日本海食堂は水曜定休だったので、種口さんにご案内いただき、富山市内の見学に出かけた。
まずホタルイカミュージアムに行った。時間がなかったので中には入らなかったが、外に「海洋深層水」の足湯(無料)があり、高齢者の方で賑わっていた。清山荘にも足湯があってもいいなあと思った。
岩瀬という江戸時代から回船問屋が繁栄していた地区へ行き、森家という昔の回船問屋を見学した。米を持って北海道へ行き、昆布やニシン肥料をたくさん買い込んで来て、大阪で売りさばき巨利を得ていたそうだ。案内人のおじいさんが個性的だった。
富山港にはロシア船が数多く停泊しており、鉄屑や中古車を運び出していた。
(写真) 港の周辺には刑事らしき人がウロウロしていた。
岩瀬地区は元々JRの路面電車が富山駅前との間を結んでいたが、JRが撤退した後を4月から市が受け継いで「ライトレール」という名前で走らせていて、便利になったそうだ。観光客も増えつつあるらしい。電柱なども撤去してあり、町並みは伊勢の「おかげ横丁」を目指しているような雰囲気だった。ライトレールの採算がどうなのかを聞いてみたが、まだ4月からなので分からないということだった。
「満寿泉」という酒蔵にも立ち寄った。卓ちゃんが酒米を売り込んでいた。インド&ネパール的喫茶店にも立ち寄った。岩瀬地区には個性的なお店も増えつつあるようだ。
午後は種口さんに別れを告げ、卓ちゃんと利賀村に向かった。利賀村は「そばサミット」が行われたのを東京で月刊「めん」の仕事をしていた頃から知っていた。蕎麦で村おこしをしていると有名な村だったので、一度行きたいと思っていた。
水曜日は施設がほとんど休みだった。仕方なく、唯一開いていたところで蕎麦を食べた。思ったより美味しくはなかった。時期のせいもあったかもしれないが、蕎麦の香りが弱かった。
岐阜県に少し入って、合掌造りの家で観光産業を立ち上げている相倉地区を見学した。観光バスなども入っていた。岐阜の白川郷は有名だが、こちらは穴場だそうだ。
帰りに金沢にも少し寄って、綾部に帰ってきた。卓ちゃんには前から富山に行こうと誘われていたので、その約束が果たせたし、卓ちゃんの知り合いもたくさん紹介してもらったので、また一緒に行きたいなと思う。