軍隊の増派より不倫騒動

オバマ大統領がアフガンへの3万の軍隊の増派の演説をした翌日のアメリカの4つの主要メディアはニュースのトップにタイガーウッズの不倫騒動を伝えたと言う。
 世界を牽引するアメリカの情報もこんな按配だから、日本のメディアのいい加減さは押して知るべしと言うべきか。
 毎朝、ポストから新聞を入れて主要な記事をチェックして食後じっくり読むのを
 日課にしているが、ここ数日、チェックに時間がかからない。
 それほど注目するような読みたい記事がないからである。
 自分が年をとって細かい事に反応しなくなっているのか、新聞自身が大した意味を持たなくなっていいるのか、自分では分らない。
 それにしても、普通多くの人はメディアの情報によって世界を知り行動している。どれだけ個人が尊重されようと、一人ひとりは情報屋?ではないから、世界の情報を集めることは出来ない。
 今ある情報網から選択するよりない。我々はその空気のような情報を吸って社会的発言や行動をしている。
 しかし、ニュースが変だと感じメディアの信頼感が薄れるのは情報を越えた本能的な感覚かも知れない。
 新聞を読んでも読まなくても、テレビを見ても見なくても、さほど変わらない。 変わらないどころか、これまで伝えられた情報で今日を招いている。
 大事な報道が伝えられていれば、世の中がこんなに行き詰まり崩れているはずはない。必要で正しい情報があれば人間はそれなりに考え行動する。
 大事な事が報道されてこなかった結果今日を招いたのだと思う。
 新聞やテレビ離れが言われて久しい。
 新聞やテレビは商業的だと言われるが、信頼をなくしは情報屋?も商業的にもマイナスではないのだろうか?メディアが必要で正しい情報を提供しないだけでなく、《えげつなさ》を感じるのは 私だけだろうか? (政治は道徳)とも言われるが論評するメディアに不公正さ・乱暴・品の無さを感じて仕方ない。こんな空気を吸っていて、皆大丈夫だろうか?
 要らないおせっかいかもしれないが、ボタンをかけ違い糸の切れた凧のような経済や政治に輪をかけて、人々が行動する道標となる空気になるべき情報のいい加減さに気持ちの持って行き場が無くなり、皮肉の一つも言わなくては 身が持たない。
 ヒトは何時から子どもや孫のことは考えなくなったのかなー。
  私たちヒトは 地上の珍しい生き物になってきた。
 
 
 
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