最終日は和歌山の川湯温泉を出発し、三重県の鳥羽へ。鳥羽では九鬼家の殿様ゆかりの地を探訪した。
バスの中では初日から様々なDVDが放映された。聖地の予習、復習、そして現地での見学や法話を何度も繰り返すことで、何かよく分かったような気になってくる。
修験者が急な坂道を登る時の言葉、「懺悔(さんげ)、懺悔、六根清浄(ろっこんしょうじょう)」が頭の中に焼き付けられていく。
鳥羽に着くと、現地のガイドさんの案内で、鳥羽城の見学や九鬼家の菩提寺である常安寺(綾部藩初代藩主、九鬼隆季公が眠る)などを参拝した。
常安寺では、九鬼家の祈願寺であった正暦寺の玉川正信老僧の先導で、皆さんで般若心経を読経。地元のガイドさんが「こんなことをされる団体は初めてだ」と喜んでおられた。
鳥羽での見学が終わると、一路、綾部へ。
今回の旅行では、田中利典さんや世話役の皆さん、参加いただいた皆さんと共に、たいへん楽しく、有意義な経験をさせていただき、綾部にゆかりのある歴史も勉強できた。
一生の思い出にも残るツアーだったと思う。修験のトップが綾部の出身であるということにも誇りを感じる旅だった。