゃん達はいないから、一服したら帰ろうかと思っていたら・・・。

美希「おじさん、やっぱりここにいたのね!」

「やっぱりとはねぇーー。札幌じゃないのかよ?」

美希「今日は里帰り!、旦那も一緒!!」

直人「亭主ですー、ご無沙汰していますーーーー」

「いつプロホーズしたん?」

美希「つきあい始めてまもなくかな?」

「どっちがプロポースしたの?」

美希「あたし!」

「へえーーっ」

美希「いっかー、彼でと思ったから結婚しよ!、と軽くいったらOKのサインくれたの。それで決まり!!!」

「その軽さがいいね!👍」

美希「それで軽く私の人生も決まり!。私達的でしょ

「多分人生を決める時って実は意外に簡単なんだろう。というか男と女がカップルでいたってしょうがないから、つきあい始めたらさっさと結婚が正解だよね。それで子供は何人つくるの?」

美希「うちは2人ぐらいでいいよ。だってさあ、聞いたでしょう。明菜が7人つくるって!、でっ、小春も7人よ。それで一太郎兄ちゃんは分別があるから2人かなだって。小太郎兄ちゃんは、成り行きだって。翼は、いいよ7人ぐらいやっちゃうだって。それで全部足すと2+成り行き+7+2+7+7・・・=25+成り行き!?。玲香姉ちゃんを忘れてた。産休がバッチリある看護師になったから7人コースかな。それだけで子供が32人だよ。小学校の1クラスになるよ。どっ!、どうすんだ!?。(*^▽^*)」

「小学校へゆくとクラスはツカモッチャン先生のファミリーばかりだったりして(*^▽^*)。それじゃ家にいるのと変わらないか・・・」

美希「だよね」

女がプロポーズしてきたら、逃げないうちに即OKサインを出して決まり!。そうやって大変簡単に人間のライフスタイルが決まる、少なくとも男と女は・・・。

・・・

小樽の山際が秋の夕焼け色に染まっている。

美希姉ちゃんとの会話は、まだ続く。
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ドローイング644. 小説:小樽の翆568. 技術立国日本・・・

2022年10月07日 | Sensual novel

 

 昨日は小春の彼氏がインポになった。今日はインポの治療でリュウ君が青森からやってくる。改善しているんだろうか。

ナンタルのフランス料理のお店で・・・

リュウ君「薬を飲んでいる限りは起つんだよ」

「薬が切れると起たないの?」

リュウ君「元気は無くなるかなぁー」

「上さんは不満?」

リュウ君「上さんは、しょうがないですねぇーだって」

「不満じゃないの?」

リュウ君「私達には神に誓った愛があるから、それだけで幸せですだってさ」

「そこは日本人と違うよね」

リュウ君「つまり性欲以前に神との契約があって、そっちが重要なんだって」

「日本の女性だったら、『起つの』とか『固くなるの』とかが話題になる。それをいわれちゃうと『経産婦なのに締まるのかよ!』と反論したくなるけどさ・・・

リュウ君「技術立国日本だもん。技巧派なんじゃないですかぁー」

「技巧の先に何があるんだろう」

リュウ君「それこそアチキがいつもいっている農本社会でしょう。生産性の維持。子供の生産も工業生産も一緒」

「最近生産性がすこぶる低いから人口減少だよ・・・」

リュウ君「子供を育てるのが大変でしょう。だから親戚の力がいるですよ。いま核家族だから、全て家庭内で完結させなきゃならない。だから一家に負荷がかりすぎるんだよ」

「完全管理で少数精鋭を目指しているのか・・・」

リュウ君「それで優秀な若者になるかというと、ならない!」

「確かに博士号を取得する割合は先進国中最低」

リュウ君「するとタレントとかお笑い芸人かぁー・・・・」

「今じゃ、お笑い芸人が大統領になる時代だよ。ウクライナみたいにさ」

リュウ君「そっか・・日本が目指しているのはタレントなんだ」

「そうだよ。それで人気者になれば親がマネージャーをやって家庭は潤うという算段でしょう」

リュウ君「つまり親の都合!?・・・・」

「でも大方はタレントなりそびれて、リーマンじゃないですか・・・」

リュウ君「大山鳴動してネズミ一匹出ず・・じゃん」

「タレントやスポーツ選手を目指した。でもプロになれるのはごく一部だから、大半はお払い箱だよ。さもなくば幼少のみぎりから塾に通わせて英才教育。これも大学院の進学で教授の目にとまらなければで挫折して、普通のリーマンかなあ。教育を出世の手段と捉えだした頃からおかしくなった」

リュウ君「成り上がる根性がないんだ」

「そうねえ、貧しかったから塾にゆけなかった。それでも一流大学へ入った!、というのが今はいないでしょう」

・・・・・

そんな風にリュウ君との話は、長々と続いていた。

リュウ君は苫小牧から夜行のフェリーで青森へ帰る。

・・・

夕暮れ、秋の天気はつるべ落とし・・・。
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ドローイング643. 小説:小樽の翆567. 芸術の秋!

2022年10月06日 | Sensual novel

 

 "芸術の秋"、といっても画家達は秋に作品を描いていては公募展に間に合わないので、今年の冬頃制作に努めている。秋は公募展の搬入だけ。といってアチキは公募展に出典しないので、言葉通り秋にイラストを描いている。うつろいゆく秋は"芸術の小樽"だ。

 公園でスケッチを描いて地獄坂を下ると中学校の脇だ。今日は素通りしようと思ったら、小春が追いかけて来た。

小春「おじさん、待って!、待って!!、相談があるの!?

「そらきた、またかよ」

小春「ユウ君インポになったの!!!、どうしよう?

「ハア、突然ですかぁー・・・・、思い当たる事はないの?」

小春「この間、ユウ君のママが仕事で出張していたの。それでユウ君がじゃあ沢山しようというので、一杯したの。小春も賛成。もう子供が出来てもいい。幼妻でもなんでもするー・・・、そしたら翌日、起たないの!!!」

「何回やったんだよ?」

小春「・・・7回ぐらい・・・!!!」

「ハア!?」

小春「私も気分が乗っちゃって、今日はママもいないからチャンス。さあ精子をドンドンだすのよ!。頑張ってもっともっと出しなさいっていって何回もおちんちんをさすっておねだりしたの・・・・。そしたら翌日全然ダメなの。撫でても、叩いてもおちんちんがクネッとしているのよ!!!!!

「アチャー・・・、叩いちゃアカンでしょうよ。」

小春「それって、ダメ!?」

「や・り・す・ぎ・・・・」

小春「やりすぎ!?・・・・」

「精々多くて3発が限度じゃない!」

小春「そうなんだぁー・・・以外におちんちんはひ弱なんだ」

「ひ弱と言われてもねぇー・・・、栄養をつけて精力回復!!・・かなあ」

小春「何がいいの。お肉かなぁー」

「ブロッコリーとか疲労回復の野菜も」

小春「そうなんだ」

そういう小春と一緒に坂道を下りスーパーへ買い出しに出かけた。

「そんなにやって股間が痛くないの?」

小春「もちろん痛い」

とことんやるのは人間にとって必要な事。

まあやってみなはれだけどさ・・・7回はないだろうよ。

どこが芸術の秋なんだか・・・。

でも秋になると人々の気分が乗ることは確かだ・・・。

・・・

小樽も秋!

 

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ドローイング642. 小説:小樽の翆566. 思わず抱きついた!

2022年10月05日 | Sensual novel

 

小説:小樽の翆558.ボッキマンのラップトップ(20229月7日)の続き。

翠は、夜勤。夜中の僅かなお茶タイムに感染病棟の晃子さんがやったきた。

晃子「この間の話を覚えている?。ボッキマンの話!」

翠「晃子さんが先生に掛け合って家に帰れなかったボッキマンを家に帰した話でしょ!」

晃子「でね、ボッキマンが家に帰ってからトシコさんとの仲はどうなったかなと思って彼に尋ねたのよ。でも彼はなかなかいわないのよ。私頑張って彼は3週間も家に帰っていないから、帰すべきだって先生と交渉したんだから。3週間も帰ってなかったから夫婦喧嘩でもしたかなと思うじゃん。少しはお話の報酬ぐらい欲しいよねぇー」

翠「ボッキマンは口が堅いもん。そうだトシコさんに尋ねればいいよ。彼女なんでもしゃべるから、今夜夜勤のはずだけど・・・・・」

晃子「オッ、呼ぼう!!!」

そういってナース専用電話でトシコさんを呼び出して、お茶のお誘い。

晃子「ボッキマンが3週間ブリに家に帰ったじゃん。その後二人の仲はどうなったん?、と思ってさ。3週間も帰らなかったから喧嘩でもしたかなって思ったよ」

トシコ「ハハハハは!、私もナースですから覚悟はしていました。それが突然ボッキマンが家に帰ったきたから、病院で失敗でもして首になったかと思ったよ・・・」

翠「でも、帰ってきたときってどんな感じだったの?」

トシコ「先ず臭い!。消毒薬の臭いが身体にこびりついてさ。それになんかザーメン系の臭いというのかな。しけたオッサンの臭いが混じっていてさ・・・

翠「確かに男の人ってなんかザーメンが固まると固有の臭いがするよね」

トシコ「そうよ。だから浴室に連れて行って全身泡だらけにしてゴシゴシと・・・・・。3回ぐらいは洗ったかな。そしたらようやくいつものボッキマンの臭いに近づいたよ」

晃子「あれも洗ったんだろ?」

トシコ「もち、だってうわっ!、臭ーー!だもん。皮を一杯にむいて。ボッキマンは仮性包茎なのよ。だから結構なかに臭いが残るんだ。だからゴシゴシと柔らかくね・・・」

晃子「柔らかくもんでいたら固くなるよねぇー?」

トシコ「そうよグングンと大きくなって固くなるのよ。久しぶりに見たからうわっ!、立派って思ったもん。そしたらビクビクしているのよ!!!」

晃子「その後は・・・」

トシコ「それで私、思わずボッキマンに抱きついちゃった。そしたら彼が私を抱え上げて立ったまま入れたの、対面体位よ。ボッキンマンも力があるから、私を揺さぶりながら突くのよ。そしたら即一杯射精して・・・。そりゃあ快感だったよん。二人とも泡と精子でまみれてすごい格好だったもん」

晃子「だよぇーーー。休みが明けてからボッキマンは、意気揚々と出勤してきたもん」

夜勤ナースのお茶タイムの時間だった。

さて、残りの看護をするかといってみんな病室へ散っていった。

・・・

真夜中の小樽の街も街灯の明かりを除けば、眠っているように暗く静かだ。

 

 

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ドローイング641. 小説:小樽の翆565. イソップみたいな話

2022年10月04日 | Sensual novel

 

宴の続き

「ベーヤンが今の彼女と知り合ったきっかけは?」

ベーヤン「和恵と知り合ったきっかけは、CFの撮影現場だったよな。埃まみれの黒ずくめの格好で撮影の助手をしていてさ。一番目立たない地味な男みたいな格好で。格好というよりはゴミに近い。すごく痩せていて貧乏を絵に描いた感じだよ」

「そんなのに目がとまったのは、なんで?」

ベーヤン「ふと眼が合って、どこの男だったかなぁーと考えていたら『おはようございます』っていうんだよ。思わず『男じゃなかったの?』と言っちまったよ。それで和恵も笑っていた。『正直な人ねぇー』なんと言われてさ・・・」

榊原「それだけじゃすれ違ってお終いでしょう。切っ掛けがあったの?」

ベーヤン「CFはいろんな会社の人間達が集まって共同制作なの。それで映像会社の社長に、あの男みたいな汚いのは誰って聞いたの。そしたら社長がうちの日雇いカメラマンだけど零細企業だからあまり給料が支払えないのよ。ベーヤン少し面倒見てよ!、だって。社長としては、いい仕事をあげて給料があがるといいなと思ったんだろうね」

「それで・・・」

ベーヤン「じゃあ、原始人みたいなのつれて赤提灯で話でも聞くか。それにもう何日も風呂に入ってないから臭いのよ。もう、ええっ!!、だよ。それでどんな仕事したいのって尋ねた。男みたいな女のできそうな仕事でも探すかと思ってさ」

「それで、仕事を与えたんだ・・・・」

ベーヤン「そうなのよ。それで風の便りでは一生懸命仕事をしているらしい。これで原始人の事は記憶から消えかけていた。この業界ってそんな付き合いが結構あるんだ。それから半年ぐらいたって和恵からメールがきて、『仕事ができるようになりましたから、今度は私が赤提灯でご馳走します』だって。それで以前の赤提灯で待ち合わせたんだよ。だけど店に男みたいな女はいないのよ。そしたらカウンターの奥から声をかけてきた女がいたさ。それがすごく綺麗な女になって別人だったよ。女って磨くとこんなに綺麗になるんだと思って驚いた」

「ベーヤンも原始人みたいなのによく仕事を世話したよね」

ベーヤン「うーーん、なぜだろうね。通り過ぎようと思えば、すれ違う業界なのにさ・・・、不思議だったなあ」

「相性がよかった!?」

榊原「イソップ童話みたいな話ですねぇー」

ベーヤン「だってあのだて眼鏡をして薄汚れた原始人が、突然綺麗になって現れたんだもん。それで酒飲んでいたら、昔からそこにいたような自然な空気があってさ・・・。小さい時の初恋の人に出会った感覚。多分相性がよかったんだろうね。夜にさあ、抱いてもそうなることが当たり前のようにナチュラル。だから今でもフランクに付き合っている。ああいうのを嫁にしたかったよ!!!」

「原始人を無視しなかったベーヤンも偉い!」

ベーヤン「もう上さんのケツどついて追い出したろ!、そう考えたら上さんに家を追い出されたけど、和恵がいるから今は幸せだよ」

「やっぱ相性ってあるんだよ。初めて顔を合わせたのに、昔からの友達みたいな自然な空気というのがさ。だって普通は相手におもねろうとするから、おべんちゃらの連続じゃん。綺麗にみせたいのでうんとお洒落をして化けるわけだよね。それで性欲を恋愛と勘違いして2/3のカップル位はゴールインして仮面夫婦でしょう・・・・。よかったね1/3のカテゴリーで」

・・・

小樽の夜も更けた。

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ドローイング640.  小説:小樽の翆564. 利権、打算、成り行き・・・

2022年10月03日 | Sensual novel

 

ベーヤンと榊原さんとの宴会は続く。

ベーヤン「日本人は、キリスト教みたいに神と契約していないのだから、男と女の会話は全部嘘毎だよ。だから嘘八百ですむわけよ」

榊原「つまり意識的にする会話ってないの?」

ベーヤン「利権が絡むと本気の会話モードだろう」

「利権って?」

ベーヤン「この間なんとなく離婚しよう!、といったらさ、いきなり『子供の養育はどうすんのよ!?』だって。『もう愛していないの?』とかさ別に言い様があるのに、いきなり利権がらみの話だよ」

「愛することより、利権が先なんだ!!」

榊原「おおっ!、利権国家ジャパン」

「でっ、その先は!!」

ベーヤン「そのまんまだよ。そのかわりあまり家には帰らない。「亭主元気で留守がよい」の世界じゃん。じゃあそれで・・・永遠に留守ですぅー(*^▽^*)」

榊原「それってキリストの世界じゃ離婚ものですよ。もっともカソリックでは離婚できなかった。昔はね・・・。だから夫婦は何処にゆくのにも一緒というのがライフスタイルですよ」

ベーヤン「先ず一緒に行動することはない。あんた一人で行きなさい。わたし女友達とお食事会があるもん・・・、だよ。それが普通の夫婦!」

「西洋の星占いだと12のカテゴリーがある。日本の気学だと9カデゴリーがある。男と女の組み合わせを考えれば、144通り、81通りとなる。でっ1/3は相性が良く、2/3は相性不一致カップルということになる。だから日本の夫婦の2/3は相性不一致で暮らしていることになる」

ベーヤン「うちは2/3のカップルだもん、相性どころか未練もないよ。だってさ、発情期になって、やりたい、やらせろ、やった、できた・・の成り行きだもん」

榊原「日本は、利権、打算、成り行き、2/3は愛情なしカップル・・・、おおっ、すっごい社会ですねぇー」

「日本は農本社会のDNAを引き継いでいるもん。愛よりは子供を産んで生産に貢献させるが、至上命題。だから2/3はそんな打算的なカップルだよ。でもベーヤンは最近相性が良い1/3の相手がいるよね」

ベーヤン「神は、見捨ててなかっただよ!」

(*^▽^*)

・・・

街の灯りが揺るぐ小樽の夏の夜だ。

まだ宴は続く。

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ドローイング639. 小説:小樽の翆563. 義理と義務と乱脈があたりまえ

2022年10月02日 | Sensual novel

 

 酷暑といってよい夏が過ぎ去った頃、残暑が残る小樽だ。

いつものベーヤンとフィリピンの榊原さんとホテルのラウンジで過ぎ去る夏の空気を感じていた。

ベーヤン「夫婦って何十年も一緒にいると飽きるよな。飽きない方法ってあるかなあ?」

「飽きない方法!!!・・・、子供つくると男の役割はお終い。そうなると上さんには飽きるから、じゃ他所の女の人にしようという本能はあるよな。もともと多産系本能だよ。ベーヤンのところみたいに・・・」

ベーヤン「うん、うちなんか、愛のない結婚をしたから夫婦なんて倦怠感もいいところさ」

榊原「日本人の多くは愛のない結婚をするんじゃないかなぁー。生殖期になって異性が欲しい同士が、性欲を愛だと勘違いして一緒になったとかさ・・・」

「日本人に愛という概念はないのだろう!?」

榊原「オオッ!!!、悲劇。フィリピンじゃ愛がなくなると上さんはどこかにいっちまうよ!」

ベーヤン「その違いはなんだろう?」

「神との契約の有無かなぁー。日本の神なら誓いはあるけど、神と契約はしないよ」

榊原「契約と誓いは全然違うでしょう」

ベーヤン「うちなんか仮面夫婦で何十年もやってきたから、子供が大きくなったら上さんに愛情のかけらもないよ。子供抱えて出でいけとケツを蹴っ飛ばしたくなる」

榊原「オオッ、フィリピンじゃ歳をとっても愛しているよ!、だよ。日本人は、つまんない人生を歩くね・・・」

「神が民を愛するという概念がないから、日本人は愛という概念が最初から存在しないんだよ。宗教的には自然に活かされているという概念はあるけどさ。といってそれがなんか感動するモノ?、という位だから好き勝手にやっているという感じかな」

榊原「建築がそうだよね。キリストは大工の家に生まれたから、建築は神のものという概念がある。だから最後は建築を神にお返しするわけさ。だからいい加減なモノはつくらない。日本じゃローコスト建築でしょう。それ神となんの関係もない。だからすごく狭いワンルームマンションをつくって得意になっているけど・・・」

「ベーヤンのところって上さんとの相性はどうなん?」

ベーヤン「うち俺山羊座。かみさん水瓶座。日本の占いだと、おれ一白、かみさん五黄だから、どこをとっても全然合わないよ。生殖期にケツ貸してくれただけさぁー」

榊原「それが日本人のライフスタイルかですかぁー!?。愛のない結婚と生殖だけ・・・」

ベーヤン「そうだね。日本じゃそれが当たり!!!、いまじゃ、あんなのいらねぇーよーーだよ

「万事即物的。若い女の子は男の十人切りをしてセックスの勉強をして、学習成果があがったら結婚して義理セックスじゃ燃えないから、技巧を凝らして男を興奮させてガキでもつくって人口維持に努める。だから処女とか神がくれた唯一の夫ですという意識はなくて、やっぱ誰かに開発された生殖能力を発揮した農本主義よ。それが農業からリーマンに変わっただけじゃないかなあ」

榊原「日本の男と女の関係は義理と義務と乱脈があたりまえ。オオッ!、すごい即物的な社会ですねぇー」

「多くの家庭は、そうだよ。もう倦怠感が家の外にまで出ているよ」

ベーヤン「相手を間違えると、そうなるさ・・・」

(*^▽^*)

酒宴は、まだまだ続く。

・・・

小樽も薄暮の頃だ。

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