朝日の大局

 16日付朝日新聞の社説は 政府の普天間先送りに対し、≪鳩山外交に募る不安≫と題し批判した上、まとめの小見出しに(大局を見失うな)とあった。
 視座に拘っている自分には大変な刺激語だった。
  「日米同盟は日米の安全保障とと繁栄の基盤」だとするオバマ氏の演説を引用し、普天間をめぐるこじれで日米両政府の円滑な対話が出来なくなっては【大局】を見失う事になる、と言うものだった。
 日米安保や普天間の是非はよく分らないが、取り上げる視座に{やっぱり)と念を押された感じだった。
 朝日は、平和(安全)と繁栄を日米の政府の関係で見ている。
 果たして、本当にそうなっていて、両国民は実際ににそう思っているだろうか? 
  一人ひとりにとって平和で安全な暮らしを脅かされているのは戦争だけでなく、異常気象も、新インフルエンザも、経やも社会生活上ももあり、日米の両政府の関係でそれが保障されると実感している人がいるだろうか?
 問題は国や人々の安全や繁栄を何を視座にして見るかによって違っているだけである。
 朝日の視座が特別でないかもしれないが、日米だけでなく実際の世界はこの視座では間に合わない。
 
補足 アメリカで宇宙衛星ワイズを打ち上げた。何億もの星を観察し解像度もよく、宇宙の成り立ちを探るのに大変貢献するらしい。
  疑問なのは行き詰まっている地球を何故 細かく観察しないか。
   望遠鏡の向ける方向が反対ではないか?
  私達が先ずやる事は自分達が 今、どうなっているか、を知る事だと考えている。 これも視座によって違ってくる。
 
  
  
 
 

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