15日㈮、朝から京都へ。10時半から京都府議会海上保安議員連盟が発足し、荒巻隆三府議が会長に選出された。議連の発足に尽力された舞鶴市選出の池田正義府議は副会長に就任された。
舞鶴市には第八管区海上保安本部が置かれており、福井県から島根県までの海の安全を日夜守っていただいている。総会の後には海上保安庁や海上保安学校の方々が来られて、現在の業務や課題についての勉強会が行われた。
12時半から議員団会議、13時半から文化生活・教育常任委員会に出席した。議案の採決、付託請願の審議の後、教育委員会の所管事項への質問。
私は3点について質問した。まずは「府立高校魅力化推進施設・設備整備基本構想(仮称)」について、構想の名称が長いので何か良い名前を考えてほしいと要望した後、令和元年から進めている府立高校の施設の長寿命化改良と校舎新築等を含む府教委の学校建設予算は多い年で56億円、少ないと28億円しか投じられていないと指摘し、「魅力化推進」ではこれらとは別枠で年に50億円程度を毎年投じるくらいの覚悟を知事に求めてほしいと要望した。
2点目は「府立高校でのiPad購入」について、今年度モデル校で進められている「管理ソフト(MDM)」を外す試行の現状と来年度の全面展開の見通しを質問した。
「来年度は全府立高校でMDMを入れない予定」と答弁があったので、来年度からは高いiPadを学校で買わなくても良くなり、すでにiPadや別のタブレットを持っている場合はそれを持ち込むことが可能になるのではないだろうか。
この情報を中学校に連絡しているか?と質問したところ、「まだしていない」ということだったので、「できるだけ早く連絡して、入学時の保護者の負担感を少しでも和らげるようにしてほしい」と求めた。
3点目は「武道教育」について。2012年から文科省は中学校での「武道の必修化」を進めているが、10年が過ぎ、どう総括し、見直しの検討はなされているのか?と質問した。
「文科省で見直しが検討されているとは聞いていない」という答弁だったので、「武道といっても、柔道、剣道、相撲から選択することになっており、ほとんどは柔道を選択しているが、武道教育の実態は形骸化している」と指摘。
武道教育の推進には賛同するが、武道の幅を合気道、空手道、弓道、少林寺拳法など広げるとか、茶道、華道、書道、吟道などでも、日本の伝統文化を学ぶことはできるのではないかと提案した。中学生3年生の長女の涼子も家で柔道着を着て、授業に備えていたが違和感があった。
10年間、柔道を必修化しても柔道人口が増えている様子がないし、綾部では柔道部は現実にはどんどん減ってしまっている。中学校のクラブ活動にはない武道を学びたい生徒には学校外の教室を紹介して、学校のクラブ扱いとすることなどを府教委が取り組むべきではないかとも提案した。
常任委員会後には綾部に戻り、18時半から、綾部ロータリークラブ(塩田展康会長)の忘年例会に出席した。
ローターアクトクラブにはようやく女性会員が入会してくれたようで、これから活気が出てくるだろう。
ビンゴゲームの司会は荻野浩志さん。たくさん穴が開くもののビンゴ!にならず、このまま最後までいくのかと思っていたら、最後から2番目くらいにようやくビンゴ!になった。抽選では牛肉をいただいた。ありがとうございました。
次年度会長予定者の仲久保政司さんによる中締めの挨拶で閉会となった。