24日(火)は朝7時半からの府市問題研究会に出席し、各地の台風被害や防災対策についての意見交換などを行った後、府議会に行き、午後は決算特別委員会の総括質疑に出席した。
夜は綾部に戻って、寒くなってきたので「夜ご飯は鍋がいい」と頼み、一人だけ白菜と大根と鶏肉と豆腐の水炊きを食べていたら、小源太も「食べたい」とやって来て、一緒に鍋をつついた。
小源太はブラスバンド部でパーカッションだけでなく、最近はチューバもしているらしい。男の子の部員が少なく、大きい楽器を扱う子が少ないので、そちらにも抜擢されたそうだ。「音が出るんか?」と言ったら、ブルブルブルと唇を震わせて見せてくれた。
25日(水)は午前中から台風災害に関する相談や要望等がいろいろと寄せられた。
道路の不通が企業活動にも悪影響を及ぼしており、仮設ででも早く通行ができるように、京都府にはお願いしていきたい。
11時半には山田啓二知事が川糸町の綾部総合庁舎に来て、中丹広域振興局の局長や建設部長、中丹三市の市長、副市長等から台風21号による被害状況の概要説明と要望を受けた。
床上浸水は福知山が多いのかと思っていたら、西舞鶴が結構被害が多く、舞鶴が一番多いようだった。
知事は被害現場の視察も行われ、綾部では延町の古川樋門一帯の状況を見てもらった。今回も延町では床上、床下の浸水被害があった。
知事も古川樋門への排水ポンプ場の必要性を認識され、排水ポンプ車の増強についても府の担当者に指示された。
知事は福知山に向かわれたので、一人で上林方面へ被害の現地調査に向かった。今回は奥上林の古和木で累計雨量500ミリを超える大量の雨が降り、土砂崩れが多発している。
まずは中上林の渡辺弘造連長にお電話したら自宅におられたので訪問。
土砂崩れや田畑への土砂や流木の流入に対して、「年寄りばかりで、とても地元だけでは撤去できない」とおっしゃっていたので、「地域力再生補助金も活用できるようになるだろうから…」とその利用を勧め、「京都府には申請書類の作成や報告については親身になって相談に乗り、対応してもらうようしっかり頼んでおきます」と約束した。
その後、床上・床下浸水のあった八津合町日置谷の料理旅館・森本屋を訪ね、被災のお見舞いを申し上げ、状況を聞かせていただいた。
いつも内水被害を受ける地域なので、今後のバイパス計画の進捗によってさらに被害が広がることを懸念しておられたので、「そうならないように、それはしっかりと土木事務所に要請しておきます」と約束した。
次は上林禅寺を訪ねたらお留守だったが、近所の方に教えてもらって、お寺の上り口の岩石が崩れて道をふさいでいる箇所を見た。これも地域力再生補助金で一部、業者の力も借りて撤去しないと、高齢の檀家さんだけでは危ないし、とても石を運べないなと感じた。
続いて、五津合町弓削の民家裏の土砂崩れ現場へ。お家の方はお留守だったが、隣の家の方がおられて状況をお聞きした。治山施設の整備をしたところがまた崩れて、もう少しで民家になだれ込むところだった。
次は奥上林へと入り、まずは公民館に立ち寄ると主事さんがおられたので、被害状況と特にひどい箇所の確認を行った。復旧にあたっては京都府の地域力再生補助金のこともお知らせし、熊内久志連長さんにもお伝えいただくようお願いした。
奥上林で特にひどいのが古屋と古和木だとお聞きし、古和木へ入った。熊内連長さんもおられたので、朝根という今回一番大きな被害を受けたところを案内していただいた。
いつもお世話になっている自治会長さんの家の周辺が大きな被害を受けており、水も出ない状態で車も流されたとのことで、本当に何とお声がけしたらいいのかという状態であった。
谷の上部にあった砂防堰堤が破壊されるほどの土石流が押し寄せており、命や家が無事だったのが幸いだった。
古屋では2世帯3人が孤立していたが、とりあえずは一時的に集落を出て、避難されたとのこと。
さらに山林崩壊の危険があり、一般車両の出入りは禁じられているが、栃の実の仕込みなどの作業があり、一日も早く古屋に入れるようにしてほしいとの要望を受けて、府は車が一台だけでも通れるような仮設道路の整備を急いでいる。
中丹各地で大きな被害を出していることに対し、府は27日(金)までに補正予算を組む作業を行い、30日(月)の閉会日には復旧のための補正予算を議決できるよう不眠不休で準備している。
各市議さんや地元の方々から要望が寄せられているので、できるだけ早く復旧が進むように土木事務所等へお願いしている。
26日には地域力再生プロジェクト支援事業交付金が復旧作業に使えると府が記者発表を行ったので、奥上林・中上林の連長さんや市会議員さんに急いでお知らせし、あやべ市民新聞にも記事掲載してもらうようお願いした。
上限30万円だが、全額補助で一部専門業者の力を借りての作業にも経費を充当できます。
お問い合わせ等ありましたら、四方源太郎事務所(電話0773・43・1001)までお気軽にご連絡ください。