午前中、自民党本部で2つの勉強会があった。
「地方創生~地域経済活性化に向けて」というテーマで、まち・ひと・しごと創生本部の佐村知子事務局長代理の話を聞いた。
「地方創生は地方の課題ではなく、日本全体の課題だ」と山田知事がおっしゃったそうだが、まさにその通りで、中央政府が真剣に地方分権や規制緩和をやらなければ、「地方創生」はできないと強く主張した。
「次元の異なる」という表現がまち・ひと・しごと創生本部の基本方針の基本目標に示されているが、国が全ての規制を撤廃し、地方が必要と感じる規制だけを行うくらいの感覚を持ってもらわなければならないとも述べた。
2つ目の勉強会は「集団的自衛権」について、自民党本部の田村重信調査役にお話を伺った。
集団的自衛権の閣議決定については、「日本が戦争をする国になる」とか「閣議決定だけで、憲法解釈を変えた」とか言われているが、それは全く間違っていて、憲法上のしっかりとした歯止めがかけられるようになっていることがよく分かった。
むしろ、海外での邦人救助や武装勢力による離島の侵犯などに対応できるよう、これから自衛隊法の改正など、国内法の改正を国会でしっかりと議論していくという話だった。
終了後、すぐに東京駅から新幹線に乗り、夕方には綾部に戻った。衆院選の準備を皆さんに慌ただしくしていただいている。
関西電力から、高浜原発が特別点検に入ると説明に来られた。
40年も経つ原発を使い続けるより、新安全基準で新しい原発を作った方が良いのではないか?という話をした。
原発の安全性について理解を得るために、関電社員が個人財産を登録して、事故を起こした場合の補償金に充当するというくらいの覚悟を見せればと以前から提案しているが、今日は「関西電力の本社を綾部に移したらどうか?」という提案をした。
関西電力は「日本の悩みを希望に変える会社」になるべきだ。電力確保の仕事もそうだし、今の日本の課題である「地方創生」にも対応すべきでないか。
安倍総理も「本社を地方に移した企業には税制優遇を」ということを言われている。
関電が率先して、本社を日本海側に移し、国に規制を撤廃させて、電気料金を優遇する工業団地を北近畿に作るとか、いろいろと地域貢献を考えてほしいと伝えておいた。
「関電本社を綾部に移す」ことがいかに関電にメリットがあるかについて、ぜひ社長に説明させてほしいと頼んだ。