議会中は平日の昼間が京都で拘束されているか、移動の車や電車の中であることが多いので、土日に書類整理などの事務処理をしたり、原稿や手紙やメールを書いたり、相談事で人と会ったりすることになる。来週もべったりと議会なので、この土日はそういうことに充てる重要な時間だが、土日は行事などもあるため、そう自分の都合ばかりというわけにはいかない。
土曜日の午後は中丹地区PTA連絡協議会主催の「みんなでコラボIN中丹」に出席するために福知山市の大江町総合会館へ。
20年前、丹の国フォーラムという団体の事務局に関わっていた頃、当時、府北部の各市町の距離の中心が大江町だからとここでいつも会議をしていたことを懐かしく思い出した。
オープニングは中丹太鼓おもてなし隊「絆」の演奏。大人から子どもまで、実に息の合った素晴らしい演奏だった。最近、中丹の太鼓レベルは急上昇しており、お金をもらって聴かせるレベルがあるなあと思っている。
夜は市議選の新人候補予定者の後援会の招きで「後援会員の心得」について話してほしいと依頼があり、約1時間、質疑応答も含めて説明をさせていただいた。
日曜日は来客。平成25年8月15日に発生した福知山花火大会事故「被害者の会」の役員の方々がお越しになった。ようやく治療費などの面での補償は決着してきたようだが、心身の傷や今後の治療や生活のことを考えると、まだまだ「終わった」とは言えない状況である。
事故が起きたのは福知山市内であるが、被害を受けられた方には綾部市民もたくさんいらっしゃる。その皆さんの身体や心の傷が時間をかけて少しずつ癒されていくよう、私も以前から相談に乗らせていただいており、今後もお話を聴いてご要望とあれば、関係機関へ働きかけるなどのことはやらせていただくつもりだ。
「被害者の会」の方々も、将来的には市民の楽しみであった花火大会を復活させられるようにしてほしいと思っておられる。しかし、その際には二度とあんな悲惨な事故を起こさないため、5年前の事故の徹底した総括と、その上での安全対策を自分達にも分かるような形で示してほしいという気持ちを強く持っておられる。
早く花火大会を再開したいという気持ちも分からなくはないが、もう少し時間をかけて「被害者の会」の方々とも話し合いを積み重ねていただき、気持ちを逆なでせずに共に喜び合えるイベントにする努力をお願いできないかと思っている。
まだ5年しか経っていない。まだまだ被害者とご家族の気持ちに寄り添い、その傷を癒やすことを第一に考えていただく時ではないかと思う。