府議会の本会議が始まり、初日と二日目は代表質問があった。
綾部に関係ある部分だけ、要約してご報告させていただきます。
◆京都縦貫道の完成にむけて
大山崎ー沓掛間は用地買収もでき、平成24年度完成を目指して、工事が進んでいる。
丹波ー和知間は用地買収が一部難航している(95%)。用地買収の努力を進め、平成26年度完成の目標達成を目指して努力する。
※国が建設費を絞ってきており、工事費の確保がなかなか苦しい状況らしいが、京都縦貫道は綾部市や京都北部の発展に欠かすことができない重要な道路であるため、予定通りの完成のため、国や府にしっかりと働きかけていきたいと思っています。
◆原発に関して
滋賀県知事は“卒原発”を打ち出している。京都府知事は「将来的には、省エネ、創エネを進め、“縮原発”を目指す」と表明。
「しかし、即時停止はできない。関西広域連合でもその点では合意できている」と滋賀県知事とも現実的な対策を取ることで合意していると説明。
◆関電との協定見直しについて
立地県と隣接県では、地元への対策費や様々な部分で大きな差がある。京都府も福井県に準ずる見直しを求めていきたい。関電とは見直しに向けた協議の場を設定することで合意できた。
◆京都北部の振興について
南区選出の秋田公司議員(自民)が、「京都北部の人口減少は深刻。都市部からの人口移動政策を進めなくてはいけない」と提案され、知事も「東京一極集中を変えるため、国のあり方、ビジョンの見直しなどを行うべき」と応じられ、「日本海側は高速道路もない、新幹線もない。産業集積のあり方を見直し、中丹地域は『ものづくり』の集積を活かして、人口増加を目指していきたい」と述べられた。
◆中丹医療再生計画について
舞鶴市の市民病院の今後をめぐっての中丹医療再生計画について。知事は「調整は府がやるので、舞鶴市の案をまずしっかり示してほしい」と述べられ、「計画の変更にあたっては、綾部市、福知山市の意見も十分聞いて進めたい」と答弁された。
代表質問二日目の夜は、恒例の『公舎会』があった。
府北部選出の7名の議員には、公舎(画家・富岡鉄斎の旧宅)に一室が与えられている。
公舎に入っている北部選出府議と議長、副議長、知事、副知事、総務部長、議会事務局長さんらとの懇親会が定例会ごとにあり、府北部の様々な課題について懇談し、懇親を深めることになっている。