四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

監査委員による決算審査が始まる

2024年07月31日 | 京都府議会

731日㈬朝8時家を出て京都へ。10時から定例監査委員会議に出席。

 宇治市にある京都府立洛南病院の事業会計について、医業収益を上げても、その分、京都府からの補助が削減される仕組みでは「病院のやる気を削ぐのではないか?」と指摘。

 患者さんのスムーズな入院治療や在宅復帰のために必要だと昨年、現地監査に行った際に、院長先生から必要性を訴えられた「地域連携室の設置」などの新しい投資に回せるようにできないのか?会計の仕組みを考え直し、良い知恵を出すべきではないか?何度目かの指摘をした。

 洛南病院は精神科の病院で、どうしても一人一人の診療に時間がかかる上、救急に対応するとなると経営的には難しいため、民間ができないので京都府が行っている。

 病院事業会計は毎月赤字で年度末に京都府が補助金を入れて赤字を埋める仕組みになっている。このやり方だと「新しい設備や人員の投資をしよう!」という発想になりにくく、年度当初に京都府が補助金相当額を病院事業会計に入れて、年度末に精算する仕組みにしたらどうかと何度も言っているが、健康福祉部は今日も「法律上、難しい」という回答だった。


 他にも、今日は盛りだくさんの内容で、12時過ぎまでかかったが、前月までに指摘していたことについては、監査委員事務局がそれに対応する資料を用意し、改善策も考えていただいており、心強く感じた。


 午後からは監査委員による決算審査が始まった。途中、予備日を挟みながら5日間にわたり、4人の監査委員で全ての府の部局、教育庁、警察本部、議会事務局、人事委員会の昨年度の決算を審査していく。

 監査委員の決算審議の結果を9月上旬に知事に提出し、次は府議会の決算委員会に付されて、府議の半数によって9月議会で審議されることになっている。


 今日は建設交通部と危機管理部に対しての審査を行った。

 建設交通部には、まず道路整備について。新名神(大津~城陽)や京都縦貫道(大宮~峰山)の進捗状況そのアクセス道路の整備状況と整備効果について質問した。

 京都府の道路改良率は全国41位から上がらないため、早期の整備が求められている。

 

 次に舞鶴港について。「他の日本海側拠点港と比べても、舞鶴港は差がつきすぎではないか?以前は同規模であった敦賀港との差もずいぶんあるように思う」と指摘した。

 新しく着任された港湾局長前任地が敦賀港だったそうで、「自分は敦賀の状況もよく分かっているが、舞鶴の持つ可能性は全く負けていない。3隻が直線で同時接岸できる港はなかなかない」と舞鶴港の振興に意欲を持っておられて安心した。

 先日、広島県尾道港の「U2」を視察してきたが、ああいう施設が舞鶴にもあったら良いと思った。「ここ数年で赤字から黒字に転じている三セクの㈱舞鶴21が抱える過去の負債はいったん整理して今の体質から脱却させ、舞鶴港に人が集まるための新たな投資もやっていこうという意欲が出るようにしたらどうだろうか?」とも提案した。

 

 1期目の府会議員になって2年目の時に多くの負債を抱えていた「京都府森と緑の公社を廃止」して負債を整理するように提言し、それを実現した経験がある。その時も同じように、過去の負債を引きずらずに新たなことを考えることができるようにするべきだと訴えた。

 相当長いですが、そのことを最初に発言した時の京都府議会の議事録の抜粋を掲載しておきます。


2012年7月2日京都府議会農商工労働常任委員会

四方委員
 森と緑の公社についてお伺いしたいんですが、この森と緑の公社について、平成23年度はどんな収入が幾らぐらいあって、支出がどんなふうにあってという、その収支のばくっとしたところを教えていただければと思います。

平井林務課参事
 平成23年度の公社の収支でございますけれども、主な収入としまして、補助金なり間伐収入がございまして、収益のほうが1億9600万円ございます。これに対しまして、費用のほうが事業費、管理費で6億2900万円ございます。これ以外に、借入金等の収支で4億3000万円ほどございます。当該年度の正味財産の増減でいきますと、収支プラスマイナスゼロという形になっております。

四方委員
 これは借入金でマイナス分を埋めて、収支差額がゼロということなんですか。

平井林務課参事
 事業費の不足分につきましては、先ほどございましたように、政策金融公庫等からの借入金なり、京都府からの借り入れという形になっております。

四方委員
 府の支援は、例えば利子補給ですが、平成22年は利子補給が1500万円で、平成23年は3億2400万円ですかね、1年で利子補給の額がはね上がっておるんですが、これは何か理由があるんですか。

平井林務課参事
 平成23年度からは、利息相当、来年度の利払いにつきましては全額京都府からの利子補給をするという形で対応しておりますけれども、平成22年度につきましては、年度途中の補正から対応いたしましたので、額については差が出ているという状況でございます。

四方委員
 これもざっと見て、例えば出資金1300万円ぐらいなんで、会社でいえば資本金が1300万円ぐらいの会社に226億円も借金があって、利子補給だけで、毎年3億円ぐらいを出してもらっている。僕がもし会計士でしたら、これはもういったん借金も整理して、やり直したほうがええんやないかとアドバイスするんやないかと思います。この(森と緑の公社のあり方)検討会には立派な方がたくさん集まっておられて、こんなん数カ月もかけんでも、すぐパッとわかるような話やないかなと思いますが、京都府として、これ226億円、検討会の結果が出たとして、何かお考えはあるのですか。

今西農林水産部長
 先ほどもご説明させていただきましたが、基本的にはそういった経費については、森林勘定ということでの資産として上がってきますので、決してマイナスが出ているというような決算になっているわけではございません。ただ、今もご議論いただいていますけれども、将来、これが幾らで売れるかということによって、この226億円が正直決まってくるということがございますので、この中でのご意見でも、今の値段で考えるのではなくて、将来2割ぐらい下がったということも含めて考えていく必要があると、そういったご意見もいただいておるということでございます。だから、そういうようなことも想定しながら、将来、通常の京都府の森林は、大体45年生以上ぐらいになってますけれども、公社の場合には少し遅く、昭和42年から始めておりますので、そういう意味では伐採できる時期が少し先になるということがございますので、そういったことも十分勘案して今後検討してまいりたいと考えております。

四方委員
 これ多分、一番危険で、私が銀行マンだったら、例えばそれが資産になると言われても「ハイ、そうですか」とは多分納得せえへんと思いますね。特に立木は昔ならそれは大きな資産やったと思いますが。(中略)これ今の金額でいけば、226億円の借金は順調に返済もしていけて大丈夫だという金額なんですか?今の木材価格でいけば。

今西農林水産部長
 もうそれは委員おっしゃるとおりでございまして、今の現状を考えますと、そういう現状にはないということがございますので、この間もいろいろと例えば公社の人員を削減するとか、それから事務所も小さくしていくとか、いろいろな経営努力というようなことも含めてやっておりまして、正直なところ、今のところ大変厳しい状況にあるという認識はいたしております。

四方委員
 例えば(公社が保有している)立木を京都府が買い取って、それで(226億円の)借金を一回チャラにする。毎年3億何千万円という利子だけを京都府が支援していかないかんとしたら、銀行だけ儲けさせとるような感じでしょう。森林の労働者は例えば平均月収が12、3万円とか、今日、資料見せていただきましたが、そういうことを考えると一番給料の高い銀行ばっかりに、どんどん、どんどん支援して、給料の低い林業はいつまでたっても伸びていかんような形なので、その立木をとりあえず京都府が自分の資産にして、要するにつけかえて、その分のお金を返して、もう利息を返さんでええような状態にして、あとは木が売れた分だけ京都府がお金返してもらうような形にしていくなり根本的な対策をとらんことには恐らくどうにもならんなと。パッと見ただけで、素人的に見ても思いますので、専門家の方たちがどういう結論を出してこられるのか、また次の時に聞かせていただこうと思いますが、恐らくそういうことではないかと思います。以上です。


2014年6月6日付 日本経済新聞より

 京都府などが出資し、森林整備事業などを手掛ける一般社団法人「京都府森と緑の公社」(京都市)は5日、京都地裁に民事再生法の適用を申請したと発表した。負債額は229億円。事業は府が引き継ぎ、公社は来年3月末をめどに解散する。

 府は公社に貸し付けている49億円の大半を放棄する。残りの負債を肩代わりするため、第三セクター等改革推進債(三セク債)を発行して全額返済する見通しだ。三セク債の金利分を合わせ、最終的な府民負担は240億円以上に上るとみられる。

 公社が整備する森林は277カ所で広さは計4412ヘクタール。このうち約9割の244カ所は府が引き継ぎ、27カ所は所有者に返還する。残りの6カ所については地権者らと取り扱いを調整しているという。

 1967年に設立した公社は府が75%出資する。山林を所有者から借り、スギやヒノキを50年以上かけて育てた後、伐採した木材の収入は所有者と公社で分け合う計画だった。ただ外国産木材の流入に伴う国産材価格の低迷などで将来、計画通りの収益を上げるのが難しいと判断。府は2064年度に504億円の債務超過になると試算し、昨年2月に公社の解散方針を打ち出した。


 これに比べると、㈱舞鶴21の負債は約4億円。京都府が早く決断して、新たなことができる体質に改善すべきだろう。

※参考令和5年9月京都府出資法人の自己評価報告書及び経営状況報告書㈱舞鶴21は49ページに掲載

 

 公共交通について昼間のバスだけでなく、夜の公共交通をもっと積極的に考える必要がある」と述べ、「ライドシェアの制度を国にもっと柔軟にしてもらって、特に地方都市で運用しやすくするべきだ」と提言した。

 

 危機管理部には今年完成した京都府危機管理センターの機能使用状況について質問した後、最近の警報発令、解除のことについても疑問を質問した。

 また消防団員の確保について、難しい問題だし、様々な手を講じていただいているのは確かだが、団員の減少と高齢化を見る時に、今の施策だけでは効果が上がっていないと思う。

 「わがまちの消防団強化交付金」は以前のように、各分団に団員数×5000円を現金で支給し、必要なものを必要な時に買える、使える仕組みに戻す方が良いのではないかと提案した。

 さらには消防団員の増加には、勤務先と家族、地域の理解が必要だとも述べた。

 「消防団活動を通して様々な資格取得の受験料を消防団で負担する、講習等の機会をつくるなど、送り出す企業のメリットを高めるのはどうか?」「女性消防団や子ども消防団は家族の理解を得ることにつながるので、さらに進めるべき」「最近は火災での出動以外にも水防や行方不明者捜索など、活動が広がっていることを地域にアピールして、若い人が必要だと訴えること」などを提案した。

 

 夜は京都に泊まった。


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講演会「美しい意識の新しい惑星の創造」

2024年07月30日 | 歴史の探求

30日㈫午前午後来客。

 午後戸村聡里くん京都府中丹広域振興局企画・連携推進課福井あゆみ課長農商工連携・推進課志多野洋子参事引き合わせて、TRIP HUT(トリップハット)、山家駅からあやべ温泉をつなぐ地域づくりや観光振興の構想について説明してもらった。

 今後、京都府ともコラボしてもらえることがあればと思っている。

 

 先月の「あやべMBTミーティング」に参加してくれた栗山和久くん今度の日曜日、8月3日綾部市里町京都府中丹文化会館での講演会「美しい意識の新しい惑星の創造」を企画しており、私も先日、チケットを購入した。

 どんな講演会になるのか、全く見当もつかないのだが、そういう訳の分からなさが結構好きだ。自分の頭で理解できない、自分の器を壊すようなことが起こる時、自分の器が新しく生まれ変わる。

 メインゲストであるペンキ画家SHOGENくん今年の3月に、たまたま「今日誰のために生きる?」を読んで知っていた。隣りの京丹波町出身だと知っていたが、栗山くんから彼のお母さんは綾部市出身だと聞いた。

 そのSHOGENくんが昨年11月に、綾部の奥上林に住む栗山くんを突然訪ねて来た時、栗山くんは「綾部」のことを3時間くらい、ぶわーっと語ったという。それを聴いて「綾部のためにボクが協力出来る事あれば、力にならせて下さい!」となり、その時点で「2024年のスケジュールは8月3日と4日しか空いてないです」ということで、8月3日の綾部での講演会が決まったそうだ。

 他の講師の方々栗山くんの縁で来られることになり、どういう話になるのか全く分からないのだが、綾部が重要な交錯点になる予感がしてワクワクしている。

 

 今日はさらに栗山くん「玉鉾神社_世界再生会議 Part 2」という昨日公開されたYouTube番組を紹介してくれた。そこでSHOGENくんのことや綾部のことが語られている。(動画5分~)

 これは観光庁エンタメ観光マイスターなどをしておられる博耀さんのチャンネルで、さんとは、二之湯真士府議(当時)の紹介2013年10月に綾部でお出会いしたことがある。

参考:2013年10月30日付blog「神楽と酒蔵」

 全ての存在はつながっていて、その重要な媒介地として「綾部」の役割があるのだろうと思う。ぜひ、8月3日、中丹文化会館でお出会いしましょう!


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すごい画家がいた!自適の人・有道佐一

2024年07月29日 | アート・文化

29日㈪蒲田正樹さんから著書「自適の人・有道佐一」を送っていただいた。綾部が生んだ孤高の天才画家、有道佐一画伯の作品がカラーでたくさん掲載されており、大変読みやすく、有道画伯の生涯やエピソードがうまく説明されている。

 帯にはこう書かれている。

すごい画家がいた! 

巨匠ジャコメッティを一瞬にして虜にし、マティスが属したサロン・デ・チュイルリーに客員として初めて招待された画家、有道佐一。

帰国後は画壇から離れ故郷、綾部市でひたすら風景を描き続けた、まさに自適の人の作品と人生。

 

 京都市京セラ美術館では8月6日~18日まで「没後40年有道佐一回顧展」が開催されます。「幻の画家~孤高の魂が描いた果てしなく美しいふるさとの山河」という副題そのままの展示会になると思います。

 ぜひ、会場に足を運んでいただきますようお願いすると共に、その前後には「自適の人・有道佐一」をご覧いただくと、より楽しめるものと思います。

 さらには綾部市東山町の東山公園で上林川沿いを散策していただくと有道画伯の作品と同じ風景を見ることもできます。


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水無月まつり

2024年07月27日 | 寺社行事

27日㈯今夜「あやべ水無月まつり」の花火大会。息子、娘、姪っ子の友達が夕方からたくさん遊びに来ていた。

 今年は旧市民センター跡地の公園化工事のために、家の前から上町の由良病院あたりまでが立入禁止となっており、露店はほとんどが川糸町の京都府総合庁舎の駐車場に出店していたため、珍しく熊野新宮神社の前は空いていた。

 落ち着いた雰囲気の神社と花火の写真を撮ることができた。

 あとは家の前から花火見物をした。今年は花火の放送もこちらの方には設置されていなかったので、静かな花火大会だった。

 

28日㈰今日も猛暑。10時から熊野新宮神社(出口孝樹宮司)水無月大祭を参拝した。毎年恒例のあやべ太鼓の演奏から始まった。あやべ太鼓江戸時代に綾部を治めた九鬼氏の「水軍太鼓」に由来している。

 今日は祖父・源太郎の命日でもある。43年前昭和56年7月28日に89才で亡くなった。

 暑いし、本でも読んで、静かに過ごそうと思う。


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岡山県真庭市へ

2024年07月26日 | 京都府議会

26日㈮朝9時広島県福山市のホテルを出発し、バスで岡山県真庭市へ。

 真庭には京都府副知事の太田昇市長がおられ、就任された頃に自民党府議団で訪問したことがある。私にとっても、府議になった当初に公舎会等でもお世話になった懐かしい方だ。

2014年2月3日付blog「真庭市へバイオマスツアー」

2014年2月4日付blog「バイオマスツアー2日目」

 10年前は様々な取り組みがまだ始まったばかりだったが、それが順調に進んでいる様子を真庭市役所で説明していただいた。太田市長は今日は大阪万博関連の関西出張で不在にしておられた。

 

 昼食真庭あぐりガーデンという真庭市で浄化槽管理などをしておられる十字屋グループが運営しておられる施設で食べた。

 真庭市では家庭から出る生ゴミを分別して回収し、液肥にするプラントを近々、開設されるそうだ。現在は実験的に3000世帯の協力を得て、生ゴミから液肥を作って無料で配布しておられるとのことだった。

 25年ほど前、私は「綾部でも生ゴミから肥料ができないか?」と考えていた。

 今は市議になっている高橋輝くんと二人でレインボープラン実行委員会という組織を作って、平成11年9月には綾部市に提言書「生ゴミがつなぐ台所と農業(レインボープラン)」を出したこともあった。

 その提言した内容が「環境問題市民会議の設置」というものであり、これが現在の「環境市民会議」につながっている。

 この時は、山形県長井市で進められていた生ゴミの地域循環事業「レインボープラン」の考案者である菅野芳秀さんの講演を聴きに大阪へ行ったり、群馬県倉渕村のクラインガルテン(ドイツ型市民農園)や滋賀県水口町の島本農園(微生物と酵素を活用した農法)を視察に行ったりしていた。

 

 真庭市では「お節介野菜」という取り組みがあるそうだ。規格外や売れ残りの野菜をカットして販売し、フードロスをなくそうという取り組みで、最初は数人のおばあちゃんから始まった活動が今は100名ほどの協力者に増えているそうだ。

 これは綾部市でも考えられそうだ。

 

 午後真庭市観光局真庭市バイオマスツアー」に参加し、まずはバイオマス発電のための未利用材等のストックヤードと木材チップ工場を見学した。真庭木材事業協同組合の藤井瑞穂課長から説明を聴いた。

 10年前に見学した際には、バイオマス発電所の完成前だったので、チップは米子の王子製紙に販売されていた。今は多くのチップを近くの真庭市バイオマス発電所に納めているとのこと。

 続いて、真庭バイオマス発電所を見学した。坂本多加雄所長にご案内いただいた。

 真庭市では良い循環の仕組みを構築されていると感心した。

 真庭市議会報を読むと市長と議員が丁々発止のやり取りをしておられるのがよく分かる。議会も活発に議論されているのだろうと思った。

 

 これで視察は終了し、再び岡山駅に戻って、新幹線で京都駅へ。

 綾部市出身の京都府職員である藤岡栄さんの誘いで、藤岡さんの住んでいる北区選出の津田裕也府議綾部市、福知山市出身の府職員の方々と懇談。最終の特急で綾部に戻った。


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常任委員会の視察で岡山、広島へ

2024年07月25日 | 京都府議会

25日㈭朝7時12分発の特急京都駅へ。京都府議会の政策建設環境常任委員会(宮下友紀子委員長)の管外視察岡山県、広島県を訪れた。

 岡山駅で新幹線を降りて、バスで倉敷市へ。昼食を倉敷美観地区で食べたので20年以上ぶりに美観地区に足を踏み入れた。外国人観光客は京都や東京に比べると少なく感じ、それほどごった返してはいなかった。

 最初の視察地倉敷市真備町。吉備真備ゆかりの地であるそうだが、記憶に新しい平成30年の7月豪雨で大きな被害を受けた地域だ。この時は綾部市でも3名の死者を含む甚大な被害が発生した。

 市内を流れる高梁川その支川である小田川の合流点の3キロほど上流で堤防決壊し、大きな被害があったため、合流点を下流に付け替えるという大規模な工事が令和元年から5年かけて行われていた。

国交省岡山河川事務所の所長や倉敷市の職員から現地でも説明を受けた。

 川の流れを変えるという大規模な工事があるのだと驚いた。美しい護岸が整備された新しい大きな川が完成していた。

 近くで今月完成した倉敷市の「まびふれあい公園」も見学した。公園の中心にある管理棟隈研吾氏の設計だそうだ。真備町の名産の竹が使われていた。

 

 次は広島県尾道市へ。尾道港にある広島県所有の倉庫を改装して「U2」という宿泊、レストラン、物販などを行う複合施設が官民連携で整備されている。

 ここには7年前の自民党府連青年局の幹事長時代に、党本部青年局の研修で訪れたことがあった。たしか、この時は党本部の予算がつかず、「有志研修」という形で行き、広島県連の皆さんに大変お世話になった。

2017年7月20日付blog「自民党青年局有志研修で広島県へ」

 当時はまだオープンして間がなかったが、今では尾道市の観光スポットとして定着しているようだった。サイクリングをする人が自転車も部屋の中に入れられる宿泊施設があり、75%ほどの稼働率で繁盛していた。

 こういうオシャレな空間でワインでも飲んで夕陽を眺めたいものだ。

 夜の宿泊は、隣りの福山市に泊まった。

 せっかく視察の受け入れをお世話になったのに「尾道市には泊まらないのか?」と議会事務局の職員に聞いたら、「探したんですが、議会の規定範囲内の宿泊費でこの人数で泊まれるホテルがなかった」とのこと。

 しまなみ海道の出発点でもあるので、尾道市も人気が出てきて、価格が高騰しているのだろうか。


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るんびに学園賛助会の総会

2024年07月23日 | 一般

23日㈫14時から日東精工アリーナにて、るんびに学園賛助会(寄氣恵秀会長)総会に出席した。

 綾部市十倉中町にある社会福祉法人るんびに苑(長谷川毅正理事長)運営する児童心理治療施設るんびに学園(高橋正記園長)への支援を目的に活動している。

 役員改選では寄氣会長はじめ、副会長など役員の皆さんを再任し、今年度もるんびに学園への支援事業を行っていくことが確認された。

 創業者の藤大慶前理事長がお亡くなりになったので、それをどう引き継いでいくのか、まだまだ手探りの部分も多いなと感じた。藤前理事長の息子さんである藤慶哉副会長もお越しになっていた。

 閉会るんびに学園の元京都後援会長現在は賛助会顧問村上晨一郎さん挨拶された。

 19時半から「児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会」(代表:岩波初美千葉県議)の総会オンライン出席した。

 

24日㈬10時から綾部天満宮(大志万宣也宮司)天神祭参拝した。明け方にゲリラ豪雨が降り、昨日よりは涼しかったが蒸し暑かった。

 午後は来客。明日から常任委員会の視察で広島、岡山方面に行ってきます。

 

 先日の劇団ふぁんハウス第45回板橋公演「ふたりのゆめ」の観客アンケートの結果が紹介されています。ご参考までに https://funhouse.main.jp/archives/10917

初めて観させていただきましたが、
とっっっっっっっても感動しました。
親子のストーリー、周りの方々の深い愛、
それぞれに気持ちが動かされ、涙なみだでした。
とてもすてきな時間をありがとうございました。
私も夢をあきらめずに、
また前に進んでいきたいです。
ありがとうございました。

“綾部”という土地に、
みなさんのゆかりがあると思うとすてきですね。
知世さんとゆかりさんがホームで話すときの
バイオリンの曲が印象深かったです。


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東海道新幹線の終日運休に巻き込まれて

2024年07月22日 | 論評・研究

22日㈪昨夜くん、山下くんと東京に泊まった。山下くん「東京に行くのは初めて」と言うので「それなら少し東京見物をして帰ろう」と話していた。

 朝のニュースで、東海道新幹線が愛知県内での事故で運休していることを知ったが、「夕方までには回復するだろう」と思って、築地の場外市場に朝ご飯を食べに行った。

 築地と言えば海鮮丼を食べに行くイメージだが「築地は吉野家1号店の地だから」と説明し、今日はあえて牛丼とホルモン丼を食べた。このホルモン丼(900円)がボリュームもあって、非常に美味しかった。

 築地市場を見て歩きながら、タレントのテリー伊藤の実家、丸武で玉子焼(150円)を買って、三人でシェア。これも初めて食べたが、甘くて美味しかった。

 次は浅草へ。仲見世を通って、浅草寺をお参り。日本人よりも外国人が多かった。

 浅草寺から歩いて10分ほど北東にある山下くん希望の待乳山聖天というお寺にもお参りした。200円払って大根をお供えするというお寺だった。

 

 暑いし、これからどうしようか?と喫茶店で休憩。ネットニュースを見てみると、東海道新幹線は「今日は終日運休」との報道。

 もう1泊することも考えたが、山下くん「明日朝から、どうしても外せない仕事がある」というので、綾部まで今日中に帰る方法を模索することにした。

 とりあえず、「みどりの窓口」があるJRの駅へ行こうと考え、東京駅や品川駅は相当混んでいるだろうから、近くでどこか…と浅草から近い上野駅へ向かうことにした。

 

 12時過ぎ上野駅に到着。「みどりの窓口」はそこそこ行列していたが、待ち時間は40分ほどだと書いてあったので、そこに並んだ。

 13時前ようやく順番が来て相談すると「北陸新幹線で敦賀回りなら行けますけど」と勧められた。しかし、すでに自由席しかなく、並んでもらうしかない」とのこと。13時半に上野駅発の新幹線は乗れないだろうと考えて1時間遅らせ、上野駅ではなく始発の東京駅で並ぶことにした。

 

 東京駅の新幹線改札のあたりは切符の交換を求める人で大行列。上野駅へ行って正解だった。弁当を買って新幹線ホームに上がると、そこもいっぱいの人。どこに並んだら良いのかも分からない。しかし、しばらくすると先発の新幹線や東北行きの新幹線に乗り込む人があってホーム上の人は少なくなり、駅員さんに聞いて並ぶ場所が分かった。

 そこから1時間以上、弁当を食べたりして時間を潰し、暑いホームで並んだ。遅れて並んだ人達は座る席もなく、新幹線の中は満員電車並みになっていた。トイレに行くこともできないくらい、通路まで人でぎっしりだった

 敦賀までの3時間以上、そういう状態だったので、途中、気分が悪くなる人が出たのか、糸魚川駅で救急車に乗せるために停車し、さらに10分強遅れた。

 

 北陸新幹線と東海道新幹線では1時間あたりの本数が違い過ぎる。代替ルートだと声高に言っても、みんながそちらに向かえば全く乗り切れない。

 「北陸新幹線を東海道新幹線の代替路線にする」と言うのなら、こういう場合にどうやって列車を増発させるのかも考えておかなければ、いい加減なことは言うべきではないと肌身に沁みて感じた。

 福井県の国会議員が「北陸新幹線、“バックアップ”の本領発揮。これが国土強靭化」と顔文字付きの脳天気なTwitter投稿をしていたので、あの暑さの中で予定変更を余儀なくされた乗客の苦しみに、もっと心を寄せるべきだろうと指摘した。

 

 また、乗客には多くの外国人がおられたが、車内や敦賀駅では英語での説明が少なく、異国での状況把握に困っておられる様子だった。

 私たちは敦賀駅でサンダーバードに乗り換えて京都駅へ。約1時間強で到着した。そこから約1時間待って綾部への最終特急に乗れたので、無事に22時前に家に帰ることができた。

 北陸新幹線をつなぐことの必要性は感じた。それならばこそ、国会議員や国交省、JR、知事たちは「京都問題」と呼ばれる京都府の我々地方政治家や事業者、市民の意見をもっとよく聴いて、実現可能なルートに早く転換することが必要だろう。


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AYAの会

2024年07月21日 | 議員活動

21日㈰午後劇団ふぁんハウス「ふたりのゆめ」公演を観劇した後、光くん山下くんと板橋から新橋に移動し、駅前の居酒屋で開催されたAYAの会に出席した。小源太も連れて行き、甥の涼基も来ていた。

 AYAの会たしか、弟の耕治が横浜の大学に進学した30年前か、それより前に発足した会なので歴史は古い。当時、東京あやべ会の高齢化を危惧した伯父の四方洋や父・八洲男が働きかけて、首都圏在住の綾部出身者の若手の会として発足した。

 当初位田町出身四方浩人さん事務局を務めておられたが、京都に戻られたので弟・耕治が後を託された。その耕治も海外や東北に赴任していた時期があり、休眠状態になっていたようだが、最近、改めてよく会合するようになったようだ。今日も20人ほどに参加していただいていた。

 AYAの会首都圏在住の綾部ゆかりの人の飲み会で、会費は会合への参加費だけですし、「若手」といっても厳密な年齢制限はありませんので、ぜひご入会ください。私にご連絡いただいても弟に連絡し、グループLINEに登録してもらうようにします。

 この会には今日初めて参加いただいた方が何人かあったが、その中の一人が長瀬次英さんだった。

 長瀬さん1976年11月に綾部市で生まれた47才。大学卒業後、Facebookに勤め、Instagramの日本での初代事業責任者、化粧品のロレアル日本法人の初代CDO(最高デジタル責任者)、EXILEなどが所属しているエンターテインメント会社 LDH JAPANの執行役員CDOなどを務めてこられた。

 「日本でインスタを始めた人って、綾部の人?」と聞かれたことがあって、「そんなことないでしょう」と答えていたが、そんなことあった。

 

 初めて出会った方だったネットで検索するとニューズウィーク日本版での「インスタグラムが日本で浸透した秘密。カリスママーケター長瀬次英が語るコミュニケーションの極意 」という会員限定の記事など、多くの情報が出てくる。

 お父さんの仕事の関係で綾部で生まれ、1才くらいまでしかおられなかったそうだが、プロフィールには「京都府綾部市生まれ」と書いて、綾部のことをアピールしていただいている。

 「海外のハイクラスの経営者と話す時には、自分の故郷の歴史や良いところを必ず聞かれる。そして、それを語れないと相手にされない」という事情もあるそうだ。

 

 AYAの会メンバーでグラウンドホッケーの日本代表選手である帆風大輔くん持ち前の突破力で、ネットからメッセージを送ってAYAの会に誘ったら「綾部の会なら、喜んで」と参加していただけたとのこと。

 「綾部に来て、若者や中学生に故郷に誇りを持つことの大切さなどを話してくれませんか?」とお願いしたら、「喜んで。いつでも綾部に行きます」と言ってもらえた。

 

 日本ではFacebookはオッサンのツールで、若者や女性ではInstagramが主流になっているけど、それはなぜですか?と訊ねたら、「海外ではFacebookが主流ですよ。日本では匿名性が好まれて、InstagramやTwitterが若者に広まっているけど、欧米ではむしろ実名でないと相手にされないんです」というお答えだった。

 たしかに匿名アカウントには非生産的な投稿も多いし、匿名で失われているものも多いんだろうなと思った。

 「悪名は無名に勝る」と最近感じているし、政治家も商品も知られてなんぼでマーケティングが重要なので、さっそく、著書「マーケティング・ビッグバン インフルエンスは『熱量』で起こす」を買って読んでみることにした。

 長瀬さん二次会にも参加してくれた。

 二次会同じ綾部にルーツを持つ者同士、話が弾んだ。


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劇団ふぁんハウス「ふたりのゆめ」を観劇しました!

2024年07月21日 | アート・文化

21日㈰劇団ふぁんハウスふたりのゆめ」板橋公演観劇するために、綾部駅7時12分発の特急に乗って東京へ向かった。

 今回は「綾部公演」に向けての事前調査という意味もあり、「その時には手伝ってほしい」と頼んでいる後藤光市議と万事屋山さんの山下哲也くんにも同行してもらった。

 11時に品川駅に着き、山手線で池袋へ。さらに乗り換えて東武東上線の大山駅に。ここで長男・小源太と合流した。

 4人で昼食を食べ、近くのドトールで時間待ちにコーヒーを飲んでいたら、あやべ水源の里トレイルランのスタッフである松永淳さんに声をかけられた。

 この近くにお住まいで、私のブログを見て演劇を観に来て下さったそうだ。あやべ水源の里トレイルランのTシャツも着て「綾部感いっぱい」の姿だった。

 13時半には会場である板橋区立文化会館小ホールへ。

 会場には綾部関係者がちらほらと。弟の耕治も来てくれ、京都府東京事務所の嶋津誉子所長も来て下さった。客席に座ると光くんが「綾部市歌が流れてます!」と言うので耳を澄ますと、たしかに「緑濃き山脈遠く…」という聞き慣れた「綾部市歌」がBGMとして流されていた。

 劇の内容も最初に観た時よりも分かりやすく、脚本には「綾部度」をさらに増していただいていた。綾部のスーパーでパートをしているという設定の女性の役名は「大空照代」から「大槻照代」に変わっていた。

 上演後の出演者挨拶では主演ますだゆみさん平野恒雄団長に促されて「次は中丹文化会館で演じたい」とおっしゃっておられた。この演劇の舞台の半分は綾部市で、最も重要なクライマックスシーンは京都府中丹文化会館となっている。

 それを綾部に一度、仕事の都合で来ただけの平野団長と綾部のことをほぼ知らなかった劇団ふぁんハウスの俳優さん方に演じてもらっているという「綾部の奇跡」に大いに感動している。

 ピアノAmatiasさんヴァイオリン株竹大智さん共に盲学校出身のプロの演奏家で、「すごい上手い!」と光くんが驚いていた。クライマックスシーンでAmatiasさんは涙を拭いながら、想いのこもった演奏をされ、感動をさらに増幅させていた。

 終演後、平野恒雄代表に挨拶し、「綾部公演」の実現のために今後も連絡を取り合いましょうと話をした。

 平野代表からは翌日、さっそく下記のような御礼のメールをいただいた。

…お客様からも、「綾部に行ってみたい」との感想をあちらこちらでちょうだいし、微力ではありますが、綾部のすばらしさをお伝えする事が出来たかな?と思っております。

綾部公演が現実のモノとなった暁には、より「綾部愛」を全面に出した作品に致しますので、四方先生と多くの関係者の皆様のご意見を伺いながら、脚本も改定させていだだければと思っております。

綾部の皆様とのご縁を大切に、これからも劇団ふぁんハウスは活動を続けて参ります。

お越し下さいました綾部の皆様にも、よろしくお伝えください。

 

 公演の後新橋に移動し、弟・耕治が呼びかけて開催したAYAの会(綾部出身者の若手の会)に出席した。その様子は改めて。


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農大マルシェ2024

2024年07月20日 | 議員活動

20日㈯今日も猛暑。

 8時45分京都府立農業大学校(稲田佳奈校長)へ。農大マルシェ2024オープニングに、綾部市太鼓連合会の皆さんの太鼓演奏が行われた。

 その後は開会式に出席した。河村能夫名誉校長学生代表、山崎善也市長の挨拶等が行われた後、軍手と剪定ばさみを渡され、テープカットならぬ荒縄カットが行われた。

 京都府農林水産部からは青山義久技監に出席していただいた。

 開会式が終わるとお客さんは一斉に欲しい野菜、果物、加工品などを買いに回っておられた。

 福知山高校三和分校のブースでは、生徒が手作りのプリンについて説明をしてくれた。

 栗村井堰土地改良区の役員さんには今後の用水路とポンプの更新に関しての計画を説明。「ようやく先が見えてきた気がする」と喜んでいただいた。

 最近、TwitterやInstagramでフォローしていただいた京都市で着物関係のお仕事をされている中野了太さんに声をかけていただいた。

 中丹広域振興局の職員から「中丹いちおし商品」のカタログをもらって説明を受けたり、府立農大の稲田校長に挨拶した。

 京都府畜産センター(櫻田孝之所長)「アイス作り教室」は子ども達に人気があって会場が一杯になっていた。

 午後事務所にて、ブログ書きや明日からの東京行きの準備など。


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綾部市立図書館からの文書

2024年07月19日 | 教育・子育て

19日㈮昨日、子ども達が綾部高校と綾部中学校から、それぞれ「図書館からのお願い」というカラー刷りの文書をもらってきて、「違和感を覚えた」と憤慨していたので内容を見てみた。

 内容を見て、たしかに…子ども達が思うのもやむを得ないと感じたので、朝一番で小林治教育長に電話をかけた。

 

 教育長からの説明によると、最近、綾部高校の生徒で図書館でひどく騒ぐ子達がいたそうだ。図書館職員が綾部高校に相談し、先生は「連絡をいただければ、すぐに駆けつけて注意します」とおっしゃったそうで、そういう対処をお願いするか、見つけた時にその生徒に直接注意すれば良いのではないかと思った。

 あまりにひどくて身の危険を感じるのなら、警察に通報してもいいし、夕方に時々、警察官に巡回してもらえればそういう行為も抑止できるだろう。

 わざわざ市民の税金でカラー刷りの文書を作って関係ない生徒にまで配るのは「時間もお金も無駄使いだ」と教育長に抗議した。

 

 うちの子ども達はこの文書を読んで「子どもは図書館に来るなと言われているように感じた」ということだった。「勉強する時の鉛筆の音がうるさいから下敷きを使え」ということなら、下敷きを図書館で用意して貸し出せば良いと思うし、「赤ちゃんや幼児が泣き止まない時は、一旦、入口側のオープンギャラリーなど、図書館の外でお子様をなだめて、落ち着くまでお待ちください」という文言も、京都府が進めている「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に逆行しているなと思った。

WEラブ赤ちゃんプロジェクトとは・・・公共の場で泣き始めた赤ちゃんを懸命に泣き止ませようと焦るママの姿をきっかけに始まった取り組みで、周囲が「焦らなくても大丈夫」「泣いても気にしませんよ」という受容の気持ちをステッカー等で見える化することでママ・パパを優しく見守り、子育てにあたたかな風土をつくります。(京都府HPより)

 幼い子どもが騒ぐのは当たり前のことで、それを許容できる社会にならないといけない京都府では知事を先頭に運動しているので、綾部市立図書館にもそういう理解を求めたいと教育長に申し入れた。

 また、綾部市立図書館に関しては、幼い子どもが遊ぶスペースが併設されており、そもそもの図書館コンセプトが幼い子どもを積極的に受け入れる造りになっている。迎え入れるようにしておいて「子どもがうるさいのが困る」というのは何かのトラップなんだろうか?

 幼い子どもが来るということは多少は騒がしくなるということであって、それが嫌なら子どもが遊ぶスペースは別の場所に作ったら良かったし、今からでも入口に大人用の難しい本を並べて塞いでしまったら良いと思う。

 

 「居眠りやゲームも禁止」「館内でのおしゃべりはご遠慮ください。友達や親子で隣り同士に座った場合にはご注意ください」というのも、おしゃべりのレベルの問題があろうかと思う。ひそひそ話をするくらいは許してもらわないと息が詰まる。居眠りも本を読んで眠くなってしまって、多少うつらうつらすることもあるだろう。

 教育長には「図書館は綾部市民の知の拠点になるべき施設であって、図書館の使い方を一方的に決めるのではなく、綾部市民がこう使いたいと思える図書館を創り出すようにしてほしい。これはダメ、あれはダメというマイナスの言葉を綾部市の子どもや若者に発信するのはやめてもらいたい」と抗議した。

 

 9時半からは中丹東土木事務所細井浩一所長らが来られて、今年度の府民協働型インフラ保全事業の審査結果について説明を受け、意見交換した。

 できるだけ拾い上げられるものは拾い上げてほしい日ごろからお願いしており、どうしても採択できなかったものについてはその理由を詳しく説明してもらっている。今月末には申請者に結果が返されるということだった。

 

 午後京都府夏の交通事故防止府民運動スタート式あやテラスで開催され、地元府議として出席した。

 せんだん苑こども園の子ども達警察音楽隊、カラーガード隊が来られて、賑やかにスタート式が祝われた。

 午後げんたろう新聞のラベル貼りのお手伝いにも来ていただいていた。

 

 情報交換の会食。その後、来週で閉店されるスナックに最後の訪問。

 閉店とお聞きしたので体調を崩されたのかと心配していたが、そうではなく、昼間の仕事が忙しくなってそちらに専念されるためとのこと。それなら良かった。しばらくお話して、カラオケを歌って帰った。

 これからもお元気で、ご活躍をお祈り申し上げます。

 写真は、帰りに本町1丁目の交差点にて。

 

 今朝の新聞には、北陸新幹線の敦賀以西ルート建設費の国交省による試算が報道され、2.1兆円と言われていたものが2倍以上の3.9兆円~5兆円かかるとのこと。おそらく、これでも済まないだろう。

 私が以前から指摘しているように、現行の小浜京都ルートの難しさはお金だけの問題でない。もっと大きな問題が横たわっており、なぜそれに国会議員や国交省、JRが気がつこうとしないのか理解に苦しむ。

 「国土強靭化」と言えば、何でも許されると思い込む変な風潮があるが、責任ある立場の方々の言葉が異常に軽くて薄い。しっかりしてほしい。


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綾部中学校PTA地域委員総会

2024年07月18日 | 教育・子育て

18日㈭朝6時に家を出て京都へ。8時から府庁前の第二日赤で人間ドックを受けた。

 日頃から指摘されていること以上には何もなくて良かったが、胃カメラ令和の時代になっても残酷な検査だとは思う。

 昨晩から今朝も何も食べていなかったので、終了後、昼ご飯を食べ、議員団控室に寄って、いくつか電話を入れて綾部に戻った。

 

 会長を務める綾部中学校PTAの地域委員総会に出席した。各町区で選ばれる地域委員が集まって、主には資源回収の段取りを説明し、お願いさせてもらうことを目的に、毎年開催されている。

 会長挨拶では、資源回収を「暑さ対策」で8月末から9月末に変更したことを説明した。それに伴って、雨の場合等で実施できなかった場合の予備日の日程が窮屈になったことにも理解を求めた。

 続いて、生徒の自転車ヘルメット着用に関しての保護者アンケートの結果を説明した。

 回答者の7割が「ヘルメット着用は学校がルール化してほしい」という回答であったこと、学校としてはそういった意見やPTA運営委員会での役員との意見交換の内容も踏まえて「生徒の理解を深める活動をしながら、2学期のどこかの時点で義務化に向けて動いていく方針である」ことを説明した。

 最後に、綾部中学校の授業の様子をお話し、2学期に入ったら、ある一定の期間を「毎日参観日」として設定してほしいと学校に頼んでいるので、子どものことを先生任せにしておかず、ぜひ学校に様子を観に来てほしいとお願いした。

 

 その後小林昌宏校長の挨拶PTA担当の先生からの資源回収の説明などがあり、綾部警察署の渡邉徹交通課長にも来ていただいていたので「自転車利用時のヘルメット着用の必要性」について、動画も交えて、お話をしていただいた。

 保護者アンケートでは「みんながかぶっていたらかぶると思う」「かっこいいヘルメットにしたらかぶるかな?」「補助金を惜しみなく出す」などの意見があったので、補助金の制度についてはこの際、綾部市や綾部市交通安全協会に現状に合わせて見直してもらうことが重要なポイントではないかと感じている。

 先日知り合った23才の綾中卒業生をこの会議に一緒に連れて行き、地域委員の皆さんに紹介して、一言、自己紹介もしてもらった。

 先生達も彼のことをよく覚えておられて、いきなり振られて堂々と挨拶したその成長ぶりに驚き、喜んでおられた。

 お盆明けには約束通り、当時の先生達と彼との飲み会をセッティングしようと思っている。

 

 家に帰り、21時からは全国児相議連(会長:岡川大記世田谷区議)のオンライン勉強会に出席した。事務局の木原功仁哉弁護士から「親権」「監護権」等の法律的解釈について、全国の地方議員と共にレクチャーを受けた。


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「げんたろう新聞」第160号

2024年07月17日 | 政治活動

17日㈬今日は一日、事務所にて。来客やブログ書き、書類整理など。

 時間があったので、温二郎の先日の試合のヒットの動画を編集して、文字など入れてみた。

Instagram @gentaroshikata https://www.instagram.com/p/C9gqkrbyhjK/

 

 「げんたろう新聞」第160号が印刷から上がってきて、19日にラベル貼り作業をお世話になるのだが、今日は近所に少し配りに行った。

 最近はゲリラ豪雨に見舞われるので、ザアーっと降った後を見計らって回った。20分くらいのことだったが、蒸し暑く、汗が出た。

 

 先日のあやべMBTミーティングで、参加者の方が自ら焙煎したコーヒー豆を配っておられた。挽いて飲んでみると凄く美味しかった。

 明日、人間ドックを受けるので、20時までしか飲食はできないとのこと。夜は21時に涼子と温二郎が習い事から帰るのを迎えに行った。


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20日㈯は「農大マルシェ2024」へどうぞ!

2024年07月16日 | 議員活動

16日㈫午前中8月に行う綾部市から京都府知事への要望に関して、綾部市の岩本正信副市長らが内容の説明に来られて意見交換した。

 午後地域交響プロジェクト交付金に関することで、京都府中丹広域振興局企画・連携推進課福井あゆみ課長らに来てもらって、いろいろと意見交換した。

 まちづくりの主体はあくまで府民であって、その自発的な活動がなければならない。その上で、行政が持っている資金や信用をうまく府民が活用することで、活動をさらに持続可能な事業とすることもできると思う。地域交響プロジェクト交付金が今の制度で良いのかどうかも含め、その手法等について意見交換した。

 

 京都府という組織は大きいので、知事が一人だけで動かせるものではないし、議員一人の声ですぐに変わるものでもない。しかし、議員は議会で意見を述べたり、こういった水面下での意見交換を係長、課長、副部長、部長など、それぞれの立場の人達と日ごろからできるだけすることによって、すぐには変えられなくても何らかの動きにつながっていくと思っている。

 京都府に要望に行く際にも、知事、副知事や部長らの後ろには職員がいて、熱心にメモをとっている。そのメモはすぐに議事録として起こされ、一定の範囲の関係職員で共有される。

 この情報共有によって、「四方議員はこう考えている」「綾部市は特にこれを望んでいる」「知事や部長はそれをどう受け止めている」という情報が職員にインプットされ、その実現のために組織が動く方向が決まっていくのだと思って、いつも意見を言っている。

 

 本庁や振興局だけでなく、出先機関に行って様子を見たり、意見を聴くことも重要で、特に地元にある京都府の機関や施設にはできるだけ足を運ばないといけないと思っている。

 今度の土曜日、20日の9時~12時には位田町京都府立農業大学校(稲田佳奈校長)毎年恒例「農大マルシェ2024」が開催されます。先日、学生が宣伝のためにうちの事務所にもチラシやポスターを持ってきてくれていました。

 隣接する京都府畜産センター(櫻田孝之所長)でも同時刻に施設公開があります。ぜひ!20日の午前中は以久田野へお越しください!

 8時45分からは太鼓演奏もありますので、少し早めからお越しいただければと思います。


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