30日㈰、14時から自民党綾部支部(支部長:四方源太郎)の定期大会を北部産業創造センターで開催した。30名ほどの党員、来賓の皆様にご参加いただいた。
支部長としての開会挨拶では「今年は懇親会をやめて、国・府・市政報告会をするということにした。これからもどういうあり方が党員の皆様に喜ばれるのか模索していきたい」「政治とカネの問題では、自民党の国会議員がご迷惑をおかけして申し訳ない。政治にカネがかかると言われるが、裏金は言語道断。表に出せるお金の範囲内でやることだ。お金が合わずに政治がやれないというのなら、さっさと辞めれば良い。もともと政治家を志した理由は、生活費を稼ぐためでも、贅沢をするためでもなかったはずだ」と述べた。
続いて、来賓の吉井章参議院議員、山崎善也市長に挨拶していただいた。山崎市長は「定額減税」の事務手続きの煩雑さを説明され、「国会議員の皆さんには政策を立てる時に自治体の事務手続きのことも考慮してほしい」と訴えておられた。
議事の審議に入る前に、議長に物部支部の四方勝一さんが選出され、種清喜之幹事長、酒井裕史会計(事務局長兼務)から事業報告、事業計画、決算、予算の説明がなされ、満場一致で了承いただいた。監査報告は大槻悟監査にお世話になった。
議事終了後は本田太郎衆議院議員からの国政報告。昨日の本田太郎議連での話に加えて「防衛財源の捻出方法について、日本のトップクラスの一部の超大企業の法人税増とたばこ税、東日本大震災復興税が終了すれば、それを引き続き、防衛財源として国民の皆さんに広く薄くお願いすることになるのではないか」ということだった。
その後、遅れて自民党京都府連会長の西田昌司参議院議員がお越しになり、挨拶していただいた。
自らの政治資金に関しては「派閥の指示があり、秘書が私には内緒で帳簿に記載していなかったが、翌年には派閥のパーティ券代として派閥に再び納めていたから問題ない」「うちの事務所のように政治家の事務所は複式簿記を採用すべきだ」「裏金の疑いのある自民党の国会議員は、私のように国会で説明すべきだ」とおっしゃった後、日本の戦後の政治や財政、経済等がアメリカ、ソ連、中国をはじめとする連合国によって不都合な状況にされていることなどの説明をされた。さらには「京都府北部はインフラ整備が遅れており、北陸新幹線によって、それを何とかしなければいけないと思っている」ということだった。
西田参議院議員には、党員からの質疑にも答えていただいた。「政治とカネの問題は言い訳をしても国民の納得は得られない。次回の選挙には相当厳しい結果が出ると思う」「京都府の南北格差について、どうこれを是正しようと考えているのか?」「国は都市ガスだけに支援をするが、日本海側はほとんどがプロパンガスのエリアであって、こういうやり方ではますます南北格差が広がることになる」「日本海側の振興のために、山陰新幹線を早く実現してほしい」という質問や要望が出された。
最後、時間が超過したが、私から府・市政報告をさせてもらい、演劇「ふたりのゆめ」の宣伝も行って、高橋輝副支部長の閉会挨拶で、定期大会は16時半すぎに終了した。
高橋副支部長からは「今国会で改正された農業に関する法改正に対して、農家は非常に憤っている部分がある。自民党では、そういったことを国会議員にぶつけて議論していけるような場にしていきたい」と述べられた。
長時間にわたり、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
国会議員の皆さんは次の予定があり、質疑応答がほとんどできなかったので、ご自身の話を少し短くしてでも、意見を聴く時間を取ってもらったら良かったと感じた。自民党は国民政党であるので、党員、国民の声をよく聴くという姿勢が党再生への道筋として重要だと思う。