ここ数日、連日のあわただしい日々であった。
先週の水曜日、20日の夜6時のニュースで「谷垣代議士が不出馬!」という一報があり、ただただ驚いた。
車いすでも選挙ができるのか、検討し最終調整をしているところだと聞かされていたので、選挙に立候補されるものだとばかり、思っていた。
そこから、連日の協議が始まり、22日午前には自民党府連の役員会で、23日18時を〆切に候補者を公募するということになった。
私は、京都五区で育った本当の意味での出身者であり、北部選出の5人の自民党府議の一人でもある。
また年齢は43歳、府議として二期目で自民党府連では青年局長を務めており、私が手を挙げなければ地元の声を中央に届けられる人がいなくなってしまうと考え、鹿子木旦夫後援会長、安藤和明自民党綾部支部長、山崎善也市長などの了解と支援の約束を取り付けた上で、公募に応募させていただいた。
24日には最終選考があり、応募した13名のうち4名が面接を受け、投票で絞られた2名には残ったが落選し、皆さんの期待に応えることはできなかった。応援していただいた皆さんには本当に申し訳なく、感謝と共にお詫びを申し上げなければならないと思っている。
自民党福知山支部長の井上重典府議、舞鶴支部長の池田正義府議は同じ中丹の同志として、一貫して私を支持していただいた。「ゲンちゃん、やはり、この地域のことをよく分かった人間が中央に出なアカン」と背中を押していただいた。
このご恩は一生忘れることなく、今後も共に京都北部のために汗を流していきたいと誓っている。
投票は12名の選考委員で行われた。二之湯智参議院議員(府連会長)、西田昌司参議院議員、伊吹文明衆議院議員、菅谷寛志府議(府連幹事長、山科区)、小林正明京都市議(府連総務会長、北区)と立候補者を除く京都北部の3名の府議(京丹後市の巽昭府議、福知山市の井上重典府議、舞鶴市の池田正義府議)、そして自民党京丹後支部長、伊根支部長、与謝野支部長、綾部支部長というメンバーだった。(福知山支部長、舞鶴支部長は府議が兼務のため票は無し)
井上、池田両府議には票の配分が人口を反映していないという点など、平等性を欠くのではないか?という指摘をずいぶんしていただいたと選考委員の一人であった綾部支部長の安藤和明市議会議長から聞かせていただいたが、「そんなことを今頃言われても…」と押し切られたとのことだった。
投票は京都五区以外の府連役員5票、丹後地域の役員4票、中丹地域の役員3票という内訳で行われたので、どうしても私の地元である中丹地域の意向が反映されにくかったのではないかとも思うが、結果は結果として潔く受け止めなければならないと思っている。今は明鏡止水の心境だ。
24日、綾部に戻り、19時から四方源太郎後援会の役員会を開催した。経過の説明とお詫びを申し上げた。
こんなことは初めてだが、挨拶をしながら涙が溢れてきて、途中、言葉が発せられなかった。
期待に応えられず申し訳ないという気持ちと共にホッとした気持ちもある。ずっと思ってきたところに立とうというチャレンジはできたのだから、満足している。
結果報告の中で皆さん疑問におっしゃるのが、「投票なのに、なぜ票数が公開されないの?なぜ選考委員の一部の人しか票数を知らされないの?」ということだ。
「こういう密室的なことをするから、自民党はいつまでたってもイメージが悪くなるんだ。不正があっても確かめようがないではないか」というお叱りも受けたが、これがいつもの自民党のやり方で府議団の役員選挙でも同様の方法で行われる。
私は釈然としないので、いつも公開を求めて発言しているが、認められたことはない。
政治とはこんななものである。