7月31日㈪、朝から京都に向かい、午前中は月例の監査委員会議に出席。
午後は監査委員による部局別監査が始まった。4人の監査委員が質問内容を分担し、部局ごとに質問をしていく。まずは文化生活部から始まった。
文化庁の京都移転の効果やその実感を府内全域にどう広げていくか、ということと、人口増加から人口減少・少子化に時代が変わり、私学振興補助金の意味も変化していくのではないかという2点について質問した。
私学振興補助金については、ここ数年は生徒数が増えていないのに予算が増額されている。市町に公立高校しかない地域の学校を守るためには、対等な競争環境をつくるために、そちらにも予算を回して設備や内容の充実を図る必要があると思っている。
大阪府の「高校無償化」で進められようとしている「キャップ制」(国と府の補助金の上限額を60万円と定め、それを超える授業料については学校側が負担する制度)には批判もあるが、「無償化」の財源を全て税金で賄うのではなく、一定、私学にも負担してもらうということは私は理解できる。
続いては、健康福祉部の審査。こちらでは新たに整備されるリハビリ支援拠点のことや府北部の医師・看護師・介護士不足の課題について質問した。
府北部での医師確保には、北部医療センターが若い医師にとって働きやすく、北部が生活しやすい環境にする必要があると思っている。そのためにはどういう場所に、どういう形で立地するべきなのかをよく検討していかなければならない。
終了後、森林・林業活性化議連の総会のことで事務局と打ち合わせ。夜は京都に泊まった。
8月1日㈫10時から、昨日に引き続いての部局別監査。午前中は商工労働観光部に雇用対策について質問。DX人材、障害者や就職氷河期世代の雇用、外国人労働者の導入に関して。
午後は警察本部と危機管理部。警察本部には近年の犯罪情勢を聞いた後、高齢者を取り巻く犯罪や事故を防ぐために田舎にも防犯カメラを積極的に設置してほしいと要望。また、現場の警察官の二次災害を防ぐためにも、雪道や災害時の悪路でも走行できるジープやランドクルーザーをパトカーとして配置していくことを警察庁に強く求めてほしいとも要望した。
危機管理部には新型コロナウイルスの経験から今後に活かすこと、新設される危機管理センターの整備状況、消防団員数の確保に向けた方策について質問した。
終了後、少し打ち合わせなどして、綾部に戻った。19時半からは児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会の勉強会で「一時保護開始時の司法関与」に関して、オンラインで当事者のお話を聴かせていただいた。