OCNのメンテナンスがあって、書き込むページの雰囲気が変わった。(これは自分にしか分からないことですが…)
午後、党員の方が亡くなられたので、まりこさんと一緒に葬儀に参列した。
夕方は典加さんが来られて、これからの事業構想について聞かせていただいた。綾部には、まだ本来的な意味の「まちづくりNPO法人」は誕生していないが、そういうものができそうな良い動きができつつあるようだ。
NPOとNPO法人は違うものだ。法人化する上で考えることは、その事業が従業員を雇い、多寡は別として一定の給料を払うことができる事業になるかどうか、そこが一つの判断基準になる。
どのようにして収入を得るのか、会費か、事業の参加費か、寄付金か、委託金か、それを考えて事業を組み立てていかなければならない。
株式会社設立よりハードルは低く、制約は逆に少ないが、組織の独占はできない。「一人の人が動かしているNPO法人」という言葉は矛盾がある。
そういうことが分からずに、「NPO」を振り回して迷惑をかける福知山ネットのようなところもあるから、NPO法人が誤解を受けてしまっている。
しかし、時代は着実に進んでいる。
日本人はバカではないので、修正をしながら進めていきつつある。
これからはソフト力が重要になる。ソフト力で勝負するNPO法人の役割も大きくなる。
「ソフト力」は「人材力」とも言い換えられる。ハードとソフト、物と人の違いは、物(ハード)は人が作れるが、ソフト(人)は人が作れないこと。人は神がつくる。
人は間接的にしか関われない。神に祈り、環境を整え、産まれてくるのを待たなければならない。産まれてきても、力に変わるまでには、成長を待たなければならない。教育とは「教え育む」ことで、教えることは積極的な指導だが、育むというのは環境を整えて待つことだと思う。
テレビの時代になって、人は待たなくなった。料理番組も待たない。編集できるので、人はテレビの前で待たない。待つのはCMだけだが、それも今や待てない。7時ちょうどではなく、6時54分とか、ちょっと先走った時間から番組が始まるのも当たり前になった。
鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス
ソフトの時代に重要なのは、急がないことだと思う。スローフードとか、スローワークとか、スローライフとか、最近そう言われているのも意味が分かる。