26日㈭、12時半から議員団会議に出席。明日、今月2度目の8月臨時議会が開催されることになり、その議案についての説明を受けた。
新型コロナウイルスの京都府内での感染状況は日々、増加しており、予断を許さない。
最近の感染者は60代以上が約7%でそれ以外が93%で、そのうち10代~30代は65%を占めている。ワクチン接種が85%以上済んでいる高齢者への感染は抑えられているので、今後いかに早くワクチン接種を進めていくかが感染拡大を抑えるカギだ。(京都府では8月24日現在、全体の1回目接種が44.47%、2回目35.32%)
綾部市では12歳以上で接種券が送られている方は全て申し込みが可能であり、9月12日には集団接種の受付が終了して個別接種へ移行するので、早めに集団接種をしておかれることをお勧めします。
8月25日時点で、東京都は前週増加比が0.95と1を下回るようになったが、京都府は1.27、大阪府1.39、兵庫県1.38と関西三府県では高い値を示している。
13時半に京都府森林組合連合会の森井専務理事に来ていただき、京都府議会森林・林業活性化議連の総会と勉強会の開催について、森林組合連合会からの出席を相談した。府内の森林整備の今後についても意見交換した。
夜は綾部に戻り、京都府第五区選挙区支部の選対幹部会をZOOMで行った。Wi-Fiの調子が悪く、こちらから画面や話は聴けたが、全体にはつながっていなかったようだ。
27日㈮、12時半から議員団会議を経て、13時15分から8月臨時議会の開会。会期は1日。
本会議、全員協議会の後の府民環境・厚生常任委員会では所管事項の質問を2点行った。
1つは「妊産婦のワクチン優先接種」について。京都府の資料には「優先接種を受けられるよう市町村には通知済み」と記載されているが、「通知」しただけで市町村では対応ができるのか、実効性をどう確保しているのか?を質問した。
私が聞いている産婦人科医の意見として「接種の前後に胎児の心音を聴く必要がある」とのことだが、それは市町村で対応できるものなのか?とも尋ねた。
答弁では、市町村にはできるだけ産婦人科病院で個別優先接種が受けられる体制の整備をお願いしているということと、胎児に注射するわけではないので心音の確認までは必要ないということだった。
里帰り出産の場合、他市町村の接種券を持って行っても優先接種させてもらえるのか?と聞いたら、それも対応することになっているとのことだった。
2点目に、今日の京都新聞の報道で「重症者数を過少計上 現場の医師憤り『危機感伝わらない』京都府のコロナ発表」という記事の内容について事実確認を行った。
京都府が毎日発表している重症病床使用率の計算基準は、厚労省に報告している基準とは違うものを発表しているそうで、国の基準だと重症者33人になるところが京都府基準では26人と少なく出て、逼迫度合いが伝わらないと記事では指摘されており、確かになぜそんなややこしいことをする必要があるのか、答弁を聞いてもよく理解できなかった。
現在は病床全体の75%程度が埋まっており、以前の常任委員会で「実質的には75%で満床」という答弁があったので、地域によってはすでに100%で溢れているのではないか?と聞くと、中川正法保健医療対策監からは「京都市・乙訓医療圏の病床使用率はすでに94%となっており、ICUから1人出したら、次の人が入るという状態で逼迫している」との答弁があった。
このやり取りについては翌日8月28日付の京都新聞で「京都市と乙訓の病床使用率《第5波》で最大 感染者の搬送に影響も」として掲載されていた。
しかし、記事には…
新型コロナウイルスの感染患者が入院する京都府の専用病床について、京都・乙訓医療圏(京都市、向日市、長岡京市、大山崎町)の病床使用率が、8月24日時点で感染「第5波」としては最大の84.7%に上ったことが27日、府への取材で分かった。
(中略)
府はコロナ感染に関し、医療圏ごとの病床数や患者数は明らかにしていないが、27日の府議会常任委員会で京都・乙訓医療圏の病床使用率のみ答弁した。
取材に対し、他の医療圏については「庁内で検討が必要なので、今は出せない」(府保健福祉部)としている。
と書いてあった。
答弁より10%、病床使用率が下がっていたので答弁は間違いだったのだろうか?
この答弁の後、「議員にいい加減な数字を言ったのか!?」などと、新聞記者と健康福祉部で激しく口論していたので何事かと思っていたが…。
保健医療対策監の答弁では府内のコロナ病床は相当逼迫していると感じたが、現場の実感と京都府の発表には、やはり乖離があるのだろうか。
綾部に戻り、19時半から飲食店の協力金の支払いに関して納得いかないとのご相談に対応。月曜日に担当部局に連絡して調べてみますとお約束した。