四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

南丹広域振興局の監査へ

2024年10月07日 | 京都府議会

日㈪9時半南丹市園部町京都府園部総合庁舎に集合し、監査委員としての現地調査に向かった。

 最初京丹波町京都府立丹波自然運動公園京都トレーニングセンターを視察した。きょうと地域連携交付金が運営費等に活用されている。

 京丹波町畠中源一町長が出迎えて下さった。畠中町長は同施設の指定管理者である公益財団法人京都府立丹波自然運動公園協力会の理事長もお務めになっている。

 多くの専門スタッフを置いて、府民の健康増進だけでなくトップアスリートのトレーニングにも対応できる施設であることがよく分かった。高速道路で京都市内から1時間以内で来れる立地と利用料金が安く施設も混んでいないということがあり、京都市民も多く来ておられるということだった。

 

 続いては、亀岡市宮前町猪倉の治山ダムを見学した。平成30年9月豪雨で山腹崩壊した箇所を順次、整備していっており、これでほぼ完成ということだった。

 平成30年9月豪雨の記憶があまりないと思っていたら、綾部市はその年の7月豪雨で亡くなられた方もあり、大きな被害を受けた年でその復旧に意識がいっていたのだろう。9月には南丹管内が大きな豪雨被害を受けていたし、強風被害が京都市や山城管内でもあった年だったそうだ。

 

 最後亀岡市ひえ田野町㈱京都佐伯の里(茨木儀一社長)を視察した。

 令和元年に国営のほ場整備事業が完成した後、任意団体の佐伯農家組合を設立され、水稲、ハウス野菜の栽培に取り組まれたそうだ。

 令和4年3月に法人化され、5年6月に農産物直売所「京都佐伯の里」をオープンされた。京都府からはパイプハウス、田植え機、コンバイン等への補助を行っている。

 新米の売り先はすでに全て決まっているとおっしゃっていた。ハウス野菜は「ふるさと納税」の返礼品にもなっていて、販売は好調だそうだ。新規就農者の受け入れにも取り組み、ここ数年で2人の40代の就農者が増えたとのことだった。

 京丹後市のフルーツもたくさん販売されていた。もちろん、丹波栗も。

 

 午後亀岡市の南丹広域振興局にて、部局ごとの審査を行い、私は建設部への質問を担当した。

 国道423号法貴バイパスの全体事業費が42億円から83億円と倍増したことの原因、府道綾部宮島線肱谷バイパスの進捗状況、原発避難路予算の獲得を南丹広域振興局や建設交通部から国や関西電力にもっと要求し、主要地方道綾部美山線(洞峠開通)などの住民の悲願実現を目指してほしいということなどを質問や要望した。

 亀岡市内の桂川の霞提を一部かさ上げしているが、今後の見通し、園部川の防災対策についても聴き、私が求めている「公契約大綱の見直し」について、南丹管内の建設業者の状況についてもお聴きした。


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森林・林業活性化議連

2024年10月01日 | 京都府議会

101日㈫10月に入った。今年もあと3ヶ月。

 11時から京都造園建設業協会(山田豊久会長)との意見交換会に出席「猛暑が与える作業への影響について」という要望があったので、その点について少し質問した。

 今、京都府の「公契約大綱」について、制定から10年が経ったので、時代に合わせて大幅に見直したらどうか?と西脇知事に提案している。その際には「猛暑」「大雪」等への配慮も書き込んだらと思っている。

 

 12時半から議員団会議、13時半からは副委員長を務める文化力と価値創造に関する特別委員会(田中美貴子委員長)に出席。

 宇治市の茶屋「通圓」の24代目当主の通圓祐介社長同じく宇治市の京料理「辰巳屋」の8代目主人の左聡一郎社長お二人を参考人としてお招きして、「玉露」と「出汁」の試飲もさせていただきながら「地域文化の担い手」の活動について、お話を聴いた。

 辰巳屋の左社長土地柄、「抹茶料理」にも取り組んでおられて、6年前に政策調整会議の委員として「宇治茶振興条例」の制定に取り組んだ際にも、料理人の立場から宇治茶についてのご意見を聴かせていただいたことがある。久しぶりの再会だった。

参考:2018年11月26日blog「常任委員会と政策調整会議」

 

 17時45分から、京都府議会森林・林業活性化議員連盟(会長:四方源太郎)総会および意見交換会を開催した。

 京都府森林組合連合会の青合幹夫会長、京都府木材組合連合会の辻井重会長とそれぞれの役員の皆さん、京都府議会の石田宗久議長、京都府農林水産部の小瀬康行部長、建設交通部の西村祥一技監(建築)などとそれぞれの部の幹部の皆さんなど、多くのご来賓にも出席していただいた。

 もともとこの会は森林組合連合会との意見交換会だったが、私が6年前に会長に就任して、「府内産木材の利用等の促進に関する条例」を制定する際にお世話になった木材組合連合会の方々にもお越しいただくようにした。

 今年は初めて、農林水産部だけでなく、建設交通部から建築の技監にも参加していただいた。日本の木造建築の情勢や京都府での府内産木材活用の取り組みなども聴いた。城陽市の府営住宅「城南団地」は木造三階建てで建築しようとしてもらっている。

 川上:森林組合(林業、森林整備)、川中:木材組合(製材、木材チップ、バイオマス発電など)、川下:建設業(大工、設計士など)や市民を木が循環してこそ、川上の森林整備が進むのだと考えており、今後もその連携のパイプとなる議連でありたいと考えている。

 

 意見交換会の終了後は部屋を移して懇親会を行い、多くの皆さんとさらに自由闊達にお話をすることができた。

 京都泊まり。


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常任委員会:総合政策環境部の所管事項の質問

2024年09月30日 | 京都府議会

30日㈪朝8時過ぎに家を出て京都へ。10時から定例監査委員会議に出席。

 11時からは自民党議員団きもの振興議員連盟(荒巻隆三会長)勉強会に出席し、西陣の織物業界の現状をお聴きした。

 

 12時半から議員団会議、13時半からは政策環境建設常任委員会に出席し、総合政策環境部の所管事項について質問した。

 私からの質問は3点。

 1点目は、昨年度、新たに始まった「地域課題解決プロジェクト」の最初の課題として「伝統工芸の振興」を取り上げていただき、西脇知事に綾部市の黒谷和紙にお越しいただいた。

 その時に出た黒谷和紙からの要望について施策にどう反映しているのか?という点。

 2点目は、Iターンの移住者の移住相談に関して。「自治会に加入することのプラス面を説明して加入を促し、移住先の地元住民にうまく溶け込めるように話をしているか?」と質問。

 最後自然環境保全課「ツキノワグマの出没が激しく、住民の不安は大きい。死亡事故が起きてからでは取り返しがつかないので、ツキノワグマの捕殺頭数を増やすべきだと思うが、そういうことを決めるのは自然環境保全課か?」と質問したら、「その数字は農林水産部で決めています」という答弁があった。

 「そんなことはない」と聞いているので「農林水産部が決めたら文句を言わないということか?」と何度も問い質したが、終始、自然環境保全課は「そうです」と答弁した。それなら、農林水産部にもっと捕殺頭数を増やすよう言っていきたい。

 ツキノワグマを「京都府だけで保護する」のではなく、「日本全体で保護する」ように考えを変えてもらって、京都のツキノワグマはもっと減らしてもらおうと思う。

 京都で情報交換のための会合に参加し、そのまま京都泊まり。


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京都府議会と京都府立大学の包括連携協定

2024年09月18日 | 京都府議会

18日㈬朝から京都へ。12時京都府森林組合連合会の森井一彦専務、京都府木材組合連合会の愛甲政利副会長と出会い、今月末に開催する森林・林業活性化議連と森林・林業関係者との意見交換会の打ち合わせ。

 

 京都府議会と京都府立大学が今年度から包括連携協定を結び、様々な活動がスタートしている。議会棟に入ったところには学生が府内各地を回って課題解決の提案を行う取り組みの様子が動画で紹介されている。

 その第1回目は、綾部市鍛治屋町にある京都府森林組合連合会の京都木材センターを訪ねて、新しいスマート機器を活用した林業について学んでもらったようだ。

 若い感性による提案に期待しています。

 12時半から自民党府議団の議員団会議、13時から本会議の代表質問に出席。

 会食の予定があり、京都泊まり。

 

19日㈭11時45分から文化力と価値創造に関する特別委員会正副委員長会に出席。12時半から議員団会議、13時から代表質問に出席。

 京都泊まり。


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知事と監査委員の意見交換会

2024年09月06日 | 京都府議会

日㈮午前中の予定を済ませた後、京都に向かい、15時半から「知事と監査委員の意見交換会」に出席した。

 冒頭令和5年度の決算審査報告書や内部統制評価報告書を4名の監査委員から西脇隆俊知事に提出した。

 報告書の内容については監査委員事務局長が説明し、引き続いて、各監査委員が知事との意見交換を行った。

 私は「公契約大綱の運用等について」を意見交換のテーマに取り上げた。

 この件については、8月5日の総務部の決算審査で取り上げており、その内容を知事に改めて、意見としてぶつけた。

参考:2024年8月5日付blog「公契約大綱について」

 

 京都府の公契約大綱「公正な競争」「地域経済への配慮」「安心・安全の確保」を目的として、平成26年に定められたが、この間、災害の頻発で府内でも大きな被害が出ている。災害復旧や応急対応には地元の建設業者に無理も言ってお世話になってきたが、公契約大綱には「建設工事の一般競争入札では応札可能者数が概ね30者以上になるように」と規定されているため、業者数が減少している京都府北部では、舗装工事等で地域外の業者を入れざるを得なくなっている。

 そういう地域外の業者はいざ災害が起きた時に地元におらず、冬季の除雪作業なども担ってもらえないため、「地域経済への配慮」と「安心・安全の確保」の意味で、これ以上、業者や従業員数が減少することは地域の「安心・安全」に関わってくる。

 そのことに配慮した公契約大綱となるように「そろそろ全面的な改正が必要な時期に来ている」と強く意見を述べた。

 

 西脇知事は国交省や復興庁でこういったルールの改正に取り組んでこられたこともあり、深いところまで詳しくご存知で「実際には、どう改定したらいいと思いますか?」などの質問もしてこられた。

 私たちは建設交通部にそういった現状をこれまでから要望しているし、地域事情は建設交通部がよくご存じのはずだ」と述べ、「ぜひ早期に全面的な改定を!」と求めた。

 昨今の猛暑対策や北部特有の現場の除雪を発注金額に反映させることも求めた。

 他の委員からは「広聴事業について」「文化の都・京都発信の取り組みについて」「一般会計決算と内部統制評価について」に関して、それぞれ意見が出され、知事もざっくばらんにこれに答えておられた。

 そのやり取りを聴きながら、京都府の財政は決して楽観できる状態ではないが「事業の効果を高め、府民の願いをどう実現するかについて、知事は心を砕いておられる」ということを感じた。

 

 19時頃事務所に戻り、書類を整理したりブログを書いたりして、21時には涼子を迎えに福知山に行った。


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私学助成の充実強化等に関する勉強会

2024年09月05日 | 京都府議会

日㈭朝8時に家を出て京都へ。10時から自民党府議団政調会「私学助成の充実強化等に関する勉強会」に出席した。

 私学からは京都府私立中学高等学校経営者協会の中井博之会長(京都共栄学園理事長)以下、役員の方々が来られた。例年は自民党の私学議連の役員だけが会って要望を受けているが、今年は府議団全員向けの勉強会が開催された。

 私学側の説明の後、私は「昨年度の入学生は私学側が定員を440人オーバーしており、それはほぼ1校でその数をオーバーしたということを文教常任委員会で文教課長に確認したが、今年度はそれが是正されたのか?今年度入学生で私学側の定員オーバーは何人だったのか、分かりますか?」と質問した。

 私学経営者協会は「手元に資料がない」とおっしゃったので、「文教課はどうつかんでますか?」と聞くと、文教課長も「手元に資料がない」とおっしゃった。

 私学側からは「昨年度の定員オーバーは230人ではないでしょうか?」と後から答弁があったが、私が常任委員会で確認した数字と合わないので文教課長に質問したところ、「計算方法が違うのではないかと思う」ということだった。

 これについては12時半からの議員団会議で、文教課に改めて説明を求めてほしいとお願いした。

 

 他にもこれまでから議会で主張していることを意見として述べた。

 私学が奨学金や授業料減免を「専願」での入学者に限っているとか、「専願なら合格させるが、併願だと落とす」と専願誘導が過熱するあまり、そのしわ寄せが中3生と保護者にいっていることを改善してほしいと求めた。特進とかスポーツ推薦以外は併願と専願の区別をなくし、自分が行きたい学校の受験をチャレンジできる権利を保障してあげてほしい。

 「綾部市のように公立高校1校しかない町にとっては、この1校は絶対になくせないが、私学も公立も地域にとっては重要な教育資源なので、互いに共存できるよう協力していきましょう」と理解を求めた。

 

 12時半から議員団会議に出席。会議の後は綾部に戻った。

 夜は19時から、会長を務める綾部中学校PTAの運営委員会に出席した。

 11月1日の「ライブオリンピック」でPTA合唱を発表します。練習は3回行いますが、当日だけの参加でも構いません。ぜひ多くの皆さんのご参加をお待ちしております。

 次年度の役員選考に向けての相談もあり、あとはいくつかの行事を終えるとPTAも卒業することになる。

 20歳の小源太が6歳で綾部幼稚園児だった14年前に綾部幼稚園PTA会長を務め、綾部小学校PTAの監査と会長、綾部高校PTA会長、そして綾部中学校PTA会長を2回、妻も綾部幼稚園PTAと綾部小学校PTAで副会長をやり、ずいぶん長くPTAにお世話になった。あと半年を無事に勤め上げたい。

 綾部幼稚園PTA会長の時は幼稚園保育料の値上げ反対の陳情を他の2園の会長と共同で市議会に提出し、1年は値上げを止めることができた。幼稚園で親子バーベキュー大会をしたことも楽しい思い出だ。

 綾部小学校PTA会長としては「綾小応援団」という地域ぐるみで綾部小学校を応援していただく組織を作り、学校の施設改善や綾部幼稚園の廃園反対を綾部市と綾部市教育委員会に要望に行き、トイレの改修や体育館の床や屋根の改修が進んだ。

 綾部高校PTA会長の時はコロナであまり活動できなかったが、市外の生徒が増えていることから、次年度役員に福知山市、舞鶴市から入ってもらうことにチャレンジし、何名か入っていただくことができた。

 綾部中学校PTA会長としては、先生と保護者の交流によって綾部中学校の風通しを良くして、前向きな学校経営が進むようにしたことと、綾部市PTA連絡協議会の改革について昨年度から提案しており、最後はそれを少しでも進めて卒業できたらと考えている。


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少子高齢化社会における地域公共交通

2024年08月20日 | 京都府議会

20日㈫10時過ぎ事務所を出て京都へ。12時半から自民党府議団の議員団会議。13時半から政策環境建設常任委員会に出席し、「少子高齢化社会における地域公共交通の在り方について」をテーマに、京都府建設交通部長龍谷大学文学部歴史学科井上学教授のお話を聴いた。

 なぜ、文学部歴史学科の先生が公共交通を?と思ったが、地理学の先生で龍谷大学にはそういった学部がないので文学部歴史学科に所属しておられるそうだ。

 井上教授の説明の中で、伊根町の「いねタク」という取り組みの話に興味が湧いた。

 年間の利用回数が初年度(2022年)は約8700回と多かったが、2年目(2023年)にいきなり約5800回に下がっていたので、その理由を質問したら「学生の毎日利用が減ったのではないか」ということだった。

 

 私は25年前の1999年(平成11年)にNPO法人あやべ福祉フロンティア(当時は曽根庸行理事長。現在は玉川弘信理事長。事務所:綾部市里町)を立ち上げ、副理事長事務局長として約21年、活動の立ち上げと軌道に乗せることに関わった。

 現在も約70名の運転ボランティアの方々にお世話になって、約1400名の利用会員を約4万回/年の送迎を実施している。(往復は2回として計算)

 私は今はできていないが、立ち上げ当初からの10年ほどは運転ボランティアも時々していた。その中で利用者の方々の生活実態などについてお話を聴いたり、目の当たりにしたりした。

 「いねタク」は伊根町から年に約1100万円の補助金を受けており、あやべ福祉フロンティアも同様に綾部市から約1100万円の補助金を受けているが、受益者数から考えると綾部市では有効に活動できているのではないかと思う。

 あやべ福祉フロンティアは道路運送法の改正以前からこの規模で活動していたため、法改正の時にはずいぶん国交省や運輸支局と話し合いをした。その際に、ずいぶん細部まで詰めて話して、現在のあやべ福祉フロンティアの活動の基礎を作った。

 地方都市での昼間の利用者は、ほとんどが「福祉有償運送」の対象になれる方であるのに、わざわざ制約の多い「交通空白地有償運送」を使うのか?と井上教授に質問したら、教授は「福祉有償運送」の対象者を過少に考えておられたようだった。

 立ち上げ期からのあやべ福祉フロンティアの歴史は「法や規制との闘い」でもあった。国交省は「安全第一」と言うが「それなら地方都市の農村部で移動ができずに亡くなっている命に手を差し伸べてから言うべきだ」と幾度も抗議した。

 

 公共交通の財源の話になると「安全」は置き去りにされて「経済効率」先行で話が進むのに、規制を崩そうとすると現実的でないそういう話になって堂々巡りだった。

 地方を放っておくなら「一切の公共交通に関する規制は地方自治体に委ね、地方住民が相互に話し合って決めたことに口出ししないで欲しい」と東京の国交省にも行って主張したが、なかなか首を縦には振ってもらえなかった。

 東京に行った際に谷垣禎一代議士の事務所に寄って、そのことを説明していたので、許可の最後の局面では福田康夫内閣で1ヶ月半ほど国交大臣に就任されていた谷垣先生に助けていただいた。

 

 また、新設された「ライドシェア」制度は「中山間部では機能しない」井上教授はおっしゃったが、私は「そうではない」「地方都市の夜間の移送に可能性がある」という持論を説明した。「先生にもそういう考えを変えてほしい」と言ったら、「私も今の制度のままであれば…という前提でお話したが、制度が変わればおっしゃるように中山間部にも十分可能性がある」と言っていただいた。

 「規制」は「安全のため」だと言われるが、一方では「既得権保護のため」でもある。「我々も国に声を上げますが、井上教授のような学者の意見は国によく通じるので、先生もぜひ声を上げてほしい」とお願いした。

 

 委員会終了後何件かの協議等の後、綾部に帰った。明日は綾部市から京都府への要望活動のため、朝一番で再び府庁に行くことになっている。


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決算審査終わる

2024年08月07日 | 京都府議会

日㈬昨夜も京都に泊まり、朝9時に府議会へ。今日で監査委員による決算審査は最終日。資料を読んで備える。

 10時から総合政策環境部の決算審査。「移住の取り組み」「大学生との連携」「DMOの活動」等についてを担当。「移住」はおおむね成果が出ていると感じているが、首都圏や大阪での移住セミナーを開催する際に、そろそろ「京都」で売るよりも、「綾部」とか「福知山」とか「亀岡」とか「丹波」「丹後」「山城」というように細かい地名を出していく方が興味を引く時代にもなってきているのではないかと指摘した。

 また、「移住」と「仕事」をセットにした取り組みをもっと強めたらどうかと提案し、就職セミナーは新卒や若手を狙う「移住」とセットにすると中堅世代の「転職」を取り込むこともできるのではないかと述べた。

 移住者でもすぐに可能な「仕事」としては「ライドシェア」が良いと思っている。運転さえできればすぐ始められるのと、道を覚えたり、人と知り合いになるのにも効果的だと思っている。過疎地ではニーズも大きい。

 自治体型ライドシェアのシステムを京都府が整備して、各市町村で取り組むようにしたら良いのではないだろうか?

 「デジタル古文書」の保全についても提案した。

 ネット上には個人の方が投稿しておられる「お城」「寺社」「祭り・伝統行事」「飲食店」「郷土史」などの情報がたくさんあるが、その方が亡くなられた後、その情報は消えてしまうのではないかと懸念している。

 例えば、綾部市にある水平器メーカー㈱アカツキ製作所の元社長である鍋師有さん「なべちゃんのHP試作箱」というページ綾部の歴史のことを調べる際にはよく検索に引っかかってくるので重宝している。

 こういった「京都府」に関わる情報を未来永劫、京都府が管理できるよう、生前に契約できる仕組みを創ってはどうかと提案した。

 答弁では「以前、国立国会図書館の方に教えてもらったことがあるが、世界中のインターネット情報を保管しているサイトは存在するので…」ということだったが、その情報を再利用しようとする際の「著作権」のことなど、お元気なうちに整理しておいた方がその情報を役立てることができるのではないかとさらに提案した。

 京都府に関する「デジタル古文書」の保存は京都府の総合政策部くらいしか考えるところがないように思うので、将来の歴史学、民俗学等の有益な資料として保存の仕組みを考えてほしいとお願いした。

 デジタルは便利だが、長期保存には向かないところもある。「日本の古墳時代で、歴史が残っていない『空白の数百年』というのも、もしかしたらデジタルの時代だったのかもしれませんね」と言ったら、皆さん笑っておられた。

 

 午後商工労働観光部の決算審査。私は「中小企業支援の取り組み」に関する質問を担当した。

 最初「府内の中小企業の賃金は上がっているのか?」と質問したが、ハッキリした数字は答えてもらえずに「最低賃金は上がっているので、上がっているのでは…」というくらいの認識だった。

 日本の国全体や大手企業では賃金上昇しているとの情報はあるが、京都府がつかまないといけないのは「府内の中小企業の賃金がどうなっているか」だと思う。それが上がっていれば施策が成功しているということだし、下がっていれば失敗しているということであり、事業効果を分析する指標として、府内中小企業の賃金についてはサンプル調査でも良いので数字をつかんでおくべきだと指摘した。

 予算が満額使い切れていない補助事業もいくつかあり、そういう残余額は他の人気のある事業に追加補正するとか、あまりケチらずに出すものは思い切って出すようにするべきだと提案した。

 北部産業創造センター(綾部市)と丹後・知恵のものづくりパーク(京丹後市)についても活動状況等を質問した。

 北部産業創造センター「京都フードテック基本構想」で府農林水産技術センターが綾部市に移転してくることに対応して、「農工業」の研究拠点にもしてほしいと考えている。

 

 決算審査の最後は、監査委員事務局と決算審査全体を通しての課題を共有し、今後の監査の方法等について協議した。

 終了後はいくつかの調整や電話連絡を済ませて、久しぶりに綾部に戻り、20時頃まで事務所にて書類整理やブログ書きなどを行った。

 

 今日の昼温二郎は綾部市教育委員会主催の海外研修に参加して、オーストラリアに向けて出発したようだ。

 17時に関空を発って、シンガポールで乗り換え、翌朝10時過ぎにオーストラリアに着くとのこと。

 初めての飛行機、初めての海外旅行が結構長距離の移動であり、家族と離れて約10日間も一人で生活するので不安もあるだろうが、人生の良い経験にしてほしいと願っている。


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ベンチャーチャレンジ職員育成事業

2024年08月06日 | 京都府議会

日㈫昨夜は京都泊で、朝9時に府議会へ行き、今日の決算審査の資料を読んで勉強した。

 10時から人事委員会の決算審査。10時半からは教育委員会の決算審査を行った。4名の監査委員で質問を分担するため、私は「府立高校のあり方について」の質問を担当した。

 「全日制高校の再配置」「学校施設整備」「公立と私立の競争」「入試改革」について質問した。私立高校が「あんしん修学支援金」の充実で学費の無償化が進み、府立高校から私立高校に生徒が流れている。

 住民税非課税世帯に対して、府立高校は授業料だけでなく、制服、体操服、教科書、副教材、iPad、クラブ遠征費なども支援するようにして、学習意欲があっても進学をあきらめる子どもが出ないように、学びの場を提供する役割があるのではないか?学校再配置で経費を節減するのなら、その分をそういった子の支援に回すべきではないかと提案した。

 「入試改革」は3年前には公表することをルール化し、自分がどういう制度で受験するかは早くに分かるようにするべきだとも提案した。

 

 午後知事直轄組織健康福祉部決算審査。

 知事直轄組織は職員長に質問し、まずは若手職員の離職状況を聴取。新人職員は振興局や土木事務所などの出先機関に配属されることも多いが、そういったところの施設は老朽化し、和式トイレが並んでいる。若い子の働きやすい職場にするには、出先機関の職場環境をまずは水回り関係からでも改善していくべきではないかと求めた。

 次に令和5年度は「ベンチャーチャレンジ職員育成事業」について。事業の実施グループが継続2、新規5の合計7というのは少ないのではないかと指摘した。以前は30くらいのグループが取り組んだこともあったそうだ。

 昨年の取り組みでは、中丹東土木事務所の施設保全課「綾部市上林地区における地域活性化を目指して」と奥上林の草壁自治会で鳥獣害対策に取り組んだ事業が異彩を放っていた。

 出先機関で、この事業に取り組んでいるのはこの部署だけだったこともある。

 中丹東土木事務所の加納仙一施設保全課長は、奥上林の古屋自治会につながる府道が土砂崩れで孤立した際には崩れた土砂を徒歩で乗り越えて集落に入り、住民の安否確認をして安心させていただいたこともあり、仕事に対する「熱量」がある方だと思っている。

 加納さんに「無理です」と言われたら「仕方ないな」と思うし、やれる可能性があれば何とかやろうとしてもらえる姿勢を信頼している。

 そういう「熱量」ある課長の下で働くと、このように常に問題意識を持ち、仕事時間外でもこういった研修事業に取り組まれるのだろう。こういう部署や職員グループを増やすことが府職員の意識や能力の向上につながるのではないかと、まずは職員長や人事課が「熱量」を高めて頑張ってほしいとお願いした。

 

 健康福祉部には「京都式地域包括ケアシステム」「高齢者医療福祉計画」「看取りプロジェクト」「健康長寿延伸の取り組み」などについて質問した。

 看取りや在宅療養を増やすべきだというのは2018年4月若手府議で三重県四日市市を視察し、いしが在宅ケアクリニック」の石賀丈士理事長の話を聴いて痛切に感じた。京都府でもぜひ進めるための人材育成や支援制度の構築に努めてほしいとお願いした。

参考:2018年4月12日付blog「自民党府議団・青年局有志での管外視察」

 

 自分の担当する質問ではなかったが、「児童相談所問題」についても質問した。「子どもの意見表明支援事業」で公募される権利擁護専門員の管轄はどの部署か?と聞いたがハッキリした答弁が返ってこない。

 どうも児童相談所が選んで、管理しているようだ。「それでは児童相談所とグルになって、子どもの正当な意見表明の権利が守られているか疑問だ」と指摘した。

 家庭支援センターと宇治児相には専門員が2名ずつ配置されているようだが、福知山児相は1名とのこと。児相や健康福祉部からも独立した専門員が3名くらいは配置されるべきであり、「児相に雇われている」という気持ちがあるようではダメだと訴えた。

 京都府では昨年、児相職員による児童虐待が2件あったが、「児相に保護されている子は悪いことをした子ではない。親から虐待を受けていて保護するのなら、優しく守るべきなのに『制止』する際に軽傷を負わすなど、言語同断だ」と指摘した。

 また、私が今年3月から家庭支援課長に求めている6年前の福知山児相による「誤認保護」事件の総括文書があるのかないのか、いっこうに明らかにされないのはなぜか?とも強く指摘した。

 

 少し前に舘町の府道綾部大江宮津線で物損事故があって、歩道のブロックや柵が壊れたがいつになっても修繕されずに排水溝に壊れた柵が落ちたままで、これからの台風シーズンが心配だと住民の方からお電話があった。

 しばらく決算審査で京都に滞在しているため、豊里地区の後藤光市議に連絡して現地確認を依頼。その上で中丹東土木事務所施設保全課の加納課長に状況を聴いてきてほしいとお願いした。

 その結果としては、現在、自動車の対物保険を使って保険会社が業者の手配を行っているが部材の仕入れなどで遅れているのではないかとのこと。地元からそういう声が上がっていることは保険会社に伝え、早く工事してもらうようにお願いしておきますということだった。

 後藤市議には「お電話いただいた方に報告に行っておいてほしい」と依頼した。

 

 今日も京都に泊まり。


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公契約大綱について

2024年08月05日 | 京都府議会

日㈪午後からの監査委員の決算審査に出席するために京都へ。

 総務部農林水産部決算審査を行った。

 総務部には「府有資産の利活用について」「公契約大綱について」質問した。

 「公契約大綱」「公正な競争」「地域経済への配慮」「安心・安全の確保」のために定められている。

 この「地域経済への配慮」と「安心・安全の確保」に関連して、「府北部の道路舗装工事は府北部の建設業者だけで入札するようにしてほしい」という以前からの主張を改めて求めた。

 災害復旧や除雪といった急を要する業務や道路維持業務地元の建設業者に無理を言って対応してもらっているので、日頃の舗装工事もそれぞれの土木事務所管内で入札するようにすべきだと考えている

 特に綾部市は建設業者の数も減り、従業員の減少と高齢化もあって、これから先の地域維持の担い手確保を心配している。

 京都府の建設交通部にそれを要望すると「公契約大綱で建設工事の一般競争入札では応札可能者数が概ね30者以上になるようにと規定されているので、他の地域の業者も入れなくては数が足りない」と言われるが、そういうことだと、さらに地元の業者が減っていき、地域の安心・安全が守れない。「地域経済への配慮」や災害時の「安心・安全の確保」の点から改善を求めた。

 

 また、最近の猛暑は異常「今年だけ」ということでもないだろうと思っている。暑さ対策として、早朝や夕方以降に仕事をしてもらおうとすると時間外手当が発生する。

 現場で熱中症による死傷者を出さないためにも、そういったことに配慮して「工期を延ばしたり、夏場は発注金額を増額する必要があるのではないか」とも求めた。

 

 農林水産部には林業関係の質問をした。京都府の豊かな森を育てる府民税国の森林環境譲与税の住み分けについて、「市町村交付金を見直さないと市町村事業では、使途が重なっているケースもあるのではないか?」と指摘した。

 昨年の災害被害でも、流木が被害を甚大にしている。「危険木撤去の予算をもっと増額すべきではないか」とも要望した。

 ジビエの解体後の骨や皮の処分について、保健所との調整を京都府が主導して、綾部市、福知山市、舞鶴市が福知山市大江町に整備している焼却施設で受け入れられるようにしてほしいとも求めた。

 また、酒米の「祝二号」が今年から栽培されているが、この新種を開発した際に、最後まで候補に残っていた「京の輝きと祝を掛け合わせた新種」もせっかくなので活かす道を考えてほしいと要望した。超辛口の酒ができると聞いたので期待している。

 京都駅前で懇談会。アトリエボンドの戸村聡里くんにお願いして、3月末の「TRIP HUT(トリップハット)」のお披露目会場で出会ったCOS KYOTO㈱の北林功社長と京都銀行の崗崎謙治さんを誘ってもらった。

 京都府北部の地域づくりについて有意義な意見交換ができた。北林社長は蘇我氏の末裔だとのことで、聖徳太子にゆかりで、もともとは「何鹿(いかるが)郡」である綾部市とも良いコラボができるのではないかと思った。

 今日は京都泊まり。


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文化生活部、警察本部の決算審査

2024年08月01日 | 京都府議会

日㈭10時半から文化生活部・文化施設政策監の決算審査。

 朝から非常に暑い。朝食にサンドイッチを食べながら議員団控室で決算審査の資料を読んで勉強。写真は府庁正門から南側を望む。

 私は「北山エリア整備」「府立植物園の魅力創出」「府民利用施設の活用」の質問を担当した。

 まず冒頭に「北山エリア整備は再度、仕切り直した方がいい」と述べ、持論を説明した。

 「北山エリア整備」が京都市以外の市町村での事業なら、地元自治体は喜んで地元調整を進めただろう。京都市と水面下で打ち合わせを進め、地元調整の目途がついてから表に出すべきだった。

 「現在の府立文化芸術会館を維持したい」と求める声があることは知っているが、現在の場所は府立医大の目の前で、府立医大にガン診療棟を建てたことで駐車場が減った現状を考えると、むしろここは府民の健康と命を守るための土地として活用させてほしい。

 老朽化も相当進んでおり、別の場所に移転するなら「北山」が適地だろう。京都市から誘致要望がないのなら、文化芸術会館は京都市以外の府下の市につくっても良いし、その費用を中丹文化会館や丹後文化会館、長岡京記念文化会館の新築費に回しても良いのではないか?そういう考えはないのか?と質問した。

 「シアターコンプレックス」とか、そういう横文字を使うのも誤解される遠因だ。「コンプレックス」というのは「複合施設」という意味だろうが、日本語では「劣等感」という良くない意味でも使われる。

 

 府立植物園は入園料200円が安すぎる。その割には高校生150円は高い。

 植物園は2000円くらい払ってもらえる施設を目指すべきだ。入園者の数にこだわらず、価値が分かる人が高いお金を払ってでも来るという施設にしてほしいと思っている。

 綾部の子ども達は「東京に修学旅行」というと必ずディズニーランドに行く。ディズニーランドは入園料はもちろん、お土産含めて使うお金は相当額になる。京都にもたくさんの修学旅行生が来ているので、植物園の「博物館機能」をもっと高め、バックヤードの見学などを強化して保存・栽培の技術が学習できるようにすることやナイトツアーの実施など新しい事にも取り組み、「京都の修学旅行なら植物園に行かないと!」と言われるようにしてほしいと要望した。

 

 府民利用施設の活用については、中丹文化会館なども相当老朽化しているが、その利用率は高い。府民文化の底辺を広げるためにも、京都市内の施設と京都市外の施設の整備は別枠予算にして、それぞれに整備計画を作って進めるべきではないかと指摘した。

 

 午後13時から後半の部局審査についての内容説明を受けた後、14時から警察本部の審査を行った。

 私からは交通部に対して「オンライン免許更新講習」「はんなり運転と合図横断の普及」「高齢者の免許返納」などについて質問した後、「自転車の交通安全」の点で現在、綾部中学校での課題である「ヘルメット着用」についても質問した。

 PTA役員や子ども達に説明する際の動画がJAF制作のもので、内容がちょっと分かりにくいので、芸能人などを使って子ども達にも分かりやすい動画を府警本部や警察庁では制作していないのか?と聞いたら、「現在、そういう検討はなされていないが、必要だと思うのでそういう意見を警察庁にも上げていきたい」という答弁があった。

 能登半島地震に関連して、元旦の発災当日から府警本部から捜索や救援のための隊員が派遣されているが、能登半島の状況は府北部の丹後半島とも似ていると言われるため、「支援活動を通して、京都でも活かせることはあるか?」という質問に対しては警備部から「半島で道が寸断されると被災の現地にすぐにたどり着けないという状況があった。そのため、交番や駐在所の警察官の初動対応が非常に重要になると考え、そこに対しての初動の応急処置等の訓練を強化している」と答弁があった。

 

 その後は議会事務局に対する質問で今日の日程は終了した。

 夕方、綾部に帰る途中、17時にもかかわらず京都市内は37度もあった。このとんでもない暑さがまだまだ続く日本は「熱帯」になってしまったと思う。

 18時頃に綾部に戻り、20時頃まで事務所で届いていた手紙や書類の整理、ブログ書きなど。


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監査委員による決算審査が始まる

2024年07月31日 | 京都府議会

731日㈬朝8時家を出て京都へ。10時から定例監査委員会議に出席。

 宇治市にある京都府立洛南病院の事業会計について、医業収益を上げても、その分、京都府からの補助が削減される仕組みでは「病院のやる気を削ぐのではないか?」と指摘。

 患者さんのスムーズな入院治療や在宅復帰のために必要だと昨年、現地監査に行った際に、院長先生から必要性を訴えられた「地域連携室の設置」などの新しい投資に回せるようにできないのか?会計の仕組みを考え直し、良い知恵を出すべきではないか?何度目かの指摘をした。

 洛南病院は精神科の病院で、どうしても一人一人の診療に時間がかかる上、救急に対応するとなると経営的には難しいため、民間ができないので京都府が行っている。

 病院事業会計は毎月赤字で年度末に京都府が補助金を入れて赤字を埋める仕組みになっている。このやり方だと「新しい設備や人員の投資をしよう!」という発想になりにくく、年度当初に京都府が補助金相当額を病院事業会計に入れて、年度末に精算する仕組みにしたらどうかと何度も言っているが、健康福祉部は今日も「法律上、難しい」という回答だった。


 他にも、今日は盛りだくさんの内容で、12時過ぎまでかかったが、前月までに指摘していたことについては、監査委員事務局がそれに対応する資料を用意し、改善策も考えていただいており、心強く感じた。


 午後からは監査委員による決算審査が始まった。途中、予備日を挟みながら5日間にわたり、4人の監査委員で全ての府の部局、教育庁、警察本部、議会事務局、人事委員会の昨年度の決算を審査していく。

 監査委員の決算審議の結果を9月上旬に知事に提出し、次は府議会の決算委員会に付されて、府議の半数によって9月議会で審議されることになっている。


 今日は建設交通部と危機管理部に対しての審査を行った。

 建設交通部には、まず道路整備について。新名神(大津~城陽)や京都縦貫道(大宮~峰山)の進捗状況そのアクセス道路の整備状況と整備効果について質問した。

 京都府の道路改良率は全国41位から上がらないため、早期の整備が求められている。

 

 次に舞鶴港について。「他の日本海側拠点港と比べても、舞鶴港は差がつきすぎではないか?以前は同規模であった敦賀港との差もずいぶんあるように思う」と指摘した。

 新しく着任された港湾局長前任地が敦賀港だったそうで、「自分は敦賀の状況もよく分かっているが、舞鶴の持つ可能性は全く負けていない。3隻が直線で同時接岸できる港はなかなかない」と舞鶴港の振興に意欲を持っておられて安心した。

 先日、広島県尾道港の「U2」を視察してきたが、ああいう施設が舞鶴にもあったら良いと思った。「ここ数年で赤字から黒字に転じている三セクの㈱舞鶴21が抱える過去の負債はいったん整理して今の体質から脱却させ、舞鶴港に人が集まるための新たな投資もやっていこうという意欲が出るようにしたらどうだろうか?」とも提案した。

 

 1期目の府会議員になって2年目の時に多くの負債を抱えていた「京都府森と緑の公社を廃止」して負債を整理するように提言し、それを実現した経験がある。その時も同じように、過去の負債を引きずらずに新たなことを考えることができるようにするべきだと訴えた。

 相当長いですが、そのことを最初に発言した時の京都府議会の議事録の抜粋を掲載しておきます。


2012年7月2日京都府議会農商工労働常任委員会

四方委員
 森と緑の公社についてお伺いしたいんですが、この森と緑の公社について、平成23年度はどんな収入が幾らぐらいあって、支出がどんなふうにあってという、その収支のばくっとしたところを教えていただければと思います。

平井林務課参事
 平成23年度の公社の収支でございますけれども、主な収入としまして、補助金なり間伐収入がございまして、収益のほうが1億9600万円ございます。これに対しまして、費用のほうが事業費、管理費で6億2900万円ございます。これ以外に、借入金等の収支で4億3000万円ほどございます。当該年度の正味財産の増減でいきますと、収支プラスマイナスゼロという形になっております。

四方委員
 これは借入金でマイナス分を埋めて、収支差額がゼロということなんですか。

平井林務課参事
 事業費の不足分につきましては、先ほどございましたように、政策金融公庫等からの借入金なり、京都府からの借り入れという形になっております。

四方委員
 府の支援は、例えば利子補給ですが、平成22年は利子補給が1500万円で、平成23年は3億2400万円ですかね、1年で利子補給の額がはね上がっておるんですが、これは何か理由があるんですか。

平井林務課参事
 平成23年度からは、利息相当、来年度の利払いにつきましては全額京都府からの利子補給をするという形で対応しておりますけれども、平成22年度につきましては、年度途中の補正から対応いたしましたので、額については差が出ているという状況でございます。

四方委員
 これもざっと見て、例えば出資金1300万円ぐらいなんで、会社でいえば資本金が1300万円ぐらいの会社に226億円も借金があって、利子補給だけで、毎年3億円ぐらいを出してもらっている。僕がもし会計士でしたら、これはもういったん借金も整理して、やり直したほうがええんやないかとアドバイスするんやないかと思います。この(森と緑の公社のあり方)検討会には立派な方がたくさん集まっておられて、こんなん数カ月もかけんでも、すぐパッとわかるような話やないかなと思いますが、京都府として、これ226億円、検討会の結果が出たとして、何かお考えはあるのですか。

今西農林水産部長
 先ほどもご説明させていただきましたが、基本的にはそういった経費については、森林勘定ということでの資産として上がってきますので、決してマイナスが出ているというような決算になっているわけではございません。ただ、今もご議論いただいていますけれども、将来、これが幾らで売れるかということによって、この226億円が正直決まってくるということがございますので、この中でのご意見でも、今の値段で考えるのではなくて、将来2割ぐらい下がったということも含めて考えていく必要があると、そういったご意見もいただいておるということでございます。だから、そういうようなことも想定しながら、将来、通常の京都府の森林は、大体45年生以上ぐらいになってますけれども、公社の場合には少し遅く、昭和42年から始めておりますので、そういう意味では伐採できる時期が少し先になるということがございますので、そういったことも十分勘案して今後検討してまいりたいと考えております。

四方委員
 これ多分、一番危険で、私が銀行マンだったら、例えばそれが資産になると言われても「ハイ、そうですか」とは多分納得せえへんと思いますね。特に立木は昔ならそれは大きな資産やったと思いますが。(中略)これ今の金額でいけば、226億円の借金は順調に返済もしていけて大丈夫だという金額なんですか?今の木材価格でいけば。

今西農林水産部長
 もうそれは委員おっしゃるとおりでございまして、今の現状を考えますと、そういう現状にはないということがございますので、この間もいろいろと例えば公社の人員を削減するとか、それから事務所も小さくしていくとか、いろいろな経営努力というようなことも含めてやっておりまして、正直なところ、今のところ大変厳しい状況にあるという認識はいたしております。

四方委員
 例えば(公社が保有している)立木を京都府が買い取って、それで(226億円の)借金を一回チャラにする。毎年3億何千万円という利子だけを京都府が支援していかないかんとしたら、銀行だけ儲けさせとるような感じでしょう。森林の労働者は例えば平均月収が12、3万円とか、今日、資料見せていただきましたが、そういうことを考えると一番給料の高い銀行ばっかりに、どんどん、どんどん支援して、給料の低い林業はいつまでたっても伸びていかんような形なので、その立木をとりあえず京都府が自分の資産にして、要するにつけかえて、その分のお金を返して、もう利息を返さんでええような状態にして、あとは木が売れた分だけ京都府がお金返してもらうような形にしていくなり根本的な対策をとらんことには恐らくどうにもならんなと。パッと見ただけで、素人的に見ても思いますので、専門家の方たちがどういう結論を出してこられるのか、また次の時に聞かせていただこうと思いますが、恐らくそういうことではないかと思います。以上です。


2014年6月6日付 日本経済新聞より

 京都府などが出資し、森林整備事業などを手掛ける一般社団法人「京都府森と緑の公社」(京都市)は5日、京都地裁に民事再生法の適用を申請したと発表した。負債額は229億円。事業は府が引き継ぎ、公社は来年3月末をめどに解散する。

 府は公社に貸し付けている49億円の大半を放棄する。残りの負債を肩代わりするため、第三セクター等改革推進債(三セク債)を発行して全額返済する見通しだ。三セク債の金利分を合わせ、最終的な府民負担は240億円以上に上るとみられる。

 公社が整備する森林は277カ所で広さは計4412ヘクタール。このうち約9割の244カ所は府が引き継ぎ、27カ所は所有者に返還する。残りの6カ所については地権者らと取り扱いを調整しているという。

 1967年に設立した公社は府が75%出資する。山林を所有者から借り、スギやヒノキを50年以上かけて育てた後、伐採した木材の収入は所有者と公社で分け合う計画だった。ただ外国産木材の流入に伴う国産材価格の低迷などで将来、計画通りの収益を上げるのが難しいと判断。府は2064年度に504億円の債務超過になると試算し、昨年2月に公社の解散方針を打ち出した。


 これに比べると、㈱舞鶴21の負債は約4億円。京都府が早く決断して、新たなことができる体質に改善すべきだろう。

※参考令和5年9月京都府出資法人の自己評価報告書及び経営状況報告書㈱舞鶴21は49ページに掲載

 

 公共交通について昼間のバスだけでなく、夜の公共交通をもっと積極的に考える必要がある」と述べ、「ライドシェアの制度を国にもっと柔軟にしてもらって、特に地方都市で運用しやすくするべきだ」と提言した。

 

 危機管理部には今年完成した京都府危機管理センターの機能使用状況について質問した後、最近の警報発令、解除のことについても疑問を質問した。

 また消防団員の確保について、難しい問題だし、様々な手を講じていただいているのは確かだが、団員の減少と高齢化を見る時に、今の施策だけでは効果が上がっていないと思う。

 「わがまちの消防団強化交付金」は以前のように、各分団に団員数×5000円を現金で支給し、必要なものを必要な時に買える、使える仕組みに戻す方が良いのではないかと提案した。

 さらには消防団員の増加には、勤務先と家族、地域の理解が必要だとも述べた。

 「消防団活動を通して様々な資格取得の受験料を消防団で負担する、講習等の機会をつくるなど、送り出す企業のメリットを高めるのはどうか?」「女性消防団や子ども消防団は家族の理解を得ることにつながるので、さらに進めるべき」「最近は火災での出動以外にも水防や行方不明者捜索など、活動が広がっていることを地域にアピールして、若い人が必要だと訴えること」などを提案した。

 

 夜は京都に泊まった。


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岡山県真庭市へ

2024年07月26日 | 京都府議会

26日㈮朝9時広島県福山市のホテルを出発し、バスで岡山県真庭市へ。

 真庭には京都府副知事の太田昇市長がおられ、就任された頃に自民党府議団で訪問したことがある。私にとっても、府議になった当初に公舎会等でもお世話になった懐かしい方だ。

2014年2月3日付blog「真庭市へバイオマスツアー」

2014年2月4日付blog「バイオマスツアー2日目」

 10年前は様々な取り組みがまだ始まったばかりだったが、それが順調に進んでいる様子を真庭市役所で説明していただいた。太田市長は今日は大阪万博関連の関西出張で不在にしておられた。

 

 昼食真庭あぐりガーデンという真庭市で浄化槽管理などをしておられる十字屋グループが運営しておられる施設で食べた。

 真庭市では家庭から出る生ゴミを分別して回収し、液肥にするプラントを近々、開設されるそうだ。現在は実験的に3000世帯の協力を得て、生ゴミから液肥を作って無料で配布しておられるとのことだった。

 25年ほど前、私は「綾部でも生ゴミから肥料ができないか?」と考えていた。

 今は市議になっている高橋輝くんと二人でレインボープラン実行委員会という組織を作って、平成11年9月には綾部市に提言書「生ゴミがつなぐ台所と農業(レインボープラン)」を出したこともあった。

 その提言した内容が「環境問題市民会議の設置」というものであり、これが現在の「環境市民会議」につながっている。

 この時は、山形県長井市で進められていた生ゴミの地域循環事業「レインボープラン」の考案者である菅野芳秀さんの講演を聴きに大阪へ行ったり、群馬県倉渕村のクラインガルテン(ドイツ型市民農園)や滋賀県水口町の島本農園(微生物と酵素を活用した農法)を視察に行ったりしていた。

 

 真庭市では「お節介野菜」という取り組みがあるそうだ。規格外や売れ残りの野菜をカットして販売し、フードロスをなくそうという取り組みで、最初は数人のおばあちゃんから始まった活動が今は100名ほどの協力者に増えているそうだ。

 これは綾部市でも考えられそうだ。

 

 午後真庭市観光局真庭市バイオマスツアー」に参加し、まずはバイオマス発電のための未利用材等のストックヤードと木材チップ工場を見学した。真庭木材事業協同組合の藤井瑞穂課長から説明を聴いた。

 10年前に見学した際には、バイオマス発電所の完成前だったので、チップは米子の王子製紙に販売されていた。今は多くのチップを近くの真庭市バイオマス発電所に納めているとのこと。

 続いて、真庭バイオマス発電所を見学した。坂本多加雄所長にご案内いただいた。

 真庭市では良い循環の仕組みを構築されていると感心した。

 真庭市議会報を読むと市長と議員が丁々発止のやり取りをしておられるのがよく分かる。議会も活発に議論されているのだろうと思った。

 

 これで視察は終了し、再び岡山駅に戻って、新幹線で京都駅へ。

 綾部市出身の京都府職員である藤岡栄さんの誘いで、藤岡さんの住んでいる北区選出の津田裕也府議綾部市、福知山市出身の府職員の方々と懇談。最終の特急で綾部に戻った。


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常任委員会の視察で岡山、広島へ

2024年07月25日 | 京都府議会

25日㈭朝7時12分発の特急京都駅へ。京都府議会の政策建設環境常任委員会(宮下友紀子委員長)の管外視察岡山県、広島県を訪れた。

 岡山駅で新幹線を降りて、バスで倉敷市へ。昼食を倉敷美観地区で食べたので20年以上ぶりに美観地区に足を踏み入れた。外国人観光客は京都や東京に比べると少なく感じ、それほどごった返してはいなかった。

 最初の視察地倉敷市真備町。吉備真備ゆかりの地であるそうだが、記憶に新しい平成30年の7月豪雨で大きな被害を受けた地域だ。この時は綾部市でも3名の死者を含む甚大な被害が発生した。

 市内を流れる高梁川その支川である小田川の合流点の3キロほど上流で堤防決壊し、大きな被害があったため、合流点を下流に付け替えるという大規模な工事が令和元年から5年かけて行われていた。

国交省岡山河川事務所の所長や倉敷市の職員から現地でも説明を受けた。

 川の流れを変えるという大規模な工事があるのだと驚いた。美しい護岸が整備された新しい大きな川が完成していた。

 近くで今月完成した倉敷市の「まびふれあい公園」も見学した。公園の中心にある管理棟隈研吾氏の設計だそうだ。真備町の名産の竹が使われていた。

 

 次は広島県尾道市へ。尾道港にある広島県所有の倉庫を改装して「U2」という宿泊、レストラン、物販などを行う複合施設が官民連携で整備されている。

 ここには7年前の自民党府連青年局の幹事長時代に、党本部青年局の研修で訪れたことがあった。たしか、この時は党本部の予算がつかず、「有志研修」という形で行き、広島県連の皆さんに大変お世話になった。

2017年7月20日付blog「自民党青年局有志研修で広島県へ」

 当時はまだオープンして間がなかったが、今では尾道市の観光スポットとして定着しているようだった。サイクリングをする人が自転車も部屋の中に入れられる宿泊施設があり、75%ほどの稼働率で繁盛していた。

 こういうオシャレな空間でワインでも飲んで夕陽を眺めたいものだ。

 夜の宿泊は、隣りの福山市に泊まった。

 せっかく視察の受け入れをお世話になったのに「尾道市には泊まらないのか?」と議会事務局の職員に聞いたら、「探したんですが、議会の規定範囲内の宿泊費でこの人数で泊まれるホテルがなかった」とのこと。

 しまなみ海道の出発点でもあるので、尾道市も人気が出てきて、価格が高騰しているのだろうか。


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北陸新幹線について、常任委員会で質問

2024年06月25日 | 京都府議会

25日㈫朝から京都へ。12時半から議員団会議、13時半から政策環境建設常任委員会(三日目)に出席し、建設交通部の所管事項の質問を行った。

 今日は2点、質問した。

 1つは「北陸新幹線」の敦賀以西問題について。

 現行の小浜京都ルートは、「芦生の森」や「かやぶきの里」、そして由良川の源流がある美山町の自然環境問題や京都市の地下水問題、残土処理、難工事などの理由で、多くの反対が予想され、「実現は難しい」と当初から考えている。

 小浜京都ルートに決まった時は舞鶴ルートが落選して落胆していたところ、我々と同じく舞鶴ルートの推進者であった西田昌司参議院議員から「小浜京都ルートなら、京都府の負担はゼロ」だと言われて、「京都府が負担ゼロなら京都府は関係ないんで国の責任で進めたらいいけど、たぶん反対に遭って頓挫するだろう。お手並み拝見」と高みの見物を決め込んだ覚えがある。

 案の定、南丹市美山町では住民の反対に遭って、いまだ調査は終わらず、何の発表もないまま7年ほどが過ぎた。

 「京都府の負担ゼロ」という話もいつの間にか、消えてしまったようにも言われている。

 新聞報道では与党PTが「来年度の着工」を求めているとあるが、もしそうなったら京都府のお金の負担はいつから始まり、いつまでになるのか?と委員会で建設交通部に問うと「工事期間ずっと」という回答だったので「早ければ来年度から15年ほどにわたって4000億円近い金額が京都府の負担額になるということか?」と聞いたら、「今のスキームのままで請求されたらそうなる」という答弁だった。

 7年前の大雑把な見積もりで2兆1千億なんだったら、今は資材や人件費の高騰で何倍にも跳ね上がっていることだろう。

 京都府の負担金額をハッキリさせないままに「来年度着工」と言っている与党PTには腹立たしさを覚えている。

 

 2点目の質問「無人駅の駅再生プロジェクト」について。7年ほど前山家駅もこの事業で駅前がリニューアルされたが、今後も引き続き、京都府が支援するつもりはあるのか?と問うと、「現在も宮津駅等で事業を実施しており、地元自治体から要望があれば対応する」という答弁があった。

 山家駅を起点とする綾部市東部の活性化事業が動き出しつつあるので、京都府を絡めることも考えていきたい。

 

 公舎会。北部府議と知事、副知事、正副議長らの懇談を行った。

 役員改選があり、2度目の公舎会の「村長」に就任することになった。公舎会ではなぜか、「会長」ではなく「村長」と呼ぶことになっている。補佐役は「助役」といい、そちらは舞鶴市選出の小原舞府議が就任された。

 二次会に連れて行ってもらったお店霊媒師の方がおられて、声が出なくなった原因を観てもらったら「コロナワクチンです。3回打ったでしょう?」と言われた。

 たしかに3回打ったが、3回打った人は一番多いのではないだろうか?


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