29日㈬、12時半から議員団会議、13時半から府民環境・厚生常任委員会に出席。
健康福祉部からの報告事項について、意見を述べた。
烏丸通沿いの地下鉄丸太町駅の上にある京都府総合社会福祉会館(ハートピア京都)について、総務部が所管する府民サービス等改革検討委員会による「府民利用施設のあり方検証結果」で、「社会福祉活動の場としての必要性は認めるが、立地条件にすぐれた施設であるので、中長期的には現在の場所で引き続き設置を継続するか検討する必要がある」という改善意見が出されたという。
総合社会福祉会館は高齢者、障害者、子ども達が利用する福祉のための会館として設置されているにも関わらず、「立地条件がすぐれているから将来は移転を検討とは何事か?」と抗議した。他府県ではこういう施設が郊外に移っているらしく、「京都府もそれを真似るべきだ」という意見が出されたらしい。他府県と京都府は違う。
交通弱者の方々が地下鉄駅の上という好立地の場所を利用して何が悪いのか?
この検討委員会の委員は、大学院教授、銀行役員、不動産鑑定士、業態研究家などであり、そういう方々には土地が「お金儲けの手段」にしか見えないのだろうが、行政の役割は市場経済では対応できない部分を補うことにある。
健康福祉部長がこういう報告書を認めるのはおかしい、こういうのが出てきたら、総務部に抗議すべきだと意見を述べた。健康福祉部長も納得して、総務部長に話をしておきますと言っておられた。
会議室の利用率が低いのなら、高齢者や障害者のシェアオフィスとして貸し出すとか、いろいろ知恵を絞って、次の指定管理者選考では考えてほしいと要望した。
夕方、自民党の新しい総裁に岸田文雄氏が選出された。その後の人事によって、政権の安定度が判断できるので、人事に注目している。
総裁選前から、岸田氏が勝利した場合は幹事長の適任者が見当たらないと思っていた。元経済再生担当大臣の甘利明氏が就任するというニュースを聞いて、それは良くないのではないかと感じた。URに関する疑惑について、マスコミに説明をしないままに「睡眠障害」で入院してうやむやになっていた問題が蒸し返されるのではないかと思う。
橋本龍太郎総理大臣の第二次改造内閣において、佐藤孝行氏(ロッキード事件で有罪)を中曽根康弘元総理大臣からの強い要請で入閣させたものの、世間の反発を受けて10日ほどで辞めさせざるを得なかったようなことにならないと良いのだが…。甘利幹事長は早速、その説明を求められることだろう。
30日㈭、12時半から議員団会議、13時半から府民環境・厚生常任委員会に出席。
健康福祉部の所管事項に対する質問では「児童虐待防止条例(仮称)」について意見を述べた。
一昨年、子育て環境の充実に関する特別委員長を務めた際に、「児童虐待防止条例の制定」を政策提案・提言として取りまとめたので、提言を真摯に受け止めて条例化に向けて進めていただいていることに、まず感謝申し上げた。
そして、最近も大阪府摂津市で3歳の男児が殺された虐待事件が起こっており、何としても子どもの命を守ってほしい、そのためには間違いでも仕方ないから、まず「保護」をして、その上で冤罪を起こさないように複数の立場が違う人の視点でしっかり調査をしてほしいと求めた。
綾部でも数年前に行政の怠慢による冤罪事案が起きており、平成31年3月の予算特別委員会の健康福祉部への書面審査で、私はその事実確認と再発防止を強く求めて質問したが、二度とそういうことがないよう条例制定に当たってはよく考えて仕組みを構築するように求めた。
また「ひきこもり」支援に関して、「ひきこもり」という言葉は行政的には使わずに、言い換えるべきではないかと意見を述べた。昔は「痴呆症」と言っていたが、今は「認知症」であったり、「老人」も「高齢者」と行政用語は変化している。「へき地医療」等もどうかと思うが…。
健康福祉部では「ひきこもり」の言い換えを部内で検討していると答弁があった。
夕方、福知山の井上重典府議のお誘いで、河原町三条の貸しギャラリーを訪ねた。井上府議のデッサン仲間で舞鶴出身の女性がパステル画の個展を開催されていた。
井上府議は多摩美術大学を卒業され、今でも洋画や彫刻をされる。福知山にUターンし、お父さんから引き継いだ部品工場を経営される傍ら、私が綾部高校に在学していた時代には綾部高校の東分校や定時制で美術の先生をしておられたそうだ。卒業アルバムにも載っている。
「アート」の視点でユニークな考えを持っておられるし、常にチャレンジャーでもある。今は以前の工場倉庫を大規模改修して「井上ミュージアム」を建設しておられるそうだ。改修工事の写真を見せていただいたが、ショッピングセンターの建設現場と思うような大きな工事を手掛けておられるようだ。
10月1日㈮、12時半から議員団会議、13時半から府民環境・厚生常任委員会に出席。
府民環境部の所管事項に対する質問で「京都丹波高原国定公園の振興策」について、来年3月末に予定されている第1回「あやべ水源の里トレイルラン」に京都府も乗っかって、国定公園を全国や世界に向けてアピールしたらどうか?と提案した。
今日は委員会が早くに終わり、綾部に戻ると高橋輝市議が事務所に来ていて、しばし懇談。