今日から3日間は予算特別委員会。
僕は今回は委員に入っていないので、3日間は綾部で比較的ゆっくりと時間がとれる。来客があったり、《げんたろう新聞》の制作などを行う。
集団的自衛権の行使に関する閣議決定について。
時代が変われば、「自衛」の対象も変わっていくので、その方法も変わっていくのは自然なことではないかと思う。
「偏向的な安倍バッシング」や「焼身抗議」の方が、「物を言いにくい」空気を創り出していて怖い。
特定秘密保護法は「公務員の守秘義務強化」と「特定(他国との信頼に関わることや国家安全保障上必要な最低限のものに特定されている)の秘密保護に関わって、守秘義務を民間でその情報に触れる者にまで拡大する」という法律であって、戦前の治安維持法とは全く違うものだ。
これがさらに違う法律につながっていくという妄想をできないことはないが、一緒だと言うのはかなり無理がある。
また、戦前は「軍部の台頭」が戦争へ突き進ませた。もちろん自衛隊から文民統制を取り外すとか、自衛隊員からしか防衛大臣を出せないという戦前のようなことになるのなら、それには間違いなく反対だ。
今回の閣議決定は、マンツーマンディフェンスから、ゾーンディフェンスへの戦術変更というものであり、自衛のための戦いはあったとしても、自ら攻撃をしていくということができるようになったのではない。
戦後の安定はアメリカの核の傘の下にあったことが大きいが、アメリカに日本を守る余裕がなくなり、代わりに東アジアでは中国が台頭している。
日本人はアメリカという「親」から独立して、「甘ちゃん国家」から脱する時がそろそろ来ている。独立には、期待よりも不安が先行するのは誰しも体験してきたことだろう。
日本人の命を守り、日本人の命を救うための閣議決定だということをぜひご理解いただきたい。