次々意外なことが起きる訳

安倍首相の辞任は誰も予想しなかった。国の内外、意外なことが次々起きる。しかも些細なことではない。
 世界経済ではサプライムローンから発した世界経済先行きの不透明感。原油などから端を発した物価上昇はデフレの心配を飛び越して急にインフレの心配。日銀も利上げのカウントダウンしていたのはいつの日か。
 2ヶ月前は消費税の「消」の声もなかったのに、突然16~17パーセントと新聞紙面を踊る。
 商社や役所の不祥事をはじめ、怪奇な犯罪まで、驚くことばかり。なぜこんなに意外なことが次々起きるのだろうか?
 我々には予想も出来ない天変地異のような自然現象なのだろうか? 勿論地球上にはそういう人間が解明出来ない多くの問題があることは確かだが、サプライムローンの焦げ付き一つとっても、多くの公的機関も加わって起きたことで、突然起きたとも思えない。誰でもが意外だったとは思えない。
 返済の審査をいい加減にして、借用書を商品にして海外に売る。このことが白昼公的機関も介在して堂々とやられていたのだから、関係者は心配ぐらいはしていたはずである。
 突然事件が起きたかのように報じられ、我々はそのまま驚いてそのニュースを受け取る。
 我々は、情報のネットワークの中ではではどういう位置にいるのだろう?
 大相撲だってボクシングだって、ミーとホープや保険会社だって、今日報道された学力テストの結果だって、現場じゃ常識で、指摘する声はずーと前からあったではないか。自分たちに都合の悪いことは、上司や管理監督する行政、そしてメディアまでもがそれを無視し報道してこなかった結果ではないか。

 

皮肉なことに報道を怠って来た者達がその付けを払わされる、そんな構図になっている。
 見ようによっては騙した人が騙され。いじめっ子がいじめられ、その逆にもなる。投げたブーメランが回って自分を襲う。要するにやりたい放題が出来る暢気な時代ではなくなっていることに、早く気が付いたほうがいい。

意外だと感じ騙される我々にも責任はある

因果応報だ。

 

 

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