18日(土)は朝から雨。綾部高校東分校の「東祭」だったが、このお祭りはよく雨に降られる。せっかく高校生が頑張っているので何とか晴れてほしいと思うのだが…。
PTAで販売されていた豚汁とご飯を食べていると、綾部中学校の女生徒三人と相席となり、聞いてみたら、綾高の農業科を志望しているとのこと。食品加工などを勉強する農芸化学科や花卉類の栽培の園芸科ではなく、なぜ農業科志望なのか聞いたら、「将来、食品関係の仕事に就きたいので食物の生産のことを勉強したい」とのこと。最近の中学生はしっかりしている。
夕方から京都へ行き、17時半から、自民党府連青年局主催の第16期きょうと自民党青年政治大学の開講式に出席し、青年局長として開講にあたっての挨拶を述べる。二之湯智府連会長、西田昌司府連常任顧問にもご臨席いただいた。
本来は10月中旬に、党本部の鈴木馨祐青年局長を初回講師に招いて開講する予定にしていたが、総選挙と重なり、今の時期に開講となった。
第1講座の講師は林芳正文部科学大臣をお願いし、「超スマート社会(ソサエティ5.0)の実現に向けて」というテーマでお話いただいた。
ソサエティ5.0とは社会の進化バージョンのことで、1.0が狩猟、2.0が農耕、3.0が工業、4.0が情報で、5.0は「仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会」ということだそうだ。
たとえば、IOTやAI、ドローン、ロボットの活用で、過疎地域の人手不足などの課題も解決していくということで、自動運転やドローンによる宅配などがどんどん進んでいく時代にしていくということだ。自動運転は先日から実証実験が始まっているが、これが可能になれば、福祉移送や過疎地の交通問題が飛躍的に解決される可能性がある。
また政府は「人生100年時代構想会議」を設立し、これから寿命が100歳になる時代を迎えるにあたり、様々な社会制度を変えていかなければならないと検討を始めている。
教育制度もそのひとつであり、新学習指導要領ではプログラミング教育が必修化され、平成32年度から小学校でも体験的にプログラミング教育が始まり、33年度からは中学校でのプログラミング教育の拡充、34年度からは高校での情報科の共通必履修科目化(予定)されるそうだ。
工学教育改革では理工系学部が6年制となり、修士までが必修となるとのことだった。
綾部でホンホンたち、IT技術者がやってくれている「自然×IT×こども」のプロジェクトがいずれ綾部市の学校教育においても重要になるのではないかと改めて感じた。
青年政治大学の後は「居酒屋座談会」を行ったが、今回は会場が「居酒屋」ではなく、府連の裏手にある「全日空ホテル」にて。林文科大臣にもご出席いただいた。