朝8時半、中上林の岸本章三さんと一緒に、亀岡市にある《京都府農林水産技術センター》に向かった。
岸本さんは元府職員で、同センターの前身である《京都府農業総合研究所(農総研)》にも長くお勤めだったので、ご案内していただいた。三重大学農学部OBで、大学の先輩にもあたり、以前から農業のことについて、親しく教えていただいている。
現地では、岸本さんの部下であった山下道弘センター長と樫本紀博農林センター所長に説明していただいた。
山下センター長は以前、農産流通課長時代に、《NPO法人あやべ農業友の会》の研修に講師としてお越しになり、その時お渡しした何の肩書きもない名前だけの名刺を大事に持っていて下さり、僕のことも覚えていていただいた。
最近、センターでは府内農産物の放射線測定のための設備を作り、毎日のように検査しているということだった。府内農産物からは全く数値が出てきていないとのことだった。
センターでは、新しい農林水産技術の研究開発に取り組み、農業改良普及センターなどを通して、農家などにその技術を提供しているそうだ。
《紫ずきん》も年末に間に合うように早熟の黒豆を作ろうという研究から生まれたものらしい。
結局、皮が割れるなどの問題があり、黒豆としては成功しなかったが、「枝豆ならどうだ?」というある職員の提案によって、枝豆として生産されることになり、名前は当時の荒巻知事が命名されたそうだ。
研究開発はすぐに芽が出るものばかりではないが、京都が第一次産業の先端地として頑張っていくためには、こういったセンターが先を見据えた研究開発に取り組んでいただくことが大事だと感じた。
午後、綾部地域総務室の臼井室長にお越しいただき、調べていただいていた件の報告を聞かせていただいた。
夕方は、綾部商工会議所の井上信治専務を訪ねて、綾部の商工業の振興や新しい産業創出、時流に合った都市計画の見直しなどについて、お話を聞かせていただいた。
夜は、並松ソフトボールチームの打ち合わせ。