4日㈮、2月府議会が開会。令和4年度当初予算が西脇隆俊知事から提案された。
会期中には予算特別委員会も開催される。今年は委員に選出されるので、できる限り良い予算にしていくために意見を言いたいと思っている。
まん防の発令により、飲食店等への協力金の支給予算等を開会日に採決してしまう必要があり、本会議⇒全員協議会⇒予算特別委員会分科会⇒予算特別委員会全体会⇒本会議で補正予算の一部が議決された。今年度はコロナによる追加補正予算が多く、自民党府議団を代表し、5月に続いて、2度目の賛成討論を行った。



夜は綾部に戻り、19時から西脇知事を支える綾部市民の後援組織である活力京都・綾部会(塩田展康会長)の幹部役員会に出席した。
4年前から引き続き、幹事長を務めており、他の役員構成についても皆さんの賛同をいただいたので、2月下旬には本部役員会を開催し、3月24日からの知事選挙の準備を進めていく。
一般質問の登壇日は2月14日㈪の3番目(14時15分頃から約30分間)と決まりました。
一般質問4項目のうち、③府立高校の在り方についての原稿を下記に掲載します。
次に「府立高校の在り方」についてお伺いします。
現在、京都府教育委員会では「府立高校の在り方ビジョン」を策定されており、内容を拝見させていただきました。
「はじめに」の次のページには「第1部 府立高校を取り巻く現状と課題 1社会の急激な変化」とあり、京都府の人口減少、特に子どもの数が減るという見通しが示されています。
私は、地方で人口が減っているのは、政府による中央への人口誘導政策の結果であり、その政策をひっくり返せば、地方の人口は自然に増えると思っております。その地方の人口を増やす時に最も重要な要素は「教育」であり、「教育」を活用した「教育移住」に力を入れるべきだとも訴えております。「府立高校の在り方ビジョン」にはそういった訴えがどこかに反映されているのかと期待していましたが、記載がなく残念に感じております。
「在り方」という言葉は辞書では「ある物事の、当然そうでなければならないような形や状態。物事の正しい存在の仕方」と説明されております。「府立高校の在り方」としては、地域の状況や時代の変化に平仄を合わせただけで良しとするのではなく、地域活性化の拠点となり、時代の変化を自らが創り出す存在であってほしいと願っています。「教育移住」についても「在り方ビジョン」に反映させ、府立高校を人口減少地域における人口増加対策の拠点とすべきだと思いますが、お考えをお聞かせください。
さらに「府立高校の在り方ビジョン」の最も重要であろうビジョンは最後の方にサラッと遠回しに書いてあります。「目指す方向性 ①魅力ある府立高校づくりに向けた再編整備の検討」という部分です。こう書いてあります。「府立高校の再編については、生徒数の減少のみに着目した一律的・機械的な基準は設けないことを前提としつつ、地域の実情等を考慮しながら検討する」。
それに続けて、「例えば」として「交通の利便性が高く、選択できる高校の多い地域については一定規模の教育環境の確保や、学科等の選択肢をバランス良く配置するといった視点からの再編も検討する」とありますが、京都府北部のような「交通利便性が高くない地域」のことには言及がありません。
人口減少地域である京都府北部の府立高校にこそ、分校と本校の統合や学校再編など、将来を見通した課題の検討と対策が早急に必要ではないかと考えますが、今回の「在り方ビジョン」でこれに触れないのであれば、府北部の府立高校に特化した「在り方ビジョン」が全体ビジョンとは別に必要だと思いますが、それについてのお考えをお聞かせください。
また、私の地元の綾部高校には普通科特進コースが設置されています。
これは2013年6月議会の代表質問において、綾部高校の学力向上対策について私が質問し、当時の小田垣教育長の答弁によって実現した府立高校で唯一の特進コースであります。
特進コースの「在り方」、すなわち、「特進コースとして当然そうでなければならない状態、正しい存在の仕方」について、これまでおよび現在の綾部高校・特進コースの在り方をどう検証され、今後さらにどう充実させていこうと考えておられるのかについても、あわせてお答えください。
さらに綾部高校は京都府北部ではたった一校になってしまったスポーツ総合専攻を持つ府立高校でもあり、京都府北部のスポーツのレベルアップにも貢献しなければならないと考えます。
しかし、綾部高校では生徒が筋トレを行うトレーニングルームは建物も器具も老朽化していますし、合宿所として使われてきた同窓会館は雨漏りで使えなくなっています。こういったハード面での改善も含め、今後どのように充実させていくお考えなのか、お答えください。