21日㈯、9時から綾部市環境市民会議(福井圭介会長)の設立20周年記念式典に出席した。
ちょうど今、綾部市では今後10年の新しい総合計画の策定をしておられるが、20年前にも同じように総合計画策定作業が行われていた。父が市長に就任して初めての総合計画策定であった。
その際、総合計画に対する「キラリと光るまちづくり市民提案」という市民のアイデア募集が行われた。資料を提出して綾部市の会議に出席すれば、活動経費として、たしか1万円程度もらえた。
私は、NPO法人あやべ福祉フロンティア、綾部ローターアクトクラブ、レインボープラン実行委員会の3団体からの提案に関わった。
レインボープラン実行委員会は今は市議となっている高橋輝くんと作っていた団体で、山形県長井市で行われていたレインボープランという「生ごみをたい肥化して、その有機肥料で野菜を作って販売する」という循環システムによるごみの減量を提案した。
輝くんと二人で、レインボープランを発案された菅野芳秀さんの講演を大阪に聴きに行ったり、群馬県倉淵村のドイツ式市民農園(クラインガルテン)や大本本部長を務めておられた島本邦彦さんの島本微生物農法を視察に行ったりしながら、綾部市内でも勉強会を開催し、ごみを減らして、生活に循環させることができないかと模索していた。
この時の「市民提案」の一つが「環境問題市民会議」の設立であった。名称は少し変わったが、20年前に「綾部市環境市民会議」が設立され、当初は生ごみ処理機の購入に綾部市が補助するなどの活動も行われていたが、生ごみたい肥化の実現には至らなかった。
そういったことを思い出しながら、式典に出席し、式典後の研修会では環境省制作の映画を鑑賞した。
午後は事務所で事務作業。
夜は同級生がシェアスペース「オスキーニ」をオープンして、親しい人を集めてちょっとしたパーティをするからと誘われて参加した。
20人くらいが集まって、パーティや勉強会などができる良いスペースができていた。
大阪からカンボジア人も来てくれて、カンボジア料理も食べさせてもらった。下の店からのネパール料理も届いた。久しぶりに会う人や初めて会う人もあり、楽しいひとときを過ごした。
22日㈰午後、綾部市市民憲章推進協議会(今村博樹会長)の会員研修会に出席した。
最初に前会長でもある平野正明さんが青年会議所時代に市民憲章の策定に関わられた話や、以後の様々な取り組みの経緯などについて話をされた。
その後はグループに分かれて、座談会が行われた。
綾部市市民憲章は「平和を願い、祈りのあるまちにしよう」という文言が最初に来る。これは他都市の憲章には見られない、綾部市民独特の世界観を表した言葉だと思っている。
その底流には「大本」の思想の影響も色濃くあるが、「大本」の思想は、綾部という土地が持っている思想の影響を大きく受けている。「グンゼ」の創業理念も、この綾部の思想から生み出された。
それを40数年前の綾部青年会議所の方々が「丹の国」構想として、本にまとめられている。
私はUターンした22年前、24歳の頃に、青年団体NEXTを設立して綾部のまちづくりを考えていた頃、この本を偶然手にして、それを読み、自分の考えと同じことを考えていた人たちが、私が生まれた頃にすでに綾部におられたことに驚いた記憶がある。
綾部市がいつまでも「平和を願い、祈りのあるまち」であってほしい。そのためにも綾部市市民憲章推進協議会のますますの活性化を応援したいと思う。
夕方は事務所で事務作業。書類整理と明日の「御用聞きの会」の準備。ぜひ、ご参加ください!