31日㈭、午前中に関西電力の職員が来られて、老朽原発の高浜1、2号機の再稼働に向けた特定重大事故等対処施設に関する工事計画の認可を受けたとの説明を受けた。
「第三者委員会の調査結果がまだ何も出ていない段階で、認可を受けたとしても作業をするんですか?」と聞いたら、「粛々とやる」と言うので、「それはあまりにも国民をバカにしすぎだ」「その工事費も結局は国民からの電気代でやるんでしょ。そんなにやりたいのなら、自分たちが給料をゼロにするとか、電気代を無料にして自腹を切ってやるべきだ」と怒った。
原子力発電というのは「技術と知識と信頼のある人達が、細心の注意を払って取り組むべき事業」であるが、今その「信頼」が大きく揺らいでおり、第三者委員会の「調査」が進行している段階でこういうやり方をするのなら、もはや信頼は取り戻せないだろう。「日が経てば、みんな忘れる」と思っているのだろうが、そんな訳にはいかない。
その工事はどの業者に発注するのだろうか?これまで関電から仕事を受けてきた業者との間に不正がなかったのかの「調査」を今やっている最中に、そういう業者に委託して「粛々と」進めていくのなら、この「調査」がいかに形式的なものであるのかを示している、ということになる。
綾部市はUPZに市域の半分が入り、UPZ内を流れる上林川は由良川の支流であり、由良川は綾部、福知山、舞鶴市民の命の水である。原発がひとたび事故を起こせば、我々は過去・現在・未来の全てを失う。その緊張感がない人達に任せられる話ではない。
夜は鍛冶屋公民館での「御用聞きの会」。鍛冶屋町、小畑町、小西町の方々にお越しいただいた。これで「御用聞きの会」は一段落で、あとは11月に2会場を残すのみとなった。
主なご意見は「本城奥は昨年大きな災害被害を受けたが、その後、治山事業を府と市の協力で順調に進めていただきつつある」「小西西坂線の残された区間の拡幅をぜひ早急にお願いしたい」「小西西坂線に奥小西から出てくるところが左右が見にくく危険だ」「小西西坂線のガードレールの位置が悪く、自転車通学の学生と車が接触しそうになっている」「小西西坂線の改良については、先日、5自治会で土木事務所長に要望した。さらに後押しをお願いしたい」「猫橋から府道に出てくるところの脇に木が生い茂っていて視界を遮っていて危険」「道路パトロールはちゃんと見てくれているのか?」「鍛冶屋町六反と新庄町地域のほ場整備には課題もあったが、府議に相談し、府と話してもらって前に進み始めた。今はボールがこちらにあって、それを準備しているところ。また府にボールを投げ返した時には支援してほしい」「小西西坂線が改良されて良くなったが、猛スピードで走る車もあり、安全対策を考えて欲しい」「地域活性化で小畑への企業誘致を考えているが、綾部市では豊里地域への企業誘致の話はあるのか?」「山陰線の複線化をぜひお願いしたい」「小西の惣持院の裏山の砂防工事を早く進めてほしい」「里山ねっとの宿泊棟の建て替えをぜひお願いしたい」というものであった。
要望の多くは小西西坂線に関するもので、要望はたくさんあって言葉だけでは説明しずらいので、一度、土木事務所の職員に現地に来てもらって、僕も一緒に現地で改善要望を説明し、できることから取り組んでもらおうと思う。