四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

北陸新幹線問題

2024年08月31日 | 論評・研究

30日㈮朝から京都へ。10時から定例監査委員会議に出席には南丹、中丹、丹後の各広域振興局へ監査に行く日程なども決まってきた。

 午後は綾部に戻った。


31日㈯台風が今日は来るのだろうと思っていたが、結局ほとんど雨も降らず、このまま熱帯低気圧に変わるようだ。

 ただ、綾部のように平穏なところばかりではなく、東海から関東にかけては線状降水帯で川の溢水被害などが出ていると報道されている。

 今日は涼子の送迎で福知山へ行ったくらいで、あとは家や事務所で過ごしている。


 

 「北陸新幹線問題」については、最近「小浜・京都ルートに反対の立場」主にX(旧Twitter)で意見交換をしている。@gentaro4

 ケンカ腰でのやり取りになることもあり、冷や冷やしてご覧いただいている方もあるだろうが、たとえ意見が違ってもやり取りしていると親近感を覚えてくる人もいる。相手はたいていが匿名でこっちは実名なのでやりにくい点はあるが、こういう意見交換は大事だと感じている。

 

 DM(直接のメール)でも励ましや情報をいただいている。

 先日ありがたいことに、「新幹線や自民党裏金問題での投稿を読んで四方先生を応援したいと思ったので、個人献金の方法を教えてほしい」と連絡をしていただく方があり、さっそく住所を教えていただいたので「げんたろう新聞」のバックナンバーと共に個人寄付の方法等を書いて送らせていただいた。

 

 また、北村幸太郎さんという鉄道ジャーナリストの方からは「こんな記事を書いたので読んでください」と連絡をいただいた。

 北村さんはもともとは「小浜・京都ルート」が良いと思っておられたそうだが、先日、国が示した京都駅の位置候補や5兆円を超える費用や工期を見て、「小浜・京都ルート」の推進に疑問を抱かれるようになったそうだ。

北陸新幹線「米原ルート」 所要時間を計算したら「小浜ルート」よりも速かった!(Merkmal 2024年8月31日付)

 (以下、記事からの引用)

 北陸新幹線小浜・京都ルートの詳細なルートが発表された。京都市の西側から入り、嵐山付近で三つのルート案に分かれる形で、急カーブが続くその案を見た人々はX(旧ツイッター)で「こんなルートならプラレールでやれよ」といった声が上がるほどだった。

 京都駅前後の長い減速区間により、当初の金沢~新大阪間は1時間21分との前提も崩れることは必至だ。しかも、特に新大阪駅の工期が長く、新大阪延伸には最低でも25年の歳月と3.9兆円もの費用がかかるという。さらに今後の物価上昇により5兆円越えの可能性もあるとのことだ。

 この状況を考えると、以前当媒体で【混迷する「北陸新幹線ルート」 あなたは小浜派?米原派? 鉄道ジャーナリストの私は、どう見ても「小浜ルート」一択です】(Merkmal  2024年7月28日付)という記事を書いた筆者(北村幸太郎)も、いくらリダンダンシー(多重性)のためとはいえ、小浜・京都ルート推進に疑念を抱かざるを得ない。

 

 昨日付けの朝日新聞にも北陸新幹線延伸「非常に慎重な検討が必要」京都市長という記事が掲載され、小浜・京都ルートが通る予定の京都市長と南丹市長がそれぞれ、「非常に慎重な検討が必要。(国交省はシールドトンネル工法で地下水への影響はないとしているが)確信が持てない。科学的な検証が必要」「(南丹市美山町の)かやぶきの里の価値はいっぺん壊すと、どないにもならんと思います。美山の人たちは困惑している。市民の声も反対が多い。そうした声は受け止めて判断していかなければならない」と述べておられる。

 現状で小浜・京都ルートを進めようすることは政治家としては非常に無責任だ。本来、地方自治体の首長というのは国の事業推進に反対することが憚られる立場であるだろうが、それでも市民を守るためには言わなければならないという両市長の苦しい立場を拝察する。京都府知事も同じだろう。

 

 今、小浜・京都ルート推進と言う人は、もし国が米原ルートなり別のルートを進めようとしていたらそれに従っていたと思う。米原ルートに決まっていたら、「米原ルートを早く進めろ」と言っていただろう。

 そういう人達は「お上には逆らうべきではない」と頑なに信じ、それが「保守」だと勘違いしているだけだ。

 私の周りでは小浜・京都ルート推進の声を聞いたことがない。むしろ、反対の声が大きい。


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あやべMBTミーティングの事務局スタッフ会議

2024年08月29日 | 一般

29日㈭台風が来ないままに週末になりそうだ。

 あやべMBTプロジェクト(代表:四方源太郎)主宰している綾部の異業種交流会「あやべMBTミーティング」事務局スタッフ会議中華料理 嘻嘻にて行った。種清喜之事務局長、後藤光事務局次長を中心に5名のスタッフに集まってもらった。

 2022年4月13日に第1回を開催し、2024年7月10日で第11回となった。毎回、20名前後の方にご参加いただいて定着してきている。

 異業種との連携で仕事の幅を広げる、人手を融通し合う、営業や会員拡大の機会にする、綾部に関する情報交換を行う、顔を広げる、新しい友達をつくる…など、いろんな展開が生まれています。

 いつも事務局スタッフの皆さんには司会進行や受付、食事やお酒の接待、送迎などの裏方でお世話になっているので、今日はその慰労とこれからの運営方針について意見を聴かせてもらった。

 毎回、初めての方もたくさん来られているが、常連さんもおられるので、自己紹介タイムは新人のみにして、常連さんは1行紹介の名簿を配ろうかとか、交流のためのフリータイムの時間を増やす工夫をしてみることになった。

 逆に初めての方にとっては誰がいるのか分からないということになるかもしれないが、常連さんには積極的に挨拶していってもらったり、他の人が話しやすいように場を取り持つことなどもお願いしようと思う。

 当初は2ヶ月に1回開催でしたが、今は3ヶ月に1回にして、代わりに「分科会」「趣味クラブ活動」などを充実させていこうと考えています。

 会員登録はグループLINEへの登録のみで、退会も自由ですし、出席義務等もありません。

 次回は10月上旬(9日を想定して調整中)に開催する予定です。改めて告知しますのでお気軽にご参加ください。


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どうなる?自民党総裁選2024

2024年08月29日 | 論評・研究

29日㈭自民党総裁選立候補表明や表明意思が報道されている。

 いつの総裁選でもそうだが、「勝ち馬に乗りたい」とたいていの人は考えるもの。

 特に国会議員にとっては、自らの出世や選挙での当落にも関係するので「誰が勝つのか?」を様子見している人が多いのではないか。誰しも冷や飯を食いたくないからだ。

 私はちょうど1週間前に自民党総裁選の今後の予測を書いたが、今はだいたいその通りになりつつある。

参考:2024年8月22日blog「自民党の総裁選」

 今日は改めて、私が考える今後の情勢見通しや私自身がどうするか?について書きたい。

 

■「勝ち馬」は誰か?探り合いと様子見

 もう一度書くと、総裁選での多くの国会議員の関心は「誰が勝つのか?」「勝ち馬に乗りたい」ということ。おそらく決選投票にはなるだろうから、誰が残る2人か?決選投票では誰が勝つのか?の探り合いと様子見が続いている。

 決選投票に残る人は議員票も党員票も集められる人、ということになってくる。1週間前にはそれは小泉進次郎環境相林芳正官房長官かな?と思っていた。議員票と党員人気がある小泉氏は上がってきそうだし、霞ヶ関では岸田政権の流れを変えずに仕事を進める人として、ナンバー2の官房長官を求める声が上がると考えたからだ。

 ただ、林官房長官の動きがほとんど見えず、今後、岸田総理がバックにつけば議員票は集まるかもしれないが、党員票は上がらないのではないかと思うようになった。

 他で党員票を集められそうなのは石破茂幹事長高市早苗経済安保担当相小林鷹之経済安保担当相あたりだろうか?

 

 総裁選ではみんなが「勝ち馬」を探している。2位ではダメで、2位になって勝者と対決するより3位以下になって、決選投票では「勝ち馬」に恩を売った方が良いという実利重視の考え方もできる。

 下手に2位につくのも危ないと考えると、まだまだこれから数日でも推薦人は流動的に動くと見ている。

 もし誰かが圧倒的に勝つ流れができればそこに一気に集まるだろうし、20人の推薦人がギリギリ集められてもそれ以上の伸びがなければ勝てないので、推薦人の引っ張り合いや推薦人に圧力をかけて下ろそうとする動きもあるだろうと思う。

 

■決選投票のゆくえ

 決選投票では一定数の議員をまとめるベテラン議員や党長老もカギを握る。

 それなりの数の議員に影響力があるのは、岸田文雄首相、菅義偉首相、麻生太郎首相、二階俊博幹事長、森山裕総務会長、森喜朗首相といった方々で、これが決選投票ではどう組み合わさるのか。

 2枠の1つには小泉環境相が入ってきそうだし、もう1枠が例えば林官房長官や石破幹事長になると、国会議員の浮動票は安定を求めてそちらに流れるかもしれない。他の人だと「ベテラン、長老の支援」と「選挙の顔としての期待」で小泉環境相が強いのではないか。

 たしかに経験不足は否めないが、私は小泉青年局長時代に府連青年局で活動していたので、あの当時の小泉局長を支えていた若手の面々が力をふるってみても面白いのではないかと感じている。

 6年前に、自民党 全国青年部長・青年局長合同研修会で聴いたYahoo!㈱のCSOである安宅和人さんの「シン・ニホンーAI×データ時代における日本の再生と人材育成ー」という講演は目から鱗だった。

 安宅さんは講演の冒頭で「ほぼ全ての革新は若者によって行われてきた」とおっしゃり、今の日本がアメリカや世界の国々に勝つために何をしなければいけないかを考える大いに参考になった。

参考:2018年6月8日blog「自民党 全国青年部長・青年局長合同研修会」

 

 小泉新総裁になった場合には、副総裁、幹事長を替えるくらいで、すぐに解散総選挙に打って出た方が良いだろう。

 お父さんの小泉純一郎首相が総裁選で「自民党をぶっ壊す」と宣言し、その後郵政解散の「大博打」を打つことで安定政権を作ったように、国民の中にくすぶる「裏金議員」への不満に適切に対処し、自民党の殻を破るような真の改革の姿を見せれば、国民の支持を得て選挙に大勝利できるかもしれないと思う。

■私自身はどうするか

 私自身は石破茂幹事長をこれまで通り、応援したいと思っている。石破先生も「最後の闘い」だとおっしゃっているし、綾部支部に2回、青年局長時代に府連学生部に1回、来ていただいて講演していただいたご縁やご恩がある。

 山陰地方、日本海側の振興発展のために、京都府北部では山陰近畿自動車道の早期延伸、JR山陰本線(園部駅~綾部駅)の複線化推進、京都舞鶴港の振興・発展と新たな北部物流拠点誘致、京都縦貫自動車道の早期4車線化の実現が必要で、そのためには我々と立場が同じ日本海側の政治家が一番働いてもらえるだろう。

 

 私が政治家たる使命と目的「国土と府域の均衡ある発展を実現して、綾部市と京都府北部をしっかり守ること」「第一次産業を成り立たせ、豊かな自然の恵みを活かした国・地域を創り出すこと」であるため、今後も本気で本音で、熱量高く活動していきたい。


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「げんたろう新聞」を配りに

2024年08月28日 | 議員活動

28日㈬台風がどんどん減速しているが、その代わりに強くなっているようだ。綾部市のピークは9月1日㈰あたりになりそうだ。できるだけ被害が出ないようにと思っている。

 

 昼前来客午後「げんたろう新聞」を配り吉美地区の多田町綾部地区の宮代町へ。自民党費の集金も合わせて行った。

 稲穂はよく垂れ下がっているところもあれば、まだまだというところも。品種が違うのだろうか。実りの秋が近づいていることは分かる。

 「げんたろう新聞」第160号の発行日は7月16日でしたが、多くの人にお世話になっていたり、また配っていただける方がない町区は事務所から直接配りに行っているため、配達に時間差ができることはご了承ください。

 年に4回の発行で、次回は9月議会の閉会後、11月中旬か下旬に発行します。そのため、まだ配れていない地域もありますが、ご理解ください。

 ご希望の方にはお届けしますので、四方源太郎事務所(☎0773-43-1001)までご連絡ください。

 宮代町で新聞を配っていると「源太郎さん、チラシ配りですか?」と通り過ぎる車から声をかけていただく方もあり、こういうことは大事だなと改めて感じた。

 ずっとお世話になっていた方の家が留守になって空き家になっていたり、歩くと街中の変化を知ることもできる。


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京都府LPガス協会との勉強会

2024年08月26日 | 議員活動

26日㈪台風がそろそろ来るはずだったのだが、スピードがどんどん遅くなり、金曜日か土曜日に来ると予報が変わってきた。台風の影響なのか、非常に暑い。

 午前中自民党費の集金に回った。中上林から井倉町、本町、田町へと。訪問先での話題自民党総裁選、ほ場整備、ソフトボール大会のことなど。

 

 夕方17時から、京都府LPガス協会の畑廣彦会長綾部にお越しいただき、自民党綾部支部所属の府議・市議との勉強会を開催していただいた。

 この勉強会は昨年から開催しており、京都府LPガス協会の綾部支部(松下可奈支部長)にお世話になっている。松下可奈さん府協会の総会懇親会でお出会いした時「LPガスのことを議員さん達にも知ってほしい」とお話があって昨年初めて実施し今年も5名の市議の皆さんにご参加いただいた。

 綾部市を含む、日本の農村部はほとんどがLPガスのエリアで、今後も都市ガスが引かれる可能性はない。

 しかし、いざ災害という時には都市ガスは管が壊れると使えなくなるが、LPガスは家が壊れていなければ使うことができる。避難所や地域の公会堂にLPガスの器具が入っているといざという時はそれを使ってお湯を作ったり、料理をすることが可能だ。

 浄化槽や無線と同じように「前時代的」と思われがちだが、いざという時にはそういうものの方が役に立つので維持しておくことは大切だと思う。

 今日もLPガスのメリット・デメリットや各地での導入事例、国や協会の補助制度などについて説明を聴いた後、質問や意見交換をさせてもらった。

 私からは、学校の体育館空調にLPガスのGHP(ガスヒートポンプ)を使うことを府教委に提案した際に「キュービクルの容量が足りない」「体育館が遮熱構造になっていない」と言われるが、その点での先進事例が全国にはないのか?どれくらい冷えるか、ランニングコストはどうか?などについてはメーカーに依頼してデータが出せないか?などを質問や提案した。

 来年はほぼ全ての学校体育館に空調が導入されているという府内の先進自治体である八幡市を視察見学に行こうかという話にもなった。

参考:GHPのメリット・デメリット

参考:学校空調にGHPが最適な理由(ヤンマー)

 

 約1時間半の勉強会の後は懇親会となり、乾杯の発声をさせていただいた。

 懇親会では、京都府LPガス協会の役職員の方々や綾部支部の役員さん達とさらに意見交換を行った。

 閉会挨拶綾部支部長である寿産業丸岡純社長が務められた。

 今後もLPガス協会の皆さんとは継続的に情報交換して、災害に強い綾部市を作り、体育館への空調導入によって、教育やスポーツ環境のさらなる充実を目指します。

 自民党綾部支部ではご要望があれば、業界団体、地域団体、企業等との意見交換会や勉強会に対応させていただきます。開催形式はどんな形でもご要望に合わせますので、自民党綾部支部(☎0773-42-6233)もしくは自民党所属の議員にお声がけ下さい。


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ソフトボール大会と消防操法大会

2024年08月25日 | 議員活動

25日㈰8時から市民グラウンドにて、第46回綾部市自治会等対抗ソフトボール大会の開会式に出席し、挨拶をさせていただいた。

 私の地元である並松町自治会チーム(監督:村上建体育部長)を含む自治会18チームと事業所3チームが出場し、今週と来週で優勝を目指して競い合う。

 

 閉会式終了後、京丹波町の府立丹波自然運動公園へ行き、9時半から第29回京都府消防操法大会の開会式に出席した。

 綾部市消防団からは東八田分団(荒井和広分団長)が小型ポンプの部に出場することになっており、開会式終了後に現地で最後の激励会が行われた。

 吉田真吾指揮者、井上貴幸1番員、上原豪輝2番員、吉﨑隆3番員、片岡憲一補助員が操法要員として選抜され、綾部市消防団の全団員の期待を背負って、約半年間、厳しい訓練を積み重ねてこられた。

 練習でのタイムは相当良く、優勝も狙えるとお聞きしていたが、綾部市は一度も優勝経験がなく、上位には強豪の市町村がひしめいている。「あくまで挑戦者の気持ちで、最後まで攻めの気持ちで」と激励の挨拶をした。

 午前中の部の最後の12番目、12時24分に綾部市の出番が回って来た。すでに精華町、京丹波町、南山城村、京丹後市などの強豪市町村の出場は終わっている。ここまでのトップタイムは1番目に出場した精華町だとの情報が聞こえてきた。

 綾部市からは岩本正信副市長、種清喜之市議会議長、吉﨑進東八田地区自治会連合会長、白波瀬博之消防団長はじめ、消防分団長、消防職員、そして東八田分団の仲間たちなどが来場し、たくさんの応援団で横断幕を持って、大きな声援を送った。

 無事に操法が終わり、動作にミスはなく、タイムも「午前中のトップ」という声が聞こえてきた。午前中に強豪の出場は終わっているので「これは優勝も期待できる!」とワクワクした。要員さんの健闘を讃え、記念撮影などを終えた後、綾部に戻った。

 

 事務所に戻って、13時半頃に市民グラウンドに行くと、13時20分試合開始予定の並松町自治会VS日本通運の試合はまだ始まっていなかった。

 操法大会と重なるので試合には間に合わないと思っていて、四方家を代表しては次男の温二郎に「頑張ってくれ!」と託してあったのだが、これなら間に合ったなと思った。並松町自治会チームは女性2人も入れて選手が13人とギリギリだったのでユニフォームに着替えてこようかと考えたが、メンバー表をすでに出された後だったので諦めた。

 予定から20分ほど遅れて試合が始まった。

 並松町は最近、大差のコールド負けが続いており、初回から大量失点するのがお決まりになってしまっていたが、今日は新メンバーも加わって守りが堅く、初回を0点に抑えるという幸先の良いスタートを切った。

 そして何と、1回ウラに先制点を奪うこともできた。

 2回以降も長打や連打、エラーでピンチをつくるものの緩急をつけたピッチングと内野、外野の要所を締める守りによって0点に抑え、3回、4回に2点ずつ追加し、5対0とリードして5回を迎えた。

 温二郎きれいにセンター前に抜けるヒットを打ち、守りでも活躍していた。

 4回終わった時点で5対0とリードしていることなど久しぶりで、これは勝てるのではないか!とみんな興奮していた。給水休憩中に全員で写真を撮ったが、ここで撮っておいて良かったと後で感じることになる。

 試合が再開し、5回表に1アウトを取ったところで雷が鳴り始め、再び、試合が中断された。しばらくすると、雷と共にポツポツと雨が落ちてきた。仕方なく、狭いテントで身を寄せ合うようにして雨をしのぐことになった。

 雨はしばらくすると、豪雨に変わった。とんでもない激しい雨が降ってきて、身動きできなくなった。

 これはとても試合の継続は無理だなということになり、このまま5回表1アウト、5対0の状態で次週に持ち越されることに。久しぶりの勝利が果たせず残念だったが、次週にはぜひ勝ちたいと思う。

 相手チームの日本通運さんはさすが運送のプロだけあって、手際よく荷物をまとめて運び出して帰って行かれたので、我々も見習って多少雨が緩くなった瞬間を狙って、とりあえず丹波大橋の下まで移動できて解散した。打ち上げも来週に持ち越しとなった。

 

 19時から消防の東八田分団の操法大会慰労会に出席した。結果は残念ながら準優勝、僅差で精華町消防団に及ばなかった。

 挨拶では準優勝をお祝いし、これまでの訓練とその支援を労った後、「以前の口上林分団の小型ポンプ準優勝、2年前の豊里分団のポンプ車3位、そして今回の小型ポンプ準優勝と悔しいが着実に綾部市が強豪と認められるレベルになってきている。でも綾部市はまだまだ挑戦者であって、チャンピオンに勝つには圧倒的に超えないと勝てないということだろう。でも、このレガシーは次の出場分団に引き継がれるはず。いずれ、綾部市に優勝がもたらされる日を期待しています」と述べた。

 今年のパリオリンピックではフェンシングで日本人が金メダルを獲得した。

 ずいぶん前になるが、北京オリンピックのフェンシングで京都府出身の太田雄貴選手が銀メダルをとった時、この種目で日本人がメダルをとれるのかと嬉しかった。

 その後、太田選手はロンドンでも銀メダルをとったが、彼はオリンピックでは銀止まりだった。しかし、そのレガシーを受け継いだ後輩がフェンシングの地元、パリで金を獲得した。

 今回の悔しい準優勝は将来の優勝へのステップなのだと思う。その優勝は口上林、豊里、東八田、綾部市内の全ての分団の想いを受けてのものになるのだろう。

 精華町には負けたが、南山城村、京丹波町などを押さえて準優勝したことは綾部市消防団の歴史の大きな一歩として、長く語り継がれる立派なことだ。

 東八田分団の皆様、本当にお疲れ様でした。おめでとうございました!


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綾部高校野球部の応援に

2024年08月24日 | スポーツ

24日㈯10時あやべ球場へ。春のセンバツ出場校を決める秋の公式戦で、綾部高校が立命館高校と対戦した。新チームでは初めての公式戦となる。

 地元開催なので、もっと観客が多いかと思っていたが、立命館高校の応援より少ないのではないかと感じた。

 せっかく、あやべ球場で開催するので、もっと多くの綾部市民に応援に来てもらえるよう、これからは試合の開催情報が事前に分かれば、私も積極的に告知していきたいと思う。

 応援にも吹奏楽があればもっと良いし、立命館高校はスピーカーで録音した音を出す応援をしていて、綾部高校の応援も知恵を出す必要があると思う。

 

 試合は立ち上がりにピッチャーが乱れ、1回、2回に3点ずつ取られて、その流れを最後まで変えられず、8対0の7回コールド負けだった。

 リリーフしたピッチャーは2失点で踏ん張り、得点のチャンスも何度かつくっていたので、一本出ていれば流れが多少変わったとは思うのだが、相手の好守に阻まれて完敗だった。

 BEGINの名曲「三線の花」の歌詞「秋に泣き、冬に耐え、春に咲く、三線の花」とあるように、冬場の厳しい練習によって「春には花が咲くように!」とこれからも綾部高校野球部を応援します。

 

 試合観戦の後は志賀郷へ。見に来てほしいと依頼を受けていた普光寺川の護岸改修の完成状況を現地視察した。

 

 その後アスパへ。お誘いいただいていた第35回記念「玄游会京都地区書道展」を見学した。学生書展も同時開催されており、綾部の子ども達の書がたくさん飾られていた。

 

 午後事務所ブログ書き書類整理、読書など。

 「旧統一教会 大江益夫・元広報部長 懺悔録」(樋田毅著、光文社、2024年8月)を読んでいるが、この大江広報部長は福知山市夜久野町の出身で、今は実家に戻って病気療養生活をしておられるそうだ。

 日本の憲法改正運動などの裏側で旧統一教会や勝共連合が暗躍していた様子が書かれているが、これがその通りだとすると自民党は相当根深く浸食されていると思う。


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同級生

2024年08月23日 | MBT

23日㈮来週火曜、水曜あたりに台風の直撃が想定されており、予定のキャンセルの連絡が次々と来る。特別委員会の視察も中止になった。

 

 7月の「あやべMBTミーティング」に参加してくれた建設会社を経営している23才の子が「当時、さんざん迷惑かけたけど、あの時の綾部中学校の先生達と会って話がしたい」と言っていた「その先生達って、例えば誰?」と聞いたところ、今、PTAでお世話になっている先生達だった。

参考:2024年7月10日付blog「第11回あやべMBTミーティングを開催」

 「それならその先生達との飲み会をセッティングしてあげるわ」と言ったので、その約束を果たすべく、今日は「彼と彼の同級生達と綾部中学校の先生方との飲み会」を開催し、15名に参加してもらった。

 最近は20代の子と飲む機会もほとんどないので、新鮮な気分で楽しかった。それぞれ、綾部や福知山の企業や病院などで働いたり、大学院に通っているという子もいた。

 先生達は彼ら彼女らの成長ぶりに驚きつつ、中学時代の思い出や今何をしているのかという話などに花が咲いていた。

 

 あやべMBTミーティングは「出会いのきっかけ」でしかありませんが、さらに掘り下げてグループを作りたい、会合をやりたいという方があれば、今回のように、私たちが会場予約や該当者への呼びかけなどを行うこともできます。

 2ヶ月に1回開催を3ヶ月に1回開催にした代わりに、「分科会」活動を充実させ、会員の人脈づくりや仕事や趣味の仲間を広げるお手伝いにも力を入れることにしました。

 あやべMBTミーティングはこれからもライフワークとして継続していくつもりです。次回は少し涼しくなった10月に開催します。

 

 実は今日はもう一つの飲み会も同時並行で開催していた。

 少し前に綾部高校の同級生の酒井から「法事で綾部に帰るから飲まへん?」と誘いがあった。酒井とは10年近く会ってないし、彼は北海道に住んでいて機会を作るのも難しいので、何とかしようと考えた。

 そこで、同じくクラスメイトだったあづちゃんと福井くんに事情を説明して参加してもらい、30分早くからカウンターに別の席を用意して、二つの席を行き来することにした。

 

 10年前に開催した綾部高校のクラス同窓会の時の酒井の逸話は、卒業式のPTA会長としての祝辞で何度か使わせてもらっている酒井に説明し、「もう一回あるから、最後にまた使わせてもらうわ」と話した。

 前回、高校のクラス同窓会を開催したのは7年くらい前かと思っていたが、調べてみると10年以上前のことだった。

 40才になったあたりに開催して10年が経った。あづちゃんに「50才を超えたので、そろそろまたやろうか」と話し、「とりあえず、グループLINEをつくって」と頼んだ。

※写真は10年前の平成4年度3年8組クラス同窓会の時のもの。


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自民党の総裁選

2024年08月22日 | 論評・研究

22日㈭午前中後藤光くん中丹文化会館へ。来年やりたいと思っている事業に関して、中丹文化事業団の加柴事務局長、職員の井田さんと協議。

 加柴さんとはいつも要件にとどまらず、地方文化の充実、中丹文化会館の整備、日本の少子化や教育の問題など、幅広いテーマについてが話題となる。

 その後くんと昼ご飯を食べに行って、互いの近況を交換。

 「市議会の質問では毎回、豊里地区に関係することを取り上げるのが良い」「1期目の折り返しになったから、そろそろ市政報告会を豊里地区の各地で開催したら」とアドバイスした。

 

 自民党総裁選の日程等が決まり、戦いが本格化してきた。

 名前は10数名が上がっているが、最後までこの全員が推薦人を集めて立候補するには至らないだろうとは思っている。

 すでに立候補表明した小林鷹之元経済安保担当大臣、近々するであろう小泉進次郎元環境大臣、そして石破茂元幹事長、林芳正官房長官、高市早苗経済安保担当大臣あたりが軸になって、これに河野太郎デジタル担当大臣、茂木敏充幹事長が絡めるかどうか、ということになるのではないだろうか。

 最終的には知名度と若さの小泉元環境大臣と安定感の林官房長官の対決になるのかなと思っている。勢いでは小泉新総裁のような気もするが、政権が不安定になることは避けられないかもしれない。


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綾部市から京都府への要望活動に同行

2024年08月21日 | 議員活動

21日㈬朝7時綾部を出て京都府庁へ。綾部市から京都府への要望に同行した。西脇隆俊知事をはじめ、各部局を回った。

 綾部市の岩本正信副市長、種清喜之市議会議長と共に、最初は京都府教育委員会の大路達夫教育次長に出会った。綾部市教育委員会の小林治教育長も同席された。

 私からは、まず教員の欠員数が府教委のデータと現実に相当な乖離がある。それを正確に公表することが「そんなに現場が困っているなら、講師をやってもいい」という機運につながらないか?と提案した。

 教員採用に漏れた子を現在の一年契約の講師ではなく、三年契約で採用するなどして、もう少しゆっくり育成し、たとえ教員として採用できなくても、他の地方公務員や地元企業への就職の道を探ってもらうなど、せっかくの地元の人材を簡単に手放し過ぎているのではないかと指摘した。

 常勤講師は月額24万円ほどの給与(条件により加えて、扶養手当、住居手当、通勤手当、期末手当、勤勉手当等も支給。6ヶ月以上勤務した場合は退職手当も支給。雇用保険や社会保険への加入もあり)があって良い経験にもなるし、新卒から数年のキャリアステップと考えることもできるのではないかと提案した。

 

 綾部高校のトレーニングルームについては器具更新の御礼を申し上げ、屋根が雨漏りして使えなくなっている運動部の合宿施設である同窓会館の修繕を要望した。

 また、川糸町の京都府総合教育センター北部研修所の夜間や土日に市民が利用することについては毎年要望しているがいっこうに実現しない。何が課題なのか、一度、双方の実務者で会議をして、課題を具体的に挙げてみたらどうですか?と提案した。

 続いて、西脇隆俊知事へ要望に。ここには綾部市の山崎善也市長、綾部商工会議所の材木正己会頭も同席された。

 知事には綾部市の最重点要望である「犀川、八田川、上林川の河川整備や浚渫」「京都府農林水産技術センターの早期移転と府立農業大学校の強化」「綾部環状道路(府道広野綾部線)の早期整備」の3点を山崎市長が強く求められた。

 私からは「それぞれ水面下で事業推進をしていただいていることは良く分かっているが、もう一転がり、二転がりさせてもらって、早く水面の上に出して市民に見えるようにしてほしい」とお願いした。

 鈴木一弥、武田一寧副知事も訪ねて、最重点要望に理解を求め、鈴木副知事には「農林水産技術センターの移転を機に、綾部市を農工業の拠点にしてほしい。まだ形が見えない今の段階で、振興局が受け皿になって農工業に関心を持っている民間企業や農家、府立農大の現役学生やOB、行政関係者等に声をかけて、自由に意見を出し合える場をつくってもらえませんか?」とお願いした。

 市長、会頭はここで離脱され、そこからは岩本副市長を中心に各部局を回った。

 建設交通部の石井宏明部長今年の7月に国交省から異動して来られたので、副市長が改めて「綾部環状道路」等の綾部市の課題について内容を説明された。

 私からは「綾部市では建設業者がこれ以上減ると災害対応などに支障をきたす。公契約大綱を見直し、道路舗装等では市内業者だけで競争入札できるようにして、業者の仕事量の維持についても考えてほしい。また中丹東土木事務所管内は今年度、舞鶴市内での事業が大幅に減り、綾部市内では微増したものの、中丹東管内で前年度比15%減ということになった。来年度はもっと中丹東管内の事業量を増やしてもらわないと来年になって、前年度比110%ですと言われても喜んではいられませんからね」と注文をつけた。

 商工労働観光部の上林秀行部長には「令和4年度に新設された起業支援事業費補助金は良い制度だと思うが、年に一度の募集ではなく、春と秋に募集するようにしてもらえませんか?」と要望すると共に、「黒谷和紙の振興について、昨年度、知事には初めて黒谷に足を運んでもらい、理事長らから直接話を聴いてもらったので、何らかそれで良くなったという成果を出してほしい。原材料の楮生産にも支援してほしい。京都府が黒谷和紙協同組合をもっと引っ張り上げてほしい」とお願いした。

 健康福祉部の井原正裕部長は7月に厚労省から異動してこられたので、出身地や年齢、経歴などをお聴きした上で、綾部市立病院の医師確保を要望し、「府立医大の北部枠の学生が北部に純増していないのではないか」と指摘した。

 「綾部市立病院をドクターヘリの発着場にしてほしい」ということも要望した。

 南本尚司危機管理監を訪ねた際には、今年、新しく完成した京都府危機管理センターを見ることもできた。

 危機管理監には原子力防災の避難路整備について、「これだけの整備は必要!」という避難路整備の道路計画図を経産省や関西電力に示し、今もらっている年に1億円程度の予算では全く足りないことを説明して大幅増額を交渉すべきではないかと求めた。

 洞峠の主要地方道綾部美山線の開通は南丹市と綾部市で共同要望している唯一の路線で「せめて1.5車線整備でもできるようにしてほしい」と経産省や関西電力に求めてほしいと要望した。

 危機管理監は「京都府は府民の安心・安全を守るという立場で、避難路整備のことも強く要求していく」と力強くおっしゃった。

 農林水産部の小瀬康行部長には「府立農大を3年制もしくは4年制に改編することを早く中高生に知らせることで、将来の進路を農業に考えてくれる子も増えるのではないか」と府立農大の強化内容や改編時期を早く公にすることを求めた。

 府農林水産技術センターの綾部移転は令和9年、10年あたりを目途に現在、下準備が進められている。府立農大もそれに合わせて強化されることを望んでいる。

 また、綾部高校の農業科と農林水産技術センターや府立農大が連携することも提案した。スマート農業を進めるにあたっては「舞鶴高専やポリテクカレッジとの連携もあるのではないか」ということも述べた。

 

 文化生活部の益田結花部長には昨年、地域交響プロジェクト交付金の被災地支援プログラムを柔軟に運用していただき、おかげで被災地の復旧が進んだことについて御礼を申し上げた後、「中丹文化会館の老朽化について、もっと本格的に整備してほしい」と求めた。

 綾部市は高齢化しており、遠方に行けない高齢者の楽しみは中丹文化会館での催し。西脇知事が「安心・ぬくもり・夢実現」を掲げておられるように、中丹の高齢者が「安心・ぬくもり・夢実現」が感じられる施設に、トイレの洋式化や音響設備の取り換え、舞台や楽屋の整備などの本格改修を急いでほしいと要望した。

 

 最後総合政策環境部西村敏弘副部長、笠原淳史技監らに要望した。途中岡本孝樹部長も戻ってこられて、自治体のデジタル化や府立医大から北部への医師派遣、北部医療センターのことなどについて意見交換した。

 15時半頃に要望活動は終了し、綾部に戻った。

 夜は涼子の送迎で21時に福知山へ。


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少子高齢化社会における地域公共交通

2024年08月20日 | 京都府議会

20日㈫10時過ぎ事務所を出て京都へ。12時半から自民党府議団の議員団会議。13時半から政策環境建設常任委員会に出席し、「少子高齢化社会における地域公共交通の在り方について」をテーマに、京都府建設交通部長龍谷大学文学部歴史学科井上学教授のお話を聴いた。

 なぜ、文学部歴史学科の先生が公共交通を?と思ったが、地理学の先生で龍谷大学にはそういった学部がないので文学部歴史学科に所属しておられるそうだ。

 井上教授の説明の中で、伊根町の「いねタク」という取り組みの話に興味が湧いた。

 年間の利用回数が初年度(2022年)は約8700回と多かったが、2年目(2023年)にいきなり約5800回に下がっていたので、その理由を質問したら「学生の毎日利用が減ったのではないか」ということだった。

 

 私は25年前の1999年(平成11年)にNPO法人あやべ福祉フロンティア(当時は曽根庸行理事長。現在は玉川弘信理事長。事務所:綾部市里町)を立ち上げ、副理事長事務局長として約21年、活動の立ち上げと軌道に乗せることに関わった。

 現在も約70名の運転ボランティアの方々にお世話になって、約1400名の利用会員を約4万回/年の送迎を実施している。(往復は2回として計算)

 私は今はできていないが、立ち上げ当初からの10年ほどは運転ボランティアも時々していた。その中で利用者の方々の生活実態などについてお話を聴いたり、目の当たりにしたりした。

 「いねタク」は伊根町から年に約1100万円の補助金を受けており、あやべ福祉フロンティアも同様に綾部市から約1100万円の補助金を受けているが、受益者数から考えると綾部市では有効に活動できているのではないかと思う。

 あやべ福祉フロンティアは道路運送法の改正以前からこの規模で活動していたため、法改正の時にはずいぶん国交省や運輸支局と話し合いをした。その際に、ずいぶん細部まで詰めて話して、現在のあやべ福祉フロンティアの活動の基礎を作った。

 地方都市での昼間の利用者は、ほとんどが「福祉有償運送」の対象になれる方であるのに、わざわざ制約の多い「交通空白地有償運送」を使うのか?と井上教授に質問したら、教授は「福祉有償運送」の対象者を過少に考えておられたようだった。

 立ち上げ期からのあやべ福祉フロンティアの歴史は「法や規制との闘い」でもあった。国交省は「安全第一」と言うが「それなら地方都市の農村部で移動ができずに亡くなっている命に手を差し伸べてから言うべきだ」と幾度も抗議した。

 

 公共交通の財源の話になると「安全」は置き去りにされて「経済効率」先行で話が進むのに、規制を崩そうとすると現実的でないそういう話になって堂々巡りだった。

 地方を放っておくなら「一切の公共交通に関する規制は地方自治体に委ね、地方住民が相互に話し合って決めたことに口出ししないで欲しい」と東京の国交省にも行って主張したが、なかなか首を縦には振ってもらえなかった。

 東京に行った際に谷垣禎一代議士の事務所に寄って、そのことを説明していたので、許可の最後の局面では福田康夫内閣で1ヶ月半ほど国交大臣に就任されていた谷垣先生に助けていただいた。

 

 また、新設された「ライドシェア」制度は「中山間部では機能しない」井上教授はおっしゃったが、私は「そうではない」「地方都市の夜間の移送に可能性がある」という持論を説明した。「先生にもそういう考えを変えてほしい」と言ったら、「私も今の制度のままであれば…という前提でお話したが、制度が変わればおっしゃるように中山間部にも十分可能性がある」と言っていただいた。

 「規制」は「安全のため」だと言われるが、一方では「既得権保護のため」でもある。「我々も国に声を上げますが、井上教授のような学者の意見は国によく通じるので、先生もぜひ声を上げてほしい」とお願いした。

 

 委員会終了後何件かの協議等の後、綾部に帰った。明日は綾部市から京都府への要望活動のため、朝一番で再び府庁に行くことになっている。


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お盆も終わり

2024年08月17日 | 一般

16日㈮今日から四方源太郎事務所は平常に戻した。午後には自民党費の集金市内企業を訪問し、近況も伺う。

 温二郎が無事にオーストラリア、ブリスベンでの研修から帰国。行きは「寝れなかった」と辛そうだった飛行機も帰りは寝られたそうだ。

 学校やホームステイ先では皆さんに良くしていただいて「とても楽しかった。また行きたい」と。綾部市教育委員会、旅行社の皆さんなど、お世話になった方々に感謝申し上げます。

 涼子も友達と京都に遊びに行っていたので、綾部駅に迎えに行った。

 小源太は今日で二十歳になって、年齢確認が必要な店にも飲みに行けるようになった台風の影響で家に閉じ込められているらしい。

 

17日㈯夏の甲子園では京都国際高校が西日本短大付属高校を完封で下してベスト8に進出した。西日本短大付属高校はOBの日本ハムの新庄剛志監督が応援に来ていた。福岡県代表で相当強いチームだったが、京都国際が危なげなく完勝する姿は頼もしかった。

 観れなかったが早稲田実業と大社高校の試合も盛り上がったようだ。大社高校のような地方の県立高校が活躍すると甲子園も盛り上がる。朝日放送の中継では出身中学校も表示されるので、国営放送のNHKこそ、そういったことを知らしめていくべきなのではないかと思う。西日本短大付属高校は甲子園での優勝経験もある強豪校であるが、福岡県出身の選手が多く、地元八女市の市立中学校出身の主力選手もいた。京都国際高校も京都市内の選手が多かった。

 

 18時から、消防の分団長OB会である綾部市消防纏会(代表幹事:白波瀬博之消防団長)懇親会に出席した。

 綾部市内の12分団(現在は統合して11分団)の分団長OB、歴代消防長、歴代消防署長が対象者なので、参加人数は相当多くなってもおかしくないのだが、コロナ以降、こういった会の参加者も減ってしまっていくのだろうか。

 世代でいうと綾部市のボリューム世代である60代、70代の参加が少ないように感じた。90代はむしろお元気にお二人、参加しておられた。その年まで元気で飲み会に行けることはまさに「健康長寿」、うらやましいことだと思う。

 和やかに懇親が行われ、様々な方と話をさせていただいた。妻の同級生とか、小源太の同級生の叔父さんとか、お世話になっている方の親族とか、新たに分かる関係もあって良かった。

 閉会挨拶東八田分団長野瀬井常樹副団長から。東八田分団は来週の京都府操法大会に出場するため、現在、連日の訓練に取り組んでいただいている。訓練の成果を発揮して良い成績が残せるようにと願って、当日は激励、応援に行きたいと思っている。


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家族でバーベキュー

2024年08月15日 | 家族

15日㈭9時、施餓鬼法要の準備のために正暦寺へ。総代の皆さん方に集まっていただき、玉川弘信住職から段取りの説明を聴いた。

 10時から法要。今年、初盆を迎えられた遺族の方々が参拝された。綾部市、福知山市の真言宗のご寺院様方にも参列いただいた。

 昨年は先代住職も亡くなられたし、歴代総代さんやその奥様、世話方さんなど、この一年でも数多くのお世話になった方々が亡くなられた改めて在りし日のお姿を思い出した。

 

 家族高津町「AYABE PEACE Park&Camp」にてバーベキュー1人6000円の飲み放題コースで、肉と焼き野菜だけでなく、枝豆、ピザ、唐揚げ、釜炊きご飯、北海道濃厚アイスクリームなどもついていた。

 虫が寄ってこないように、離れたところに投光器があったり、快適な空間が創り上げられていた。これまではここでは昼のバーベキューしか体験していなかったが、夜は涼しい風も吹くし、ゆったりできていいなと思った。

 福知山市と綾部市のちょうど境にあり、両市からのアクセスが良いので、ぜひ職場や地域、家族、友人同士でのバーベキューパーティにご利用ください。

 お問い合わせ、ご予約電話0773-40-2500まで。

 

 東京から帰って来ず、今日参加できなかった小源太は明日で二十歳。温二郎は研修先のオーストラリアでたくさん友達ができて「帰りたくない」という気持ちになっているようだが、今日には日本に帰国する飛行機に乗るそうだ。

 まだ一度も海外に行ったことのない涼子は、従姉の優雲ちゃんに韓国に連れて行ってもらう約束をしていた。

 今日でお盆休みも終わり。


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岸田首相が総裁選に立候補しないことを表明

2024年08月14日 | 論評・研究

14日㈬お盆の棚経のために仏間を掃除していたら、突然に「岸田首相が自民党総裁選に立候補しない意向を固める」という速報が入ってきた。

 岸田首相が立候補すると、現職総理相手に立てる有力候補はないのでは?と思っており、「岸田再選」を予測していたので少し驚いた。

 ちょうど小説「暗殺」(柴田哲孝著、幻冬舎、2024年6月)を読んだばかりだったので、そこに書いてあった安倍総理、菅総理が辞めた理由を思い出し、岸田総理も「これ以上はやってられない」という思いに至ったのだろうか?と考えた。

 日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」「安倍晋三元首相銃撃事件が起こった経緯とは」という番組が放送され、このタイミングでの放送はたまたまなのだろうが、あまりのタイミングにそれも驚いた。放送内容で特に新たな事実はなかったが、山上容疑者の単独犯行説を印象づけようとしているのかなとは思った。

 岸田首相の後継者として名前の挙がる方々を見ると本命が不在で、今回ほど予測のつかない総裁選はないなと思っている。

 

 12時半到着の特急で弟の耕治一家が帰省し、午後お盆の棚経正暦寺の玉川弘信住職が回ってこられた。

 正暦寺で進められている「寺泊」の実施状況綾部市でのインバウンド観光のことについても聴かせてもらった。

 両親や耕治一家と食事。


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お盆に入る

2024年08月13日 | 歴史の探求

13日㈫お盆休み事務所も15日まで休みにしているが、昼前から事務所で書類整理やブログ書きなど。役所や病院は休みではないので、事務所にいると電話もかかってくる。

 夕方綾部市立病院へ。

 18時家に帰り、夕食後妻と涼子とお墓参りに行った。一人っ子ならこんな感じなのかな?と言いながら…。

 大学生や専門学校生を下宿させるとなると3人、4人…と子どもを育てるのは経済的に大変だと身に沁みて感じている。少子化対策をするのなら、多子世帯への支援が欠かせないと思う。せめて、保育料や学費は第3子以降は無償にして、通学定期の費用なども第4子以降は無償化したら良いと思う。

 お墓で伸びすぎていた植栽は、道に出て迷惑をかけないようにある程度カットした。

 


 

 最近、小説「暗殺」(柴田哲孝著、幻冬舎、2024年6月)を読んだ。6月20日に第1刷が発行されて、7月26日には第7刷ハイペースで売れているようだ。

 この小説では、2年前の安倍晋三元総理の暗殺事件がフィクションで描かれているが、実際にこうだったのではないかと思うくらい、生々しい。

 逮捕されている山上徹也容疑者単独で、手製の散弾銃で、あれだけの群衆がいる中で、安倍元総理一人だけに致命傷を負わせるというのはマジックに近い。単独犯行ではないのは直感で分かる。誰かが別の場所から狙撃したのだろうと当初から思っていた。

 

 この小説には安倍元総理を暗殺したヒットマンが朝日新聞阪神支局の襲撃にも絡んでいると仄めかしてあり、そんなところにも繋がるのか?と驚いた。「旧統一教会 大江益夫・元広報部長懺悔録」(樋田毅著、光文社、2024年8月)を現在、予約注文しているが、ここにも「赤報隊事件」として朝日新聞阪神支局の襲撃に関する告白があるのではないかと思っている。

 

 小説「暗殺」に登場する元総理は「安倍」ではなく、姓を「田布施」としてあるが、「田布施」というのは明治維新の秘密に関わる地名であり、何かもっと他のことを言いたいようにも思う。

 

 日航機123便の墜落事故のことも最近、ネットで様々な情報が出ているが、これらを全て「陰謀論」と決めつける訳にもいかない、何か影に隠れている部分があるように感じている。

 

 ウクライナとロシアの戦争が長期化し、西側諸国が支援しているはずのウクライナが苦しくなっている。ハマスの最高指導者がイランで暗殺され、アラブのイスラム教国とイスラエル・アメリカが戦争になりそうだ。

 4年前から続くアメリカ大統領選の混迷を見ていると、世界を支配してきたアメリカの国力が減退し、世界の岩盤に亀裂が入りつつあるように感じている。

 何か、ありそうな。空気が止まったように感じる妙な雰囲気だ。


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