四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

私立高校の専願誘導に関して

2023年09月28日 | 論評・研究

 28日㈭朝、綾部中学校の小林治校長が事務所に来られて、打ち合わせ。

 議会のため、京都に向かい、12時半から議員団会議、13時半から文化生活・教育常任委員会に出席し、文化生活部の所管事項の質問。

 昨日の教育委員会に引き続いて、私立高校の行き過ぎた生徒確保について質問。私立が「専願なら多少点数が低くても合格させるが、併願なら分からない」と露骨に中学校に言ってくるのはやり過ぎではないか?と思っている。

 このことは9月22日の本会議一般質問でも西脇知事に質問した。※写真は本会議での一般質問の様子。

 本来、専願というのはスポーツ推薦とか、成績優秀者の特待生とか、特殊な実技試験を要する学科であるとか、そういう場合に使われるのは分かるが、一般受験生にまで適用するのはどうかと思う。私立が専願誘導するなら、公立高校は前期と中期で分けずに前期で一度に合格者を出せば良い。あえて中期に大きく定員を残しておくのは、私学と併願してもらうためだ。

 「私学の側が一般受験生にも専願誘導をするのを文教課が良しとするなら、公立高校は前期で定数いっぱいまで合格させるように教育委員会に申し入れるがいいか?」と質問しても、「私学は建学の精神に基づいて独自の受験制度を工夫しておられ…」とよく分からない建前論を繰り返すばかりで、文化生活部の文教課から222億円も毎年補助金を出していながら「私学に物が言えない」という答弁だった。

■私学も教育委員会で所管したらどうか?

 そんな「他人事」のように対応するなら、教育のことは教育委員会に任せ、私学も教育委員会に所管を移管すれば良い。もともと私学は宗教法人が創設したところが多く、それゆえ宗教法人を所管する文教課が一緒に所管しているが、宗教と教育は独立したものなので、片手間で所管するのは良くないと感じた。

 公立高校が第一志望校なら、それを諦めて「私学専願」にしなくても、公立と私立を「併願」できるように制度を配慮すべきだ。両方合格した後でどちらに行くか自分で選択できる、もしくは第一志望に合格できなかった場合には諦めて第二志望に行くことを自らが決めることによって、高校進学後の中退者を減らすことにもつながると考える。

 ほぼ100%高校進学を望む時代になっており、公立は後期受験をもっと活用して、中期でも合格校がなかった子に対してのセーフティネット機能を高めれば良いと思う。

 子どもの数が少なくなっているから奪い合いになっているのは分かるが、結局、不安がらされるのは公立高校ではなく、中学3年生とその保護者だということをよく考えてもらいたい。

■府内の私学の平均授業料は74万円

 あわせて、京都府内の私立高校の授業料で一番高いのは、どこの高校のどの学科か?と質問したところ、「同志社国際だったか、98万円です」という答弁だった。「もっと高額な授業料の学科もあるように聞くが」と再度質問したところ、「学科によってはそういうところもあるかもしれないが、一般的なコースで一番高いのは98万円」という答えだった。「それでは、平均の授業料は?」と聞くと「74万円ほどです」ということだった。

 大阪府では「所得制限無しの高校無償化」を進めるにあたり、私立高校の授業料補助上限を63万円とする「キャップ制」を導入している。63万円を超える額は私学の負担になる。大阪府の私学は授業料63万円で学校運営するのに対して、京都府の私学は74万円で大阪府より10万円ほど高い。授業料以外にも教育充実費や寄付金など、いろいろと納めなくてはいけないようだ。

■学校体育館のエアコン設置、私学は60%で公立は0%

 さらに「私立高校ではトイレの洋式化はどれくらい進んでいるのか?」との質問には「把握していない」という回答だった。そういうことの把握もせずに、「私学は設備が老朽化し、学校経営が苦しい」としているのはどういうことなのか?と指摘した。

 すると「トイレの洋式化率のデータはありませんが、学校体育館のエアコン設置の整備率のデータはありました。6割です」という答弁が返ってきた。6割は少ないという意味だったのかもしれないが、昨日の公立高校の学校体育館のエアコン設置が0%だと聞いた後だったので、他の議員の皆さんも公立と私立の設備の差には驚かれたのではないだろうか?

 設備の差や授業料といった実情を把握せずに、ただただ私学への補助金の増額を求めていくことでは理解が得られないと思っている。

■今議会、私学助成の充実に関する意見書は提出せず

 毎年、9月議会では「私学助成の充実強化等に関する意見書」を自民党府議団から提案して可決してきたが、今年は「現状の公私の差を考えると、私学のみ充実させる意見書では賛同できない」と私は議員団会議で意見を述べた。そこで、公私のバランスをとった意見書が出される予定で準備されていたが、最終的にはそれには別の議員から締切後に反対があり、今議会では取り下げることになった。

 12月議会に向けて、新たな意見書の検討がなされるだろうが、「公私のバランスを考慮した題名や内容の意見書でなければ賛同できない」ということは議員団会議で表明してある。今議会で提出するはずだった意見書を下ろす際にも「意見書提案は会派全員の意見の一致が原則」ということも議員団会議で確認してあるので、たとえ1人の意見でも無視してもらっては困る。

■教育環境と人口集中には相関関係あり

 府内複数の私立高校が立地する自治体京都市、宇治市、福知山市の3つしかない。東京への人口一極集中を是正のために、政府は首都圏の大学定員を制限したこともあるように、教育環境と人口集中には相関関係がある。

 綾部市のように1校しかない綾部高校が万が一なくなれば、綾部市の人口減少はますます進むばかりだ。

 これまで相当躍起になって府議会でこういう議論をしてきたからこそ、綾部高校にも力を入れてもらえるようになり、今では志願者が増えてきたが、他市に流出している状況は止められていない。甘いことを言って維持できるほど、綾部市は余裕のある自治体ではない。

 

 もちろん、個人の学校選択の自由は保障されるべきであり、それに反対しているわけでは全くない。むしろ、個人の学校選択をさせない制度を許していることを京都府には引き続き、問題提起していきたい。


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激甚災害指定による補助率かさ上げに関して

2023年09月27日 | 京都府議会

 25日㈪12時半から議員団会議、13時15分から本会議一般質問

 本会議終了後日中友好親善京都府議会議員連盟(兎本和久会長)役員会出席した。今年度から議連で副会長を務めることになった。

 京都で会合。京都泊まり。

 

 26日㈫11時から京都造園建設業協会(加藤大貴会長)役員との勉強会出席した。

 12時半から議員団会議、13時半から文化生活・教育常任委員会出席した。

 報告事項では「魅力ある府立高校づくり推進基本計画」の中間報告を受け、高校受験制度に関して意見を述べた。

 「今の京都の高校受験は第一志望校が受けられない状況になっているのではないか」「公立だけで受験制度を考えず、私学とも協議する必要があるのではないか」と指摘した。

 私学の専願誘導があまりに目に余ると最近、感じている。

 夜は京都泊まりで、ホテルから児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会(岩波初美会長)の役員会オンライン出席。

 

 27日㈬10時から面会あり。これからの日本の政治や綾部市の目指す方向性について意見交換した。

 12時半から議員団会議、13時半から文化生活・教育常任委員会出席。

■学校体育館のエアコン設置を進めるべき

 審議事項の採決の後、教育委員会に関する所管事項の質問では、熱中症で生徒が亡くなった事件を受け、学校体育館にエアコン設置を求める質問が大澤彰久府議(山科区)などから出されたが、「ランニングコスト」「変電設備の容量が足りない」「断熱構造になっていない」と否定的な理由を管理課長が答弁したので、「変電設備とあまり関係がないLPガスのGHP(ガスヒートポンプ)方式の検討をしたのか?」と指摘。八幡市ではGHPで国の防災関係の補助金を活用し、来年度までに全小中学校の体育館と武道場にエアコン設置をすることにもなっており、「私は京都府LPガス協会の方々との勉強会で話を聞いたので、教育委員会もLPガス協会に行って研究してきたらどうか?」と勧めた。

■本来の働き方改革とは

 にも「働き方改革」は「時短」ではない。改革によっては、仕事が増えたり、勤務時間が延びることにもなるかもしれない。残業には時間に応じて手当を付けることなどが国で議論され始めているので、そうなれば良いと思うし、教師が子どもに向き合う時間やゆとりを確保するために、それを妨げている業務を教師以外の職員が担う体制を作ることが本来の「働き方改革」ではないかと指摘した。

 ボランティアは「志願」という意味なのに「無償」だと誤解されているし、リストラは「リストラクチャリング(再構築)」なのに「首切り」だと誤解されている。

 共産党議員が「働き方改革」と「ブラック職場」を関連させてあまりに質問するので、そんな誤解を生むような言い方をしていたら、教師という仕事のイメージが悪くなるだけだと思って、別の立場からの質問を行った。

■私学に抗議すべきではないか

 昨日に続いて、高校受験に関しても「第一志望を受験する前に三者面談で変えさせてしまう進路指導になっていることは良くない」と指摘。

 第一志望が不合格になったら、併願している第二志望校に行くことになってもやむを得ないが、ある私学が「このテストで80点取れない生徒は専願でないと合格させない」と中学校に通告してきているのは由々しきことだと思う。

 それが事実ならば、その学校は相対評価でなく絶対評価で合格者を決めていることになるので、公立と私立で定数を話し合っても意味がなくなるし、「教育があまりに商売に偏っていくことに、教育委員会からもハッキリ抗議すべきだ」と求めた。

 

■激甚災害指定の補助率かさ上げは何%に?

 夕方、激甚災害指定された場合の補助率かさ上げのことで、何件か連絡を受けた。国はまだ何%のかさ上げになるか、一切確定的な数字を言っていないのだが、なぜか綾部市の担当者からは「今回は5%のかさ上げしかなく、20%が自己負担になる」という数字が出て、そのことが農家の皆さんに不安を与えているようだ。

 綾部市にこの数字の根拠を確認してみたら、報道等の情報によって判断された「5%かさ上げまでは確実だろう」という職員の推測だったとのことだった。「今は誰しも確定的な数字は言えないのだから、不確定な数字を言うべきではないのではないか」農林商工部長には申し入れた。

 過去は最大95%まで補助率がかさ上げされている。今回はどこまで上げてもらえるかは分からないが、我々はそこまで頑張ってくれると信じている。せめて10%以下でないと被災地での農業の継続は厳しくなるのが現実だ

 京都府の農林水産部長にも連絡して情報収集したり、本田太郎代議士にも国の感触を探ってほしいとお願いした。

 その上で、確定的なことは言えないと前置きしながら、相談してこられた方々に連絡した。「もし、綾部市の言う通りだったら負担するのが相当苦しい。その時はまた相談に乗ってもらえますか?」という訴えもあったので、「もちろん、その場合は何とか負担の肩代わりをしてほしいと、府にも市にも話をしていきます」とお答えした。

 必要な復旧を進めていかなければ、綾部の農業に未来がなくなってしまう。必要な食糧生産、美しい田園風景を守るためにも、そんなことにしてはいけない。


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豊里地区敬老会

2023年09月24日 | 議員活動

 24日㈰10時45分から豊里地区敬老会出席した。

 最近は地区単位での敬老会を開催されなくなったところもあり、案内をいただいたところには出席したり、メッセージを送るようにしているが、近年、出席を求められるのは綾部地区だけになっていて、今回、初めて豊里地区からも声をかけていただいた。

 豊里地区自治会連合会高倉正明会長の挨拶、来賓挨拶の後、米寿祝いとして、位田町の福井明生さん市長からお祝いの赤座布団を受け取られた。

 豊里小学校3年生の子ども達の発表など、1時間ほどで式典は終了した。

 その後、後藤光市議ともらった弁当を食べながら懇談。

 夕方には来客、夜会食。出会ったのは綾部出身のまだ30才の若者で、彼が私の年になる20年後には70才になっているんだな…と思った。あっという間のことだな。


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首長選、京都の自民揺れる

2023年09月24日 | 論評・研究

 24日㈰昨日付けの京都新聞朝刊首長選、京都の自民揺れる】という見出しで、八幡市長選、京都市長選の動きを報じる記事が掲載された。

 八幡市長選には尾形賢元府議が維新公認で立候補、京都市長選には二之湯真士府議が府連の許可を得ずに無所属で立候補という動きについて書かれている。

 二人とも私より年は若い1期先輩の自民党府議で、自民党府連青年局でも共に活動したので、よく知っている。

 そのためか、私も京都新聞から取材を受けたので、コメントが掲載されていた。

 記者から「今の府連は物が言いにくいという雰囲気があるようですが…」と言われたので、「他の人は知らないが、僕は誰にも遠慮せず発言しているから、そんなことは思わない」と答えた。

 ただ「どこの世界も同じだろうが、今の府連でも府連会長に逆らわない方がいいと思っている人が多いのは事実で、私自身もそういう忠告を受けることもある。しかし、自分の主張ができる自由さがあるのが自由主義の政党たる自民党の良さだと思っているから、誰に何と言われても自己主張はやめない。自己主張しないなら政治家になんかなってない」という趣旨の回答をして、こういうコメントとなった。

 西田昌司府連会長もこういう取材で軽々しく「処分」という言葉は発さない方が良いと思う。

 「事前に相談」というのも、「相談」は信頼関係の中で行われることであって、部下が上司に相談できる関係を日ごろから作っておかなかった責任は上司にもあるのだと思う。おまけに議員同士は先輩、後輩であっても、上司、部下という主従関係にはないので、それが組織上、必要であると思われるなら、なおさらのことだ。

 我々政治家の行動や発言の是非は、選挙での有権者の判断にのみ委ねられるものだろうと私は考える。

■ベルリンの壁崩壊から34年

 34年前にベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦が終わった。資本主義か共産主義かの対立日本の地方選挙でも、共産党VS非共産党として続いてきたが、世界でのそれはこれで終焉した。

 その時、私は15歳。この先の世界ではイデオロギー対立から、宗教・民族の対立が中心になるだろうと考えていた。

 そのように、外部から見ると同じキリスト教でもイスラム教でも、何々派で違ったり、アラブでの石油利権をめぐる戦争やウクライナとロシアでも同じソ連人だと思っていたら、民族や考えが違って戦争が起こっている。

 日本の国政でもずいぶん前に社会党が没落し、すでに資本主義と共産主義、社会主義の対立ではなくなっている。当然、日本の地方選挙でもその変化が時間差で訪れ始めているのだと思う。

■恨みはさらなる恨みを招く

 話は「除名」「処分」のことに戻るが、16年ほど前、自民党綾部支部では私が府議選に落選した後、「自民党府連の役員でありながら選挙で自民党公認候補である私に不利なことをした」とその人の「除名」を求めて、何度も府連に訴えに行っていたことがある。

 何度訴えてもかわされた後、最後に当時の府連事務局長が私に「四方さん、府連には除名をする権限はない。除名は党本部に上げなくてはいけない。自分の失敗を他人の責任にして除名や処分を求めるよりも、有権者から源太郎くんがどう信頼されるのか、そのことに力を今は力を注いだ方がいい。恨みはさらなる恨みを招くだけですよ」と諭された。

 「たしかに」と思って、それ以上、このことで府連に訴えるのは止めた。

 あの時、事務局長は「府連には除名する権限がない」とウソをつかれたのか、その当時は府連に権限がなかったが今はあるのかどっちなのだろう?と、今までもふっと思うことがある。

 その方はすでに鬼籍に入り、発言の確認をしようもないが、そのウソのおかげで今、私は府会議員なのかもしれないと感謝している。

■片山誠治府議が二之湯チャンネルに

 話題の二之湯真士チャンネルには、私に続いて、南丹市・京丹波町選出の片山誠治府議が登場されるそうだ。

 片山府議は、二之湯府議とは同期の5期のベテラン議員で、園部町会議員、南丹市議会議員を経ての叩き上げの議員なので、この写真の笑顔を見る限り、さらに面白い対談が展開されたことだろう。

 公開されれば、内容を私も論評したいと思います。


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正暦寺の萩祭り

2023年09月23日 | 寺社行事

 23日㈯筆頭総代を務める寺町の正暦寺(玉川弘信住職)にて「萩祭り」が開催され、9時から秋の彼岸法要が行われた。

 10時からはイベントがスタートした。今年は様々な小物、アクセサリーの販売やキッチンカー、飲食ブースなどのお店が並んだ。

 正暦寺の本堂の葺き替えられた屋根は美しいし、境内からは大師山(井根山)がきれいに見える。

 綾部高校農業科で生産された農作物や人気のカステラの販売もあった。綾部高校カヌー部の艇庫は正暦寺の土地をお貸ししており、屋外トイレも使ってもらっていることで毎年ご協力いただいている。

 玉川住職は朱印を販売しておられた。今日は売れるよりも強風でよく吹き飛ばされていた。

 飲食ブースには早くから行列ができており、舞鶴から来ていただいたタイ料理店FonD㏌パッタイという米麺を最初に食べた。もちもちして美味しかった。

 他にも、ハンバーガー、パフェ、ラーメン、ピザ、焼き芋などが売られていた。

 福知山から来られていた焼き芋屋のお姉さん福祉施設で20年務めた後、一念発起し、埼玉に修業に行って、焼き芋屋として独立されたそうだ。石焼き芋ではなく、「壺焼き芋」遠赤外線で焼くので水分が蒸発しにくく、しっとりした焼き芋に仕上がるそうだ。

 日差しが出てきて暑くなってきたが、天気に恵まれ、たくさんの方がお越しになっていた。

 小源太の同級生で、すでに社会人として「職人」の道を歩き始めている子が来ていて、大人として話ができるようになっていて頼もしく感じた。「職人はこれからますます希少価値が出てきて、いずれ一人勝ちできるようになるからガマンして長く続けなよ」と話したら、「分かりました!」と言ってくれた。

 午前中で失礼して、午後事務所で事務仕事。夕方から来客。


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綾部高校体育祭と綾部中学校3年生保護者会

2023年09月22日 | 教育・子育て

 22日㈮朝8時半綾部高校(一井育校長)に行き、体育祭を見学した。開会式の頃には雨も上がり、何とか実施することができた。(帰った後に雨が降ってきたが、早めの昼休みをとり、午後の競技を調整して無事に終わりましたと校長先生からは翌朝、報告いただいた)

 校歌斉唱に歌われる「四尾山の朝のかぎろい い照りあかる新しき代に 生れいでし 学びの苑に集う我ら若人 輝やかに讃えん母校綾部高校…」の通り、四尾山の麓で、若さ溢れる競技が展開された。

 オープニング競技は、スポーツ総合専攻の生徒による「綾高太鼓」の演奏が勇ましく行われた。

 平日開催ではあるが、多くの保護者が早くから観覧に来られていた。

 府議会があったため、わずかの時間しか観れなかったが、お茶やスポーツドリンクの提供をしていただいているPTA役員の皆さんに挨拶した後、京都に向かった。

 

 12時半から議員団会議13時15分から本会議で一般質問(2日目)登壇し、質問を行った。

 今春、4期目の当選をさせていただいて初めての登壇だったので、下記の通り、4期目の決意を述べてから質問に入った。

 自民党議員団の四方源太郎です。春の選挙で4期目の当選を果たし、今期は今日が初めての登壇となります。
 私は16年前、33才で初めて府会議員選挙に立候補いたしました。その選挙は「20年ぶりに三つ巴」という激しい選挙となり、その時は落選をいたしました。4年後、37才で再び挑戦をした選挙では今度は「40年ぶりに4人で1議席を争う」というさらに激しい戦いになりましたが、現職を含む3人に競り勝って初めてこの場に立つことができました。何の実績もなかった私に期待して押し上げていただいた綾部の皆さんのために一生懸命に働こうと、その時に強く心に誓いました。
 今回、5回目となった4期目の選挙はこれまでとは異なり、「64年ぶりに無投票での当選」をさせていただきましたが、想いはこれまでと変わることなく、地元の皆さんのために働くことで、それが京都府域全体の均衡ある発展につながるという信念で、原点を大切に活動してまいります。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 その上で、まずは先月の災害に対する支援への感謝と今後の対策について要望した。

 まず最初に要望をさせていただきます。
 この夏は京都府、特に中丹三市が台風7号の大きな災害を受けました。早い段階での災害救助法の適用、さらにはその後の災害復旧に対しまして、西脇知事をはじめ京都府職員の皆様の迅速な、あたたかい対応に厚く感謝申し上げます。
 私の地元、綾部市では市の西部を流れる京都府の管理河川「犀川」で5年前に続いて堤防を越水し、多くの床上・床下浸水の被害を出しました。5年前は60年ぶりの被害と諦めておられた方々も「5年に一度、こんなことになるのでは」と嘆いておられます。ぜひ、抜本的な氾濫防止対策を講じていただきますようお願いいたします。
 また今回は、たまたま雨の量が少なかったために被害がありませんでしたが、同じく市の中部を流れる八田川につきましても、5年前の被害以降、いまだに抜本対策がなされておりません。合わせて、早急に対策を講じていただきますようお願いいたします。
 そして、民地や民家の被害に対する支援制度がほとんどない中で、京都府の地域交響プロジェクト・被災地支援プログラムの30万円10分の10の補助金は大変ありがたく、被災住民を元気づけるものです。この制度の発動を早期に決断いただきましたことにも厚く御礼を申し上げますと共に、今後の柔軟な制度運用にもご配慮賜りますようお願いいたします。
 農林被害も大変大きく、農村の過疎化、高齢化が進む中で、何もなくても苦しかった農業経営を続けようとする心が折れてしまったという声をたくさん聞いております。様々な制度を活用し、できる限り、被災者に負担を求めない形での復旧ができるよう、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
 まだまだ台風シーズンが続きます。理事者、職員の皆様におかれましては、引き続き、緊張した態勢での勤務が続きますが、府民の皆様の安心安全のためにご尽力いただきますよう重ねてお願い申し上げます。

台風7号を激甚災害指定へ 国が補助率引き上げ支援》というニュースが、今日の午前中に入ってきてホッとした。

 これで農林災害にも上乗せ加算がされ、都道府県や市町村がさらに上乗せの支援をどうするかも、具体的な検討が始まるだろう。

 松村祥史防災担当相は22日の記者会見で、京都、兵庫、鳥取の3府県中心に被害が出た8月中旬の台風7号を、激甚災害に指定する見通しになったと明らかにした。被災した全自治体を対象に、農地などの復旧事業に対する国の補助率を1割程度引き上げ、早期復旧を後押しする。今後、閣議で正式決定する。

 農地、農道や水路などの農業用施設、林道の復旧事業の国庫補助率が上がる。

 特に被害が大きかった鳥取県三朝町は、局地激甚災害に指定。河川、道路、下水道などの公共土木施設や福祉施設などの復旧事業の補助率も1割程度引き上げる。

9/22(金) 11:43配信 共同通信

 

 要望に続いて質問は3点、➀私立高等学校への運営費補助金について ②JR山陰本線の充実・強化と早期複線化について ③府北部地域での知事執務室の確保と執務をサポートする職員体制の強化について、知事や京都府の考え方を問うたが、詳細は後日改めて、ご報告します。

 議会終了後、避難訓練があり、その後、いくつか打ち合わせを終えて、綾部に戻った。

 

 19時からは綾部中学校にて、3年生保護者会に出席。高校入試についての説明があった。

 会場は椅子が全て埋まるほどの多くの方が来られPTA総会は全保護者対象でもほとんど集まらないのに、3年生だけ対象でこれだけ集まってこられるのは皆さん、お子さんの進路には大きな関心を寄せておられるということだろう。

 進路担当の塩見忠史先生の話おっしゃっていた時間通り内容も分かりやすく、今の公立と私立の受験制度の内容や意味がよく分かった。

 今日の説明会の中で、高校での進路のミスマッチが起きている一因にも気がついたことがあるので、来週の文教常任委員会ではその点を府教委にぶつけてみたい。


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北陸新幹線《京都ルート》反対の理由

2023年09月20日 | 論評・研究

 20日㈬朝から京都へ向かい、11時45分から新技術と社会づくりに関する特別委員会正副委員長会出席した。

 12時半から議員団会議、13時15分から本会議で一般質問(1日目)が行われた。

二之湯真士チャンネルで語る

 昨日から、YouTube二之湯真士チャンネル動画第2弾!「北陸新幹線《京都ルート》反対の理由【四方源太郎府議 友情出演】観光施策 京都市の貧弱な都市基盤を改善」が公開されている。

 北陸新幹線の現行ルートに反対という意見今春の府議選の際に京都新聞の候補者アンケートに回答し、その後、2023年4月4日付四方源太郎日記「北陸新幹線アンケートと動画編集」でも明らかにしている

 私の意見は元々は舞鶴ルートを強く推進していたが、それが消えた以上、「現行ルートを米原ルートに変更」で、理由「推進していた舞鶴ルートを諦め、現行ルートを認めたのは、あくまで京都府の負担ゼロという条件だったから。現行ルートは京都府北部にとっては何のメリットもなくなった上に、京都府の負担額が今になってもいっこうに示されない。費用増や工事の難航、環境への影響が懸念されていることから、最もコストが低く現実的な米原ルートに変更し、京都府は山陰本線の複線化に早く取り組むべき」ということだ。

 この考えは現行ルートに変わった当初から何ら変わっていない。

 YouTube動画の中でも話しているが、以前にある会合西田昌司府連会長に「現行ルートは京都府全体にとってはメリットがあるかもしれませんが、府北部には何のメリットもなく、むしろ自然環境の破壊などデメリットの方がずっと大きい」という話をして、「お前は何も分かってないな!黙れ!」と怒られたが、何度問われてもそう答えるだろう。

■美山町に新幹線の新駅?

 その後、「美山町に駅を作る」という案が突然、西田さんの口から飛び出してきた時には驚いたが、そんなところに駅を作られても府北部には全くメリットがない。

 同時に「将来の山陰新幹線のルートをそこから舞鶴方面に…」という話をされたが、7月に宮津市で行われた山陰新幹線の北部誘致を目指す府北部の5市2町でつくる促進同盟会(会長:城崎宮津市長)の総会では、京丹後市の中山市長「山陰新幹線のルートはすでに鳥取~豊岡~福知山までは決まっていて、後は新大阪まで福知山線沿いに兵庫県ルートを採るか、山陰線沿いに京都府ルートを回るかということがこれからの要望のポイントだ」と話をされたように、ある程度のルートはすでに決まってしまっている。

 福知山から新大阪へ、近いのは兵庫県ルートだろうが、京都府北部5市2町としては福知山~綾部~園部~亀岡~京都~新大阪にしてもらうように要望したいと思うが、それを福知山~舞鶴~美山~京都~新大阪にするのは山の中を相当大回りすることになり、現実的ではない。

■大深度地下工事の難しさと多額の費用負担

 現行ルートだと小浜駅から京都駅までほぼ全ての区間、大深度地下(地表から40メートル以上深い地下)に線路を通すことになっている。なぜ大深度地下か?というと、大深度地下なら道路や鉄道など公益の事業は地上の地権者との用地交渉や補償をしなくても国交省または都道府県の認可を受けて使用できるからだ。

 小浜駅から京都駅までの山を用地買収しようとすれば、地権者もよく分からない状態で用地補償に何年かかるか分からず、また買収費用も大きくなる。

 しかし、勝手に使えると言っても南丹市美山町の芦生原生林には由良川の源流があるし、桂川の源流もそのあたりだろう。これに悪影響が及ぶと京都府の北中部は人間が暮らせない地域になる可能性がある。美山町の山の中に工事用道路をたくさん通すのにも反対が大きいだろう。

 京都市にしても、その豊富な地下水を利用して、生活、産業、芸術が長年にわたって行われており、反対は大きいだろう。地下工事は難航を極め、工事費はかさむだろうし、工事費は3兆円を超える可能性もあると思われるが、その場合、京都府の負担は1兆円。京都府はその100分の1でも負担できないだろう。

 「観光公害」「オーバーツーリズム」と観光客の増加に困っている京都市へ北陸からのアクセスを良くすることよりも、京都市の観光客を府北中部の丹波、丹後へ送るために山陰本線の複線化に取り組む方がよほど安いし、京都府にも京都市にもメリットがある。

 京都市に二之湯市長が誕生すれば、それを考えてくれるだろう。これまでタイプの官僚的な市長では府市の関係も今のままだろう。

 

 公舎会に出席し、京都に泊まった。


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22日㈮14時20分頃から一般質問に登壇します!

2023年09月19日 | 京都府議会

 19日㈫今日から府議会の代表質問が始まった。代表質問を2日間行った後は、3日間の一般質問が行われる。

 今議会では一般質問に登壇し、要望1点と質問3点をする予定になっている。

➀抜本的な氾濫防止対策について(要望)

犀川、八田川の抜本的な氾濫防止対策や地域交響プロジェクト・被災地支援プログラムの柔軟な運用、農林被害での個人負担をできるだけ求めない復旧等について要望する。

②私立高等学校への運営費補助金について

私学は全ての市町村に立地しているわけではない。京都府からの補助金が原資である奨学金や授業料減免によって生徒が奪われると公立高校しかない自治体にとっては地元の学校の存立危機となる。

互いの存続のために公立と私立は知恵を出し合うべきだと考えるが、知事のお考えは?また、公平な競争ができるように、公立高校にも設備や授業内容の充実のための補助金を知事部局から出すべきではないか?

③JR山陰本線の充実・強化と早期複線化について

コロナ禍を原因とする減便はいまだに元に戻らず、自由席がなくなったり、みどりの窓口が廃止されるなど府民の不満の声は大きい。JRはもう少し敬老精神を持って対応してほしいと思うが、国にも鉄道インフラ維持の責任はあるのではないか。JRの上下分離について、国の対応や府の考えを問う。

また、奈良線複線化の第二期工事が終了した今、次は山陰本線の複線化を期待しており、その取り組み状況と府の決意を問う。

④府北部地域での知事執務室の確保と執務をサポートする職員体制の強化について

知事は北部府庁の創設や北部担当副知事の配置によらず、自らが北部に足を運び、振興に取り組むとおっしゃっており、それなら週1回、1泊2日で北部での執務をしていただきたい。そのための執務室やサポートする職員の体制強化をどう確保していくのか?

 

 どれもそう簡単に進む問題ではないのかもしれないが、綾部市を含む、府北部地域を守るには必要なことだと思っている。

 登壇時間9月22日㈮のおそらく14時20分頃から約30分間です。テレビ中継はありませんが、インターネット中継(数日後からは録画でもご覧いただけます)があります。

  府議会HPインターネット中継からご覧ください。


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綾部地区敬老会

2023年09月18日 | 議員活動

 18日㈪朝早く起きて、ラグビーW杯のイングランド戦を観たが、やはりイングランドのプレッシャーが強いのか、チャンスになると日本にミスが出て徐々に引き離されて負けてしまった。残念だった。

 10時半から中丹文化会館にて、綾部地区敬老会に出席した。綾部市で一番大きい地区たくさんの高齢者の方が各自治会のお世話によって参加されていた。

 米寿、傘寿の方々には市長から記念品が渡され、長寿(95才)の方には社会福祉協議会長から渡された。

 せんだん南子ども園の園児と綾部小学校4年生の子ども達が合唱や綾部踊りなどを発表して、皆さんを楽しませてくれていた。

 来賓の皆さんと控室で弁当を食べながら懇談。消防団綾部分団の保坂朋宏分団長には昨日の野球の新人戦で主審を務めてもらっていたので、昨日の試合の話もした。彼も仕事だけでなく、いろんな役があって忙しいが、それだけあちこちで必要とされているということだろう。

 午後事務所にて書類整理ブログ書きなど。19日から府議会の代表質問が始まるため、今月いっぱいはほぼ毎日、京都行きの日々となります。


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どうなる?京都市長選

2023年09月18日 | 論評・研究

 18日㈪先日収録した二之湯真士府議YouTube「二之湯真士チャンネル」に出演したもの編集されて公開された。

 【どうなる?京都市長選】除名覚悟?!緊急友情出演 自民 四方京都府議というセンセーショナルなタイトルがつけられていたが、そこまで大げさな内容ではなく、率直に友人の二之湯府議と今回の京都市長選のことや政治家のあり方などについて語り合っていますので、興味のある方はぜひ!ご覧ください。

 YouTubeでも話していますが、一部の人達だけで候補者を決めるのではなく、党内で複数が出たいという意志があれば、複数を立候補させ、有権者に選んでもらうことで自民党はさらに強くなると思う。

 今のように、自民党の推薦候補として、他の党の人や党員でない公務員やアナウンサーなどの名前ばかりが挙がっているようでは、党のために尽くそうとする人材は自民党に集まってこなくなるだろう。

 

 自民党が分裂すると維新や共産党が「漁夫の利」を得る、というのも、必ずしもそうなるとは限らないと思っている。

 昨年4月の京都府知事選と同日で京都市北区の府議補欠選挙が行われた。自民党現職が公職選挙法違反で辞任した後なので、自民党の新人はなかなか厳しい選挙になるだろうという予測で、その通り、自民は次点で維新の新人が当選した。結果は下記の通り。

 維新新人 11161票

落 自民新人 9412票

落 共産新人 8124票

落 立憲新人 6305票

 

 この時、実は私は共産党に「漁夫の利」を奪われるのではないか?と思っていた。それはその3年前の府議本選の結果が、

 自民現職 12923票

 共産現職 11555票

 無所属現職 7121票

  ※当選後、立憲へ入党

落 無所属新人 3172票

  ※2022補選で自民候補に

 というものだったからだ。

 2019年には自民票(保守票)は自民現職と無所属新人の二人分を足すと16000票ほどあるが、維新に自民から6000票ほどが移って共産が3年前の票をまとめると10000票でトップに立つのでは不安視していた。

 結果的には維新新人が私の予測以上の得票で当選したが、この時の共産票の減少にも非常に驚いた。自民からは想定した通り、6500票ほどが維新に移っているが、共産からも3500票ほど移っている計算になる。

 

 二之湯府議がたびたび指摘しているように、「京都は共産党VS非共産党の選挙をずっと続けてきて、有権者に選択肢を示してこなかった」というのが当たっていて、共産党の得票には「自民党に入れたくない保守的浮動票」が相当含まれてしまっているのだと思う。

 そういった状況の中、維新が選択肢として現れたものの、維新は「大阪」の色が強く、京都人にはそこまで引っ付きにくい。また維新なら誰でも勝てるわけではなく、候補者の人物、さらには選挙の構図も勝敗に影響してくる。

 2019年の北区の府議本選では「保守分裂」したが自民現職はトップ当選一方の2022年の補選では自民はまとまったが得票を落として維新に負けた。

 必ずしも「保守分裂」が共産や維新を利する訳ではなく、保守同士が争う方が保守層の関心を高め、最後は保守有権者のバランス感覚が働いて、どちらかに寄せていくのだと思う。自民党総裁選で党内議論をした後の総選挙では自民が勝てると言われているのもそれに似ている。

 また、そもそも京都の共産党こそ「市田&穀田VS鈴木&松竹」で争い、除名して内輪もめしている。

 

 下手の考え、休むに似たり。あれこれ思い悩むよりも行動あるのみ。先手先手で動き回って、倒れるなら前向きに倒れたらいい二之湯府議にはそうアドバイスさせてもらった。府議の期数では1期後輩だが、年齢は5つほど上落選経験もある先輩として。

 動画はもう少し収録してあるので、追い追い、第二弾も出してもらえるでしょう。乞うご期待!


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有機フッ素化合物の河川流出

2023年09月17日 | 京都府議会

 17日㈰昨日、京都府の総合政策環境部長から悪い知らせが入ってきた。

 綾部市西部を流れる府の管理河川、犀川において、物部町の天野川との合流点から下流で年1回の水質検査をした結果、水に含まれる有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の値が国の基準を大きく上回っていたことが判明したとのこと。

 原因天野川の上流に位置する事業者からの流出水であると推察されており、現在、事業者に水処理の改善を指導し、20日に改善を完了し、21日に再検査するとのことだ。

 水道水への影響がないことは、綾部市において確認済だが、地下水への影響がまだ分かっておらず、井戸水を飲用に利用しておられる方には控えてほしいと注意喚起を促している。

 この事業者は綾部の業者ではなく、地元自治会と長年、話し合いをしてきており、昨年10月に開催した物部地区の御用聞きの会でも地元自治会の役員さんから「地元との約束通り、必ず事業を終了させてもらいたい」と強い要望があった。そのため、この事業許可をしている中丹東保健所には私から地元の意向を伝えて、事業者が今秋の地元との協定の期限到来をもって、事業を終了するようにアドバイスをしてほしいと要請していた。

 意図的なものではなく、先月の大雨で敷地内から流れ出てしまったのではないかと思うが、原因をしっかり特定して早急に対策を講じていただきたい京都府には伝えている。


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綾部中学校野球部、新人戦で優勝!

2023年09月17日 | 家族

 17日㈰綾部市中学校野球新人大会上杉町あやべ日東精工スタジアム開催され、次男の温二郎が所属する綾部中学校野球部の応援に行った。

 9時半からの綾部中学校チームVS八田・豊里中学校連合チームの試合が初戦であり、決勝戦となる。温二郎は2番セカンドでフル出場した。

 先攻の綾部中学1回表1番八木くん、2番温二郎がピッチャーゴロに倒れたものの、3番阪梨くん、4番涌田くんがファーボールで出塁し、5番芦田くんの右中間を抜く2塁打で2点先制した。

 これで綾部中学校は調子に乗ることができた。ヒットは1回と4回の2本しか出なかったが、ファーボールをよく選び、すかさず盗塁して相手のミスも誘い、2回にも2点、3回5点、4回6点、5回1点と毎回の16得点を挙げた。

 守ってはピッチャー芦田くんがピンチを三振で切り抜ける快投で、1点ずつの3点しか許さず、16対3で勝利した。昨年の新人戦はもっと接戦だったが、今年のチームは危なげなく優勝を手にした。

 温二郎は4打席回ってきたが、2三振を含むノーヒットに終わった。しかし、3打席目サードゴロを打って1塁にヘッドスライディングすることで相手のエラーを誘い出塁できたのは良いプレーだった。

 守りでは一度もセカンドにボールが来なかったので、守備機会はなかった。応援に来てくれていた大学野球をやっている従兄弟の涼基には「副キャプテンなら、もっと内野の守備位置を考えて、周りに指示を出した方がいい」と終わった後に指導されていた。

 「スプリットステップ」は前に涼基に教えられてしばらくやったそうだが、「タイミングが合わないのでやめた」と言っていた。確かにまだ脚力がないので、ピッチャーが投げるたびにジャンプすると疲労するかもしれないなと思った。今やっているように、ちょっと体を上下動させてタイミングを取ればいいのではないだろうか?

 この試合のMVPは投打に活躍したピッチャーの芦田くんだろう。小学校時代に比べると体もずいぶん大きくなり、コントロール良く、速い球が投げられるようになったので、中丹大会でも良いピッチングを期待しています。

 試合後はグラウンド整備、そして表彰式が行われた。

 温二郎がヒットを打つなり出塁すれば、打線の穴がほぼなくなり、相手にとって嫌なチームになれると思うので、温二郎の奮起に期待している。

 今日は「何としても塁に出てやろう」という気迫のヘッドスライディングを決めたので、これからもその気持ちで頑張ってほしい。


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山家歴史の会の鮎茶屋懇話会

2023年09月16日 | 歴史の探求

 16日㈯12時から、山家歴史の会(有道大作会長)の主催による「鮎茶屋懇話会」に出席した。私は子どもの頃から歴史が好きで、特に綾部の郷土史には関心が深いので、2ヶ月ほど前有道会長のお誘い山家歴史の会に入会した。

 山家地区上林川と由良川の合流点に位置しており、ここで獲れる鮎は美食家、北大路魯山人が「日本一の鮎」と絶賛したとして知られている。

 毎年、やな漁も行われてきたが、災害とコロナの影響で今年もやな漁は行われていないが、この三連休に鮎茶屋がオープンし、鮎の塩焼きなどが販売されている。

 山家歴史の会では山家城址が国指定史跡になるように働きかけや取り組みを進めておられ、今日そのための学術的な支援をしていただいている亀岡生涯学習市民大学黒川孝宏学長(元亀岡市文化資料館長)龍谷大学大学院文学研究科長である國下多美樹文学部教授にもお越しいただいた。

 綾部市山崎善也市長、綾部市教育委員会村上元良教育長らもお越しになっていた。

 山家城江戸時代初期山家藩1万石の初代藩主、谷衛友公が築いた城幕末まで谷氏の居城であった。近年、石垣や井戸が発掘されて整備されるなど研究が進んでいる。

 城がハードなら、城主はソフト。「谷の殿様」はもっと綾部市民が知って広める価値のある大名であると思う。なぜなら、綾部市域の多くは谷氏の領地だったからだ。

 そういった話を黒川先生や國下教授と話している時、隣りに村上教育長がおられ、「教育長の出身地の志賀郷の内久井は山家谷氏の分家である十倉谷氏の領地だったと思いますよ」と話した。内久井、金河内、坊口、仁和などの方々で守っておられる阿須須伎神社毎年2月3日の茗荷祭で占った稲の吉凶を十倉谷氏に報告していた。坊口や仁和は兵庫県柏原の織田藩領だったようなので、それはどうだったのか分からないが…。

 2019年12月11日に発行した「げんたろう新聞」135号コラム由良川にも、山家の谷氏について下記のように書いていた。

山家城址での「もみじ見物」を兼ねて「山家郷土歴史資料館」を見学した▼案内いただいた有道大作さんから「山家藩領の村々と石高について」という資料をいただいて気がついた。現在の綾部市域の半分以上は山家藩主・谷氏が領有していた▼九鬼氏の綾部藩は「綾部」を名乗っているので、綾部市のほとんどは綾部藩だと考えがちだが、実は分家も含めた山家藩の支配は、現在の山家地区だけでなく、口上林(十倉)、西八田、東八田、吉美、志賀郷、豊里(位田)、中上林(五泉)、奥上林(光野、老富、小仲)と実に市域の半分以上に及んでいる▼山家藩の初代藩主・谷衛友は美濃国(岐阜県)の生まれ。信長、秀吉、家康に仕え、天正10年(1582年)に山家に移封された。数々の武功を上げ、秀吉の九州征伐では味方の草履を引っ張り、倒してまで一番乗りの功名を立て、秀吉に勇敢さを称賛された▼関ヶ原では西軍につき、田辺(舞鶴)城の細川幽斎を攻めたが、攻撃では空砲(谷の空鉄砲)を撃ち、家康に所領を安堵された▼加藤清正に「バカ」と罵られたと勘違いし、清正の膝を足で押さえて、その脇差に手をかけ、清正を恫喝したという豪快な逸話も残されている▼来年のNHK大河ドラマには「谷の殿様」が登場しないかも注視したい。

 清流の流れる音を聞きながら、炭火であぶられ、パリッと焼かれた美味しい鮎を食べながら、歴史談議に花を咲かせた楽しいひと時だった。


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ソロモン諸島マライタ州のスイダニ前知事をお招きして

2023年09月15日 | 政治活動

 15日㈮9時半「あやべ水源の里トレイルラン」奥宮俊祐代表ほか、スタッフの方々が挨拶にお越しになった。今年4月に第1回を開催していただき、大いに盛り上がった。参加者のポイント数でもいまだに今年のトレイルラン大会で1位をキープしているそうだ。「RUN+TRAIL」というトレイル専門雑誌にも5ページにわたって特集を組んでいただいた。

 来年は4月14日㈰の開催準備していかれるとのこと。さらに多くの参加者で盛り上がると嬉しい。

 午後綾部市志賀久男企画総務部長、高橋俊行理事らがお越しになり、10月に予定されている綾部市から京都府への要望事項についての説明を受けた。掲載順序や内容について、いくつか意見を言ったり、さらなる説明を求めたりした。

 15時半には綾部建設業協会吉田博美会長来られ、こちらも10月に予定されている北部建設業協会から京都府建設交通部への要望事項について、説明を受けて意見交換した。

 山崎善也市長最近の情報交換や意見交換など。

 

 10月7日㈯14時~16時、ITビル(綾部市西町1丁目)にて、自民党綾部支部主催第11回「未来を語るセミナー」を開催します。

 セミナーのテーマ「ガダルカナルの戦いが残したもの」講師ソロモン諸島マライタ州の前知事であるダニエル・スイダニ閣下をお招きします。受講料は1000円で、自民党員は無料です。どなたでもご参加いただけます会場準備の都合上、できれば事前申し込みいただければ幸いです。

 お申込み自民党綾部支部(電話0773-42-6233 FAX0773-43-0463)へ。電話は月~金の10時~17時に受け付けています。四方源太郎まで直接、ご連絡いただいても結構です。

 ソロモン諸島人口約70万人の南太平洋の島国英連邦の一員です。マライタ州ソロモン諸島中部の州で、人口は国内で最も多い。ソロモン諸島にあるガダルカナル島は日本軍とアメリカ軍の激戦地としても知られています。

 2019年にソロモン政府は台湾と国交断絶し、中国との国交樹立を決定しました。ダニエル・スイダニ知事はこれに強く反対し、中国からの賄賂も断ったため、2023年2月に政府派の議員により知事を解任されました。しかし、今は来春の知事選挙に再び立候補する準備をされています。

 

 今回の講演では「ソロモン諸島から見た日本という国」また「中国の進出への懸念」等について話していただきます。

 ■講演内容

➀ソロモン諸島の人々にとってガダルカナルの戦いとは?
②民族紛争とマライタ
③ソロモン諸島は日本に何を期待しているのか?
④中国との安全保障協定の意味。ソロモン諸島とメラネシア先鋒グループ(MSG)の視点 から。

 今回のこの講演会早川理恵子さんという方からの紹介で実現することになりました。早川さんとはまだゆっくり話したことはないのですが、太平洋島嶼国の安全保障、福祉教育事業に30年現場で関与しておられる方です。

 第8回太平洋・島サミットでインド太平洋構想と海洋安全保障を提言され、ミクロネシア海上保安事業を立ち上げ、ミクロネシア3カ国+日米豪政府の協力体制を構築されました。

 また、哲学博士(オタゴ大学)、国際政治学(青山学院大学)、教育学修士(千葉大学)、芸術学士(国立音楽大学)等で学ばれ、渡辺昭夫東京大学名誉教授に師事しておられます。

 内閣府青年事業にも参加されており、日本青年国際交流機構、シアップインターナショナル組織の創設に関与して事務総長を務められているほか、現在、同志社大学法学研究科で海洋法を学びながら、パラオ柔道キッズ支援の輪、インド太平洋研究会を主催しておられます。

 

 早川さんから「ソロモン諸島の友人で元州知事のスイダニ氏を京都に招くので、綾部にお連れしようと思いますが、どうでしょうか?」とお問い合わせいただき、ソロモン諸島の方と出会うことなんて滅多にないだろう興味深く感じたので、「せっかくの機会ですし、ぜひ!」とお願いしました。

 当日講演の後、有志での懇親会をした後、奥上林の農家民泊に宿泊していただき、翌日は稲刈り体験をしていただいた後、綾部観光をしていただこうと思っています。

 太平洋の島国の方々に綾部市がどう映るのか?

 世界平和を訴える綾部市にとって有益な日となるのではないかと期待しています。


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自民党費の集金に中上林へ

2023年09月14日 | 政治活動

 14日㈭昨日受け取った自民党府連の政経パーティ(11月26日13時~、国際会館、講師は櫻井よしこ氏)チケット購入お願いの連絡をした。

 チケットの値段は三万円と高額で、府議と京都市議には1人10枚のノルマが課されているので、売れなければ自分で被らなくてはいけない。綾部からだと行っていただくのに交通費もかかるし、高額チケットで申し訳ない毎年お世話になっている方々に連絡してお願いした。ご協力いただける方は、ご連絡いただければ幸いです。

 その後は今日も自民党費の集金に回った。ある企業を訪問して党費を受け取りながら、社長と最近の情報交換もした。午後中上林に集金に行った。体調をお聞きしたり、鳥獣被害、先月の大雨や災害復旧の話などをしながら回った。

 「もう稲刈りが済んだ」とおっしゃる方もあるし、「ゲリラ豪雨に降られてなかなか稲刈りが進まん」と嘆く方もあり。上林の稲刈りは結構進んでいた。「稲の出来はどうですか?」と聞くと、「うちは悪くなかった」とおっしゃっていた。

 「いつまでも暑いなあ」残暑には皆さん弱っておられた。

 午前中、奥上林地区の岩見修一連長から電話があり、「前にも聞いたけど、大町バイパスのところの気温計は旧道から新しくできたバイパスの方にいつ移転してくれるんやろ?」と訊ねられたので、土木事務所に確認すると「寒くなるまでには移設します」ということだった。

 暑いので「何度だろう?」と気になられるのだと思うが、この気温計は冬場の凍結の注意喚起のためにあるので、凍結時期までには移設してほしいと思っている。上林に行ったついでに現状を見ておいた。

 ちょうど家の方が出て来られたので、しばらくお話した。昔はこのあたりはいろんなお店がたくさんあったそうだ。「あそこは服屋、ここは饅頭屋…」と教えていただいた。

 

 事務所に戻ると、17時に二之湯真士府議が来られて、彼のYouTube「二之湯真士チャンネル」の収録をした。YouTubeへの出演は、前回の衆議院選挙前に「本田太郎チャンネル」に出演して以来のことだ。どのくらい再生されたのかと確認してみたら309回だった。

 今度はどんな仕上がりになるのか分からないが、たくさんの方に観てもらえると嬉しい。

 19時からはある市内企業を訪問して、社長、従業員の皆さんらと食事をしながらの懇談をした。現在の綾部市のことや今後の政治の話など。


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