15日㈭、午前中、紫水ヶ丘団地に「げんたろう新聞」を配りに行った。200戸ほどの住宅団地で一部は配達していただいているが、配れていない家が多いので、時々、直接配達に行っている。
「げんたろう新聞」は今年に入って1月~3月を休刊しましたが、4月7日付けで第147号を発行し、再開しています。今後は年4回、定例議会ごとの発行とします。
新聞を配達いただいている方々には改めてお願いして、引き続き配っていただけるとお返事いただいた方のみ、改めて次号から配達をお願いすることとしました。
配達協力者の方がおられなくなった地域もありますので、新たにご協力いただける方がありましたら、部数は何部でも結構ですので、ご連絡いただければありがたいです。よろしくお願いします。
以下は、その方々に説明するために郵送した手紙の内容です。(長文です)
げんたろう新聞にご協力いただいている皆様へ
春暖の候、ご健勝にてご活躍のこととお喜び申し上げます。2月議会は3月22日に当初予算等を可決し、閉会いたしました。新年度も新型コロナ対策が予断を許さず、経済復活に向けては、まだまだ追加の支援施策が必要だと感じています。
さて、「げんたろう新聞」の発行に関して、年明けにお手紙を差し上げましたが、それに対して100名近い方々から手紙、FAX、メール等でお返事をいただきました。
「げんたろう新聞は源ちゃんの政治生命、原点だと思う。政治に携わる限り継続してほしい」「新聞発行によって期待の持てる人という想いにつながり、支持率アップになっている。発行停止だけは避けて欲しい」「げんたろう新聞は非常に人気が高い。継続してほしい」「早く復活されることを願っております。私が配達している地区でも、毎月楽しみに隅から隅まで読ませてもらっている、との声を聞いております」「げんたろう新聞はかわいいネーミングで長く親しみ、府や市の動きを地域のサロンの中で話題にさせていただいたし、このままなくなるのは淋しい限りです」など、お返事いただいたほぼ全ての方々から「継続してほしい」というあたたかい激励をいただきました。
また発行の回数については、「年4回」「年2回」「2ヶ月に1回」「回数を決めずに随時発行」といったご意見がありました。「いずれにしても、今までの議員でそこまで活発な発行をされる方はいなかったと思います」というご感想もいただきました。
「多くの人はブログを読んでいる」「インターネットやSNSの活用で代替すれば良いのではないか」というご意見も複数ありましたが、「高齢の方が多く、ブログやネットの利用ができない。回数は減っても何とか紙での発行を続けてほしい」というお声もあり、現状では議員活動の広報をインターネットだけにすることは難しいと感じています。
配達については、「今のところ、特に苦労とは思っていません。少しでも手助けができればと思っているところです」「私も高齢になりましたが、まだまだ配達は喜んで続けたいと思います」「個人的にはもう少し多い部数でも可能です」「ウォーキングを兼ねていますので、全く負担には感じていません」「新聞を配達することで、私も応援に参加できていると充実感を覚えています」「市街地から離れた村に暮らす一主婦ですが、新聞配達を通して無力な一市民でも府政に関わっているような…気持ちでおりました」「配達は〇〇さんから交替でもいたします」「引き続き配達させていただきたいと思います。少しでも通信費削除の一助になりたいです」「私としては、げんたろう新聞を毎月配りたい気持ちです」とありがたいお声をたくさんいただいた一方で、「創刊から配布してきましたが、私も八十路を登り切って少々苦痛を感じていたところです」「高齢となり、いつまで続けられるかは分かりません」「配布をお受けして5年になりますが、もう一人の配布者も80歳を過ぎられ、いつ配布を断られてもおかしくない現状です」「80歳を超え、何かとしんどくなってまいりました。新聞配達の件ですが、私もどうしたものかと昨今、考えていたところです」「働いている者としては毎回、送っていただいている新聞、ついつい遅れがちになり、他にも2人に配分していただいていますが、その人たちも困難そうです」という連絡もありました。
また、「新聞配達員に幾ばくかの手当てを出せないか?」というご意見もいただきました。私も以前、そういうことが可能なのか?と、京都府選挙管理委員会に問い合わせましたが、選挙管理委員会からの回答は「政治活動の労働の対価として有権者に一切の金品を提供することは、公職選挙法で禁じられている」とのことでした。(ポスティング業者への発注や新聞折込み、郵便局に支払う郵送費については、料金を支払うことが認められています)
新聞の内容や体裁についてのご意見としては、「発行回数が減るのは致し方ないが、そのために情報量が減少するのはいかがなものか」「もう少し字を大きくしてほしい」「A3二つ折りの4ページにして、フォントを大きくしたり写真を増やすと読みやすい紙面になる」「記事の内容が似たようなもので、毎月発行していては新味に欠ける」「将来を見据えた抱負等を聞かせてほしい。京都府、特に綾部市の人口減少対策を中心に」「成果・効果のアピールが少し弱いのでは」「年を重ねると外からのニュースが極端に少なくなります。京都府全体の公共事業の綾部の比率とか工業生産の比率など、どんなことでも知りたいものです」「一般の人からの投稿を募っては」「若者や女性の意見を反映してほしい」「写真を減少して、主張を拡大されたい」「府政の動向と綾部市との繋がりをメインにした内容を濃くされては」「Uターン、Iターン者の活躍を紹介されては」といったものがありました。
上記のようなご意見、ご要望を総合して検討した結果、下記の方針で「げんたろう新聞」を再開させていただきます。
❶原則、年4回、定例議会ごとの発行とします。発行時期はおおよそ、春3~4月、夏7月~8月、秋10月、冬12月~1月とします。
❷回数を減らす代わりに紙面を大きくし、A3判・二つ折り4頁 両面カラーとします。
❸文字を大きくします。(基本は10ポイントから12ポイントに)
❹紙面の内容は、従来の府政報告とコラム「由良川」は継続し、裏面に写真と共に掲載していた「活動報告」は数を絞って、もう少し詳細や今後の見通し、自らの考えなども書くようにします。また、読者の皆さんからの質問や意見等を掲載するための原稿募集をするなど、新しい企画も考えていきます。
❺配達については、いったん白紙に戻し、体制を再構築します。
・現在、配達をお世話になっている方で、継続してお世話になれることが確認できた方には、これまで通り、新聞をお届けします。(ぜひ引き続き、お世話になれれば大変ありがたく存じますが、お返事がなければ、今後は配達するのが難しいと理解させていただきます。部数を減らす、増やす等のご希望は、その通りにさせていただきます。その他のご要望につきましても、ご連絡いただければ対応いたします)
・配達協力者がおられなくなった地域は、いったん配達を止めますが、新たに配達に協力していただける方が見つかれば、配達を再開します。
・発行や郵送の経費に充当する目的で「応援会員(年会費1口1,000円)」制度を創設します。「応援会員」の皆様には毎号、新聞をお届けいたします。複数口の「応援会員」に加入いただいた方で、ご希望される場合は選挙管理委員会に氏名、住所、金額等を届け出て、「寄付金控除のための書類」をお渡しできます。府議会議員は、法律上、企業・団体献金が受け取れませんが、資金管理団体に対する個人寄付は受けることができ、その場合、確定申告の際に「所得控除」を受けていただくことが可能です。
・配達協力者の方がおられなくなって、配達できなくなった地域で新聞購読を希望される方がある場合は応援会員への加入をお願いしますが、「自治会の組内や近所になら配達できる」「同じ会社(部署)の同僚に配布できる」「趣味サークルの仲間に渡せる」「よく出会う友人等に手渡す」など、ご自身含めて5人以上の方に配っていただける場合は、「配達協力者」として登録し、年会費無料で希望部数をお届けいたします。
げんたろう新聞をできるだけ多くの皆さんにお届けすることが、府会議員として大変重要なことだと今回の皆さんからのご返信によって、改めてよく分かりました。
厚かましいお願いではございますが、げんたろう新聞を継続させるために、引き続き、配達のご協力をいただきたく、心からお願い申し上げます。私は、そのいただいたご恩を綾部市の発展によってお返しできるよう、さらに精一杯、頑張ります。
引き続き、配達にご協力いただける場合は、同封のハガキや電話等でご連絡いただければ幸いです。今後の配達が難しいという方は、特にご連絡の必要はありません。ただし、これまでお世話になった皆様には引き続き、新聞を送らせていただきますので、ぜひ今後もご覧ください。
今回の唐突なげんたろう新聞の休刊と意見募集に対して、皆様からは多くの励ましやご意見をいただき、本当にありがとうございました。あたたかいお声に励まされ、さらに元気が出てまいりました。こんなことを書いていただいた方もありました。「娘が10年前に家を出て、嫁いで3年、今でも『あやべが一番いいとこ、一番好き』と言ってくれます。うれしいことです。母の影響があってか、大阪にも“かくれ源太郎ファン”がおります」。
これからも皆さんの愛する故郷・綾部市のため、京都府のために一層頑張ります。私でお役に立てることがありましたら、携帯電話、LINE、メールは年中24時間、いつでも結構ですので、遠慮なく、ご連絡ください。(深夜で寝ていて気が付かなければ、朝にかけ直します)
末筆ながら、皆様のご健勝とさらなるご活躍を心より、お祈り申し上げます。
2021年4月7日
京都府議会議員 四方源太郎