四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

定例の監査委員会議のため、京都へ

2024年11月29日 | 京都府議会

29日㈮朝7時53分の特急で京都へ。10時から定例の監査委員会議に出席。

 自民党の議員団室には他の議員は誰もおらず、静かな部屋だった。監査委員事務局の部屋は奥に見える二号館の1階にある。

 毎月の出納検査の結果を受けて、質問や意見など。今日は比較的淡々と短時間で終わった。

 府庁前のポパイで久しぶりに「中トンカツ」を食べて、綾部に戻った。

 綾部駅に迎えに来てもらって、そのまま「げんたろう新聞」のポスティングへ。グランブルーとあやべ台の二つの団地へ。来週も天気が良さそうなので配りに行きたい。

 

 京都府消防協会綾部支部(支部長:白波瀬博之団長)の忘年会に出席し、乾杯の発声をさせてもらった。

 綾部市のように面積が広くて人口が少なく、財政が厳しい自治体は「公助」だけでは市民の安心・安全を守り切れないため、消防団のような「共助」の活動が欠かせない。

 自治会、PTAなども同じような「共助」の組織だが、最近、そういった話が通用しない人たちが増えてきている。

 なかなか理屈や理論では説明しづらいが、消防団の団員確保と「楽しい懇親会」は密接に関係している。若い世代の人達やそこに参加したことがない人に、最初から楽しい、必要だと感じてもらうのは難しいが、組織を維持するには「楽しい懇親会」が必要なのだと思う。

 


綾の音コンサート

 ここでお知らせです。少し前に主催者の大力ご夫妻からチラシをいただいた「綾の音コンサート」が12月15日㈰13時半から、グンゼ集蔵で開催されます。

 当日券は2500円、前日までに予約すれば2000円。中学生以下は無料です。

 私はあやべ福祉フロンティアの25周年記念式典と懇親会が重なっていて参加できませんが、興味のある方はぜひ!どうぞ!

 


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商工優良従業員表彰式

2024年11月28日 | 議員活動

28日㈭自動車の任意保険の更新に来てもらって、代わりに「御用聞き生活支援サービス」の説明など。綾部市内を回る営業マンと地域の連携が進めばと考えている。

 午後「げんたろう新聞」を配りに回った。前号が配れていないところもあるので、2号まとめてになっての地域もあり、申し訳ありません。

 

 綾部商工会議所(材木正己会頭)主催の「商工優良従業員表彰式」に出席した。

 会社にとって人材は宝であり、長く勤めていただけることが会社の業績や信用に直結してくる。40年以上勤続表彰を受けられた方も4名おられた。

 表彰式とその後の懇親会には各企業の幹部の方々も出席され、長年の会社への功労を労っておられた。


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中丹広域振興局の監査

2024年11月27日 | 京都府議会

27日㈬午前中から監査委員として中丹広域振興局管内の現地監査へ。橋本幸三代表監査委員と共に、松原武司副局長の案内で福知山市と綾部市を回った。

 最初は国道429号(榎峠バイパス)の工事現場へ。井上重典先生が昔からよく言っておられたが、現場に行くのは初めてだった。

 福知山市の国道9号新庄交差点から丹波市青垣町方面に向かう峠がこのバイパス完成すると15分短縮でき、兵庫県と京都府の往来が盛んになるということだった。兵庫県と京都府で共同して事業が進んでいる。

 ここは山の地盤が硬いので山岳トンネル工法で発破をかけながら進めていくとのこと。地盤が柔らかいとシールド工法を使うそうだ。

 北陸新幹線のこともあってトンネル工法には関心があり、いろいろと現場の方に質問した。ここは大林組が施工しておられて、どういう工法にするかは現場の作業員の経験に頼るしかないとのことだった。

 シールド工法は新しい工法だが費用がかさむということだった。シールド工法で進める予定だと言われている京都市の地下トンネルは難工事になることが予測される。

 

 続いては福知山市東羽合町の共同消防指令センターへ。ここでは亀岡市以北の119番通報が全て受信されることになっている。

 各自治体が費用と人員を持ち合って実施しておられるが、人口減少していく中ではこういう連携は有効だと感じた。

 見学の途中にも緊急通報が入ってきて、緊張感ある現場とのやり取りを体感することもできて、システムがよく理解できた。

 

 最後綾部市の「あやテラス」にある「あやっこひろば」と「図書館」を視察。ここでは別の箇所を回ってこられた田中美貴子監査委員、森敏行監査委員、奥野昌徳中丹広域振興局長も合流された。

 

 午後中丹広域振興局の所管事項に関する監査を行い、私は「地域産業の振興について」を担当した。

・農業の担い手確保のためには専業農家だけでなく、「兼業認定農家」制度などを創設し、兼業農家も専業農家の予備軍として色分けして支援していくべきではないか。

・もっと府立農大や綾部高校農業科等と連携して中丹農業の担い手確保にも努めるべきではないか。

・京都中丹ジビエ認証だけでなく、今後のジビエの全国展開や海外輸出をにらんで、農水省が進める国産ジビエ認証も取得していくべきではないか。

・ジビエ加工施設から出る廃棄物を産廃扱いせずに、福知山市にある三市共同施設で処理できるように、中丹広域振興局が前面に立って保健所などの関係部署と交渉すべきではないか。

・有害駆除の「巻き狩り」の際の参加人数は狩猟者の都合の良い人数でできるようにすべきではないか。(事故を防ぐために)

・鳥獣が多すぎる。もっと頭数制限を行うべきだ。

・府内産木材の産出量を増やすための方策は?

・商店街支援は組合にこだわらず、向日市の「激辛商店街」のように、商業者のグループ化を促し、そこを支援する方が現実的ではないか。

・舞鶴支援学校の藍染めと黒谷和紙をコラボさせて新商品が開発できないか?両者をつなげるようにしてみてほしい。

 

 夕方は事務所に戻って、書類の整理など。


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府道舞鶴和知線の清水自治会内の未整備区間が開通

2024年11月26日 | 議員活動

26日㈫京都新聞の朝刊「ルート『再考』自民府連混乱」「幹部独断で文言削除。知事に2回目要望書」という見出し昨日の自民党府議団会議の結果を受けた記事が掲載された。

 まあ、現行の小浜京都ルートがまともな案なら、こんな混乱はしないのでしょうが、京都では「賛成」という人に出会ったことがないのが現実です。

 来年度、着工したとしても、そこから測量・設計や工事をするにあたって、京都府内の自治体や地権者、住民の協力を得ずにどうやって進めるのだろう。地元から全く喜ばれない事業をやろうと思ったことがないので理解できない。

 

 一方で、石川県選出の国会議員さん方は「米原ルート」再考を求める勉強会を始められた。勉強会には京都府の交通政策に深く関与してこられた京都大学の中川大名誉教授が招かれたそうだ。

参考:北國新聞2024年11月26日付「小浜一択」に異論 岡田氏再検証へ自主研究会「敦賀乗り換え解消早く」北陸新幹線延伸

 

 今日は午前中には歯医者へ。かぶせ物を作ってもらうための型どりなど。帰りに上町や並松の一部に「げんたろう新聞」を配りながら帰った。

 午後中丹東土木事務所の細井浩一所長が来られて、最近の事業の進捗状況などを説明していただいた。安場田野線や三俣綾部線の進捗状況も聴いた。

 府道舞鶴和知線の中上林地区清水自治会内の未整備箇所(90m)は長年にわたって用地買収困難であったが、ようやく地権者のご協力が得られて整備が完了し、11月20日から供用開始された。

 14年前に府議になってすぐ、「ゲンちゃんのために一肌脱ごう!」と地元の鎌部勉武さんがずいぶん動いて下さり、最終の90mを残して他の部分の整備はできたが、最後の買収にはもうしばらく時間がかかった。

 綾部市内では、私が府議になってから、物部五差路が用地問題が解決し、綾部大江線の西方町内も解決し、そして舞鶴和知線のここ、綾部福知山線のあと少しが完了すれば、そういった問題もずいぶん解決してこれたと感じている。

 用地問題は京都府の職員だけでは難しく、綾部市、地元の市議、自治会長さんなどの皆さんの協力が不可欠であり、整備要望を受ける際には反対に用地協力のお願いもするようにしている。

 

 午後には一般質問の原稿を書き上げ、財政課に送付した。

 今回は「児童相談所の誤認保護について」の1点に絞って、これまで数年、おかしいと感じながら何度か質問してきたり、全国の議連に参加して学んだことについて質問するつもりだ。


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【北陸新幹線問題】要望書ではなく、内輪のメモ

2024年11月25日 | 論評・研究

25日㈪10時過ぎ綾部を出て京都へ。12時半から自民党府議団の議員団会議に出席。

 冒頭、北陸新幹線問題に関して、11月20日に「再提出」されたと報じられた「要望書」は単なる内輪の「メモ」であって、「外に出るはずのないものが出てしまった」と荒巻隆三代表幹事から謝罪と説明があった。

参考:2024年11月21日付blog「【北陸新幹線問題】虚偽の無効文書が出される」

 

 現時点で有効な要望書は11月11日に、近藤議員団長らが西脇知事に直接手渡した「現行ルートの再考を強く国に求める」というものであって、11月20日付の「山陰新幹線うんぬん」というものは無効という以前の単なる内輪のメモだったらしい。それには「要望書」と書いてあるので、それこそ誤解を招くメモだ。

 私は「メモだったのなら、記者会見をするなどして、なぜメモが流出してしまったのか?説明して訂正を求めるべきだ」と議員団会議で意見を述べた。荒巻代表幹事からは「そういうことを踏まえて対応するので待っていてほしい」ということだった。

 片山誠治府議(南丹市・船井郡選出)「自民党府議団の要望書を受けて、南丹市長も京都府へ要望するという報道があった。そういうふうに周りはどんどん動いていくので、誤りだというのなら四方くんの言うように早く訂正すべきではないか」と意見を述べられた。

 他には「対応は代表幹事に任せよう」という意見が出されて、この件は今後の動向を見ながら議員団としての対応を検討するということになった。

 

 団会議後に複数社のマスコミから取材があり、「あれは内輪のメモだったらしいですよ」と話したら、記者さん達は納得がいかない様子だった。

 

 夕方、綾部に戻り、夜は綾部市交通安全協会(浅巻武之会長)の役員懇親会に出席する。


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志賀郷サロンへ

2024年11月24日 | イベント参加

24日㈰10時過ぎ志賀郷の金河内町に住んでおられる志賀生実さんのお宅を訪ねた。

 志賀さんとは最初はどこで知り合ったのか分からないくらい前からの知り合いで、阿須須伎神社の祭礼で出会ったり、ニホンミツバチのことで話を聴いたりとお付き合いさせていただいている。ニホンミツバチのことではNHK「ダーウィンが来た」などにも出演しておられる。

 志賀さんから「志賀郷サロンというのをずっとやっているんだけど、結構面白い人達が来るから来てみませんか?」と誘われ、こちらの都合が合わなかったり、大雨警報が出て中止になったりして、ようやく今日、初めて参加できた。

 行ってみると綾部の知り合いの方も数人おられて、芋煮やバーベキューの調理をしておられたが、ほとんどが初めてお出会いする市外の方だった。

 大学の先生、印刷会社や紙問屋の役員の方々、木漆工の職人さん、カメラマンなど、様々な方がおられて、その中のビル・トッテンさんというアメリカ出身の実業家で評論家の方が乾杯の発声をされた。

 ビル・トッテンさん83才1969年に転勤で来日され、1972年にパッケージソフトウェア販売会社アシストを創業されて現在は会長に就いておられる。現在は日本国籍を取得し、京都に住んでおられるそうだ。

 背の高い気さくな方で、私が名刺を出して挨拶すると「自民党ですか。今、大変ですね。でも私は石破総理を支持しています」とおっしゃっていた。

 「日本はアメリカの植民地。アメリカはイスラエルの植民地。だから日本はイスラエルの孫植民地」というのが最初におっしゃった言葉だった。

 「日本はアメリカと中国とそれぞれバランス良く付き合わなくちゃダメ。石破政権はそうしようとしているように思う」とおっしゃっていた。

 以前はテレビのコメンテーターをされていたり、評論活動も熱心にされているそうだ。

 初対面だったが「あなたは良い人だと感じる」と気さくに話をしてくださった。

 「なぜ?この会に今まで来なかったの?」と聞かれて、「誘われたのが1年ほど前で、その後は中止になったりしたので来れてなくて、すみません」と言ったら、「これからは来てくださいね」と言われたので「はい」とお返事した。

 15時頃に事務所に戻り、一般質問の原稿書きやブログ書きなど。

 

 次男の温二郎が今日、15才の誕生日だったので、夜は家でケーキを食べ、その後、大本本部での第15回「綾部もみじまつり」へ。

 NEXTメンバーで竹行灯を毎年、製作、設置、管理しているのだが、今年は全く参加できていなかったので、最後の片づけくらいにはと。

 管理テントで久しぶりにNEXTメンバーと話をした後、もみじのライトアップの様子を見て回った。

 今年は紅葉が遅れているのか、まだ青い葉が目立ったが、美しい様子をたくさんのカメラマンや家族連れ、カップルが写真に収めておられた。4000人を超える来場者があったそうだ。

 21時を過ぎると竹行灯を撤収し、実行委員長の挨拶で解散した。おつかれさまでした。


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中丹 OCHA EXPO ~お茶づくし体験~

2024年11月23日 | イベント参加

23日㈯午前中事務所一般質問の原稿書きやブログ書きなど。

 13時過ぎ日東精工アリーナで開催されていた「中丹 OCHA EXPO ~お茶づくし体験~」(実行委員会事務局:京都府中丹広域振興局企画・連携推進課)会場へ。

 会場へ入るとすぐに水出し玉露の接待を受けた後、二階に上がってチケットを買い、「利き茶体験」などをしてみた。

 結局は番茶と煎茶の違いが分からなかった。

 先日、監査委員として現地監査に行った舞鶴支援学校が藍染めの展示をしておられた。背中合わせで黒谷和紙があったので、「黒谷和紙と藍染め」コラボをお勧めしておいた。

 呈茶裏千家淡交会両丹支部の安藤宗芳幹事長門下の京都共栄学園や福知山高校の茶道部の生徒さん達が行っておられた。「時雨、紅葉を洗う」という晩秋の綾部をよく表した軸が掛けてあった。

 西脇隆俊知事も会場にお越しになり、茶農家の中田義孝さんの案内で会場を回られた。

 府内最年少の防災士、小学生の松本龍心翔くんが会場にいて、西脇知事に名刺を出して挨拶し、一緒に記念撮影。知事も松本くんのことをよくご存知だった。

 

 17時からはグンゼスクウェアにて、「綾部夢(ドリム)ライト2024」の点灯式に出席した。

 12月25日まで17時~21時にグンゼスクウェアにてイルミネーションが楽しめます。

 ミニコンサートには沖縄の三線歌手と出口春日さんが演奏しておられた。

 

 18時からは田所卓先生のお弟子さん達が主催された「謡曲を習い始めて70年を感謝して~謡曲と仕舞そして古典芸能の会」のお祝い会に出席した。発起人代表の山下信幸さんの挨拶で開会された。

 来賓挨拶山崎善也市長観世流能楽師井上貴美子さんなどがされた。

 お弟子さん、お孫さん、綾部市文化協会等からの花束・記念品の贈呈。

 田所先生も92才ながら、お元気で挨拶された。私も綾部恵比寿神社奉賛会の活動では大変お世話になっている。門下生と綾部ロータリークラブ、綾部市文化協会、申年会、ほろにがクラブなどから多くの方が参加しておられた。

 私が乾杯の発声をさせていただいて、祝宴が始まった。乾杯の挨拶では「謡曲を教え始めて〇〇年」ではなく、「謡曲を習い始めて〇〇年」というところが田所さんらしい謙虚で周りに人が集まって来る由縁なのだろうとお話した。


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鉄道ジャーナリスト北村幸太郎くん、来綾

2024年11月22日 | 議員活動

21日㈭午前中来客2件。フードテック構想の実現に向けて、以前に鈴木一弥副知事に提案していたことに対して、京都府に新事業を立ち上げてもらうことになり、その事前説明など。

 午後「げんたろう新聞」第161号のラベル貼り作業。お手伝いに来ていただいて、おしゃべりなどしながら。

 一般質問の原稿を書き始めた。「児童虐待に関する誤認保護問題」について書き始めたら、分量が相当多くなり、これ一本でいこうかなと。

 夜もそのまま事務所で原稿書きをして、21時からはオンラインにて、児相問題全国議連(会長:岡川大記世田谷区議)の勉強会に出席した。

 事務局長の木原功仁哉弁護士から、来年の児童福祉法改正のことや児童虐待に関する裁判手続についてレクチャーを受けた。

 

22日㈮9時建築設計事務所アトリエボンド戸村聡里代表事務所に来られて、山家駅を中心とする地域活性化活動についての中間報告をお聴きし、NPO法人化に対するアドバイスなど。

 11時40分東京在住の鉄道ジャーナリスト、北村幸太郎くんを綾部駅に出迎えて、福来軒で食事。「北陸新幹線問題」についての取材を受けた。

 彼はもともとは小浜京都ルート派だったが、工費が巨額に膨らむ状況を見て、これは米原ルートにしなければいつまで経っても完成しないと考えるようになったようだ。

 食事後少し大本本部の紅葉を案内した。今夜から「もみじまつり」が始まることになっている。

 事務所から大本に行く際に並松町公会堂横の「勝手踏切」を通ったが、「勝手踏切を通ったのは初めてです!」とすごく喜んでくれた。都心では鉄道の線路を跨ぐという体験はなかなかできないとのこと。さすが鉄道マニアだ。

 今月末か来月初旬あたりMerkmal(メルクマール)という交通運輸系のオンライン雑誌に、北陸新幹線に関して何か記事を書いてくれるそうだ。

 

 ㈲原田商店(原田直紀社長)の創立30周年記念パーティに出席した。おじいさんは舞鶴の八百屋さん、お父さんは山家で製材所、原田社長が不動産業へと業態転換をしながら3代続いている。

 綾部における「移住定住」の先駆けの不動産屋さんとして、様々な新しい提案をしてきていただいている。私も遠い親戚であり、良い兄貴分として仲良くしていただいている。

 今日は「原田ファミリー」であるご家族、従業員、取引先、友人の皆さんが数多く駆けつけておられた。

 沖縄県北谷町のアメリカンビレッジにある海の魔法レストラン「マジックオーシャン」の総支配人である宮本豪士さんが招かれ、マジックショーを見せてもらった。どうしたらそんなことができるのか?!と大変驚いた。


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【北陸新幹線問題】虚偽の無効文書が出される

2024年11月21日 | 議員活動

21日㈭とんでもないことが京都新聞で報道された。

 先日11月11日に自民党京都府議会議員団が西脇京都府知事に提出した「北陸新幹線整備に係る要望書」が無断で修正され、かつ同意を得ずに議員の名前を使って、昨日11月20日、西脇知事に再提出されたという内容の記事だ。

※北陸新幹線めぐり京都府議会の自民府議団が事実上軌道修正 要望書でルート再考求めず

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1374977

参考:2024年11月11日付blog「自民党京都府議団、北陸新幹線ルート再考を求める要望を知事に」

 

 再提出されたらしい「要望書」という文書は、議員団会議で了承されておらず(提案すらされていない)、無効な虚偽文書である。

 この要望書の再提出については、私が聞く限り、ほとんどの自民党府議が事前にも事後にも何も伝えられていない。

 

■ルートの再考を国に強く求める

 無効な虚偽文書の内容について論じるまでもないのだが、どの部分が改ざんされたかというと、「府北部地域をはじめ、府域全域に整備効果を波及させられるようルートの再考を国に強く求めること」として「ルートの再考」を求めていたのを「府北部地域をはじめ、府域全域に整備効果を波及し、山陰新幹線の実現につながるルートとなるよう国に強く求めること」と書き換えられている。

 山陰新幹線うんぬんは西田昌司参議院議員が日頃、あちこちで言っている個人的な「持論」に過ぎない。

 新聞報道では「西田昌司参議院議員が府議団幹部に修正を求めた」とある。

 なぜ、国会議員が府議団の意思決定に横やりを入れてくるのか?「良識の府」の議員だとは全く思えない。

 次回の議員団会議では「なぜ、こういった虚偽の無効文書が出されるに至ったのか?」を明らかにして、責任の所在や今後の対応について質していかなければならないだろう。

 今回のことは自民党の国会議員や自民党京都府議会議員団への信頼を失墜させる行為であり、府民の皆様には無用な混乱を生じさせ、誠に申し訳なく思います。

 西田議員が府民の反対を押し切ってまで、なぜ北陸新幹線の小浜京都ルートにこだわるのか?全く意味が分からない。

 

■小浜京都ルートは潰えた

 また、昨日開催された与党整備委員会(西田昌司座長)では「沿線自治体への丁寧な説明をする」と言っていたのを翻し、「意見を聞くだけ聞いて、12月中旬にはルート決定してしまう」という。

 会合では、石川2区選出の佐々木紀衆議院議員が米原ルートへの再考を求める意見を出されたそうだが、「佐々木氏が今後も米原ルートを主張する場合、委員の差し替えもあり得ると伝えた」という。

北國新聞2024年11月21日付「ルート見直しで応酬 与党整備委が会合 佐々木氏『米原検証を』」小浜推進の委員長に要求〈北陸新幹線延伸〉

 こういうのが西田議員のいつものやり方だが、いつまでも強権的なやり方は通用しない。これで「小浜京都ルートは潰えた」と言っても過言ではないだろう。

 

 正当な要望書は下記のままですので、改めて掲載しておきます。

 

 また、11月11日には同時に京都北部の自民党府議が連名での要望書も西脇知事に提出していますので、そちらも掲載しておきます。

 


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新潟県に常任委員会の管外視察

2024年11月18日 | 京都府議会

18日㈪21日に北陸新幹線の問題が急に飛び込んできて、通常の更新が遅くなりました。申し訳ありません。

 朝7時12分発の特急で京都駅へ。京都府議会の政策環境建設常任委員会(宮下友紀子委員長)の管外視察で二泊三日で新潟県に向かった。

 東京駅で上越新幹線を乗り継いで、新潟市へ。新潟市議会で「新潟市の交通政策」について調査した。

 バス・タクというバスとタクシーを組み合わせた移送手段シェアサイクルの説明を受けた後、意見交換した。若手の頼もしい職員さん達が説明してくださった。

 新潟市議会での調査を終えて佐渡ヶ島へ。本来はジェットフォイルという高速船を使う予定だったが、波が高くて欠航となり、フェリーで向かうことになった。ジェットフォイルだと1時間、フェリーは2時間半以上かかった。波が高く、フェリーもずいぶん揺れていた。

 19時前に宿に入り、一日の行程が終了した。真っ暗になっていたので、島の様子はよく見えなかった。

 

19日㈫朝、テレビをつけると佐渡市のケーブルテレビなのか、「JA営農情報」というローカルな番組が放送されていた。「佐渡米未来プロジェクト作柄検討会の日程」をJA職員の方が説明されていた。

 たしかに、佐渡ヶ島で食べたコメはいずれも美味しかった。島なのでコメはあまりできないのかと思っていたが、佐渡ヶ島は大きい島で、大きな山もあるため、良いコメが取れるようだ。「トキと暮らす郷」という銘柄米もあり、減農薬でコメづくりに熱心に取り組んでおられるとのこと。

 オンライン診療の勉強会のお知らせもなされており、島では医療が不足しているのだろうと感じた。

 朝食後に宿の周りを散歩してみると、近くの諏訪神社の奥展望の丘という場所があり、加茂湖という大きな湖が一望できた。牡蠣の養殖が盛んに行われているようだ。

 戦前の思想家、北一輝も佐渡ヶ島の出身だそうだ。

 

 午前中はまず佐渡市役所へ行き、ローカルSDGs未来都市の取り組みなどについてお話を伺った。

 挨拶に来られた室岡啓史副議長は「三度の飯より佐渡が好き!」をキャッチフレーズにしておられる若い方だった。

 続いて、トキの森公園を現地視察に。途中、田んぼの中にはたくさんのトキがいるのが見えた。飼育したトキを順番に放鳥し、自然で増えるようにしておられるそうだ。

 次は、新潟大学の佐渡自然共生科学センターの研究活動について調査した。

 これで佐渡ヶ島での視察を終え、午後は今度はジェットフォイルで新潟市に戻った。夕方には新潟港にて、「カーボンニュートラルポートの形成に向けた取り組み」を視察。

 新潟県村上市や東北の日本海沖では洋上風力発電が国家プロジェクトとして進められているようで、発電機の組み立てのために港の地盤強化工事等が実施されていた。

 夜は新発田市に泊まった。

 

20日㈬午前中新潟県胎内市にある石油のエネオスグループの関連会社が運営する「中条オープンイノベーションラボ」(略称:NOIL)を見学した。

 地熱や風力、太陽光を活用した自然との共生を目指し、環境分野での新しい開発や研究のために産官学連携の拠点となる施設として今年6月にオープンされたとのこと。

 これで視察の全行程を終えて、新潟駅から新幹線に飛び乗り、東京駅を経て京都駅、そして綾部駅に戻ってきた。

 新潟を出発して少しすると美しい八海山が見えた。

 21時頃に事務所に戻って、溜まっていた書類整理やブログ書きなど。そろそろ一般質問の原稿書きも始めなければならず、ちょっと焦っている。


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綾部市太鼓競技大会

2024年11月17日 | アート・文化

17日㈰午前中事務所書類整理など。

 午後、綾部市中央公民館で開催された第60回綾部市太鼓協議会の開会式に出席し、挨拶をさせていただいた。

 私は今、府議会で文化力と価値創造に関する特別委員会の副委員長を務め、今年度の委員会のテーマは「次世代にどうつなげるか?」として、9月には宇治茶や京料理の若手をお招きして話を聴いたこと、12月には祭の後継者育成を調査研究することにしていることなどをお話した。

 この大会綾部市太鼓連合会(安達弥一会長)が毎年開催されており、小学生から大人までの幅広い方々が出場されている。

 

 13時半からは清山荘にて、NPO法人あやべ福祉フロンティア(玉川弘信理事長)の理事会顧問として出席。

 12月15日に予定されている25周年記念式典および懇親会のことに関して、進行や案内する来賓等について協議した。

 フロンティアはなぜか5周年、15周年と「5」の年にしか記念事業ができていない。設立時からお世話になってきた方々に感謝し、次につながる25周年になればと思っている。

 

 終了後事務所で再び書類整理など。月曜日から水曜日まで常任委員会の管外視察で新潟に行くことになっており、それまでにやっておくべきことの整理など。

 管外視察の報告はまた改めて。


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東祭(綾部高校由良川キャンパス)

2024年11月16日 | 議員活動

16日㈯9時過ぎから事務所ブログ書き。11時過ぎ綾部高校由良川キャンパス(農業科、園芸科、農芸化学科)の伝統行事である「東(あずま)祭」に行った。

 由良川キャンパス正式には綾部高校の東分校なので、「東祭」として農産物や加工品の直売や出し物などが毎年行われている。

 100円の豚汁は具沢山で美味しかった。サツマイモごはんも美味しかった。

 カステラ、焼き立てパン、花卉、野菜直売はいつも大人気で今年も長い行列ができていた。白菜などの葉物野菜は最近高いので、大勢の人が行列して買い求めておられた。

 PTAの焼きそばも今年は大人気で、種清喜之PTA会長が四苦八苦してお断りをしていた。僕らの時はコロナ禍で難しかったが、フランクフルトを売ってたっけ。

 実験体験クイズコーナーなども生徒たちが工夫して実施していた。クイズは案外難しく、11問中8問正解で温二郎と同じところを間違えていた。

 今日は受験を志望する中学3年生向けの説明会も開催されていたので、制服姿の中学生も数多く見られた。ぜひ、綾部高校に入って、来年は主催者側で楽しんでください!

 一井育校長もおられたので、現時点の志望状況などをお聴きした。綾部高校は人気が高いので次年度以降、定数を減らされて希望しない学校に行かざるを得ない子どもを増やさないようにしてほしいとお願いした。

 

 午後上延町農家組合が維持管理しておられる井堰のことで相談があり、現地へ。

 電動の止水壁が老朽化し、水漏れを起こして取水できなくなっているとのこと。来春までに修理できなければ水が引けず田んぼが作れない。

 たしかに何ヶ所かで水漏れしているようだ。内側に黒いゴム製のパッキンのようなものが付いているので、それが腐食して破れているのかもしれない。止水壁を倒してもらって確認した。

 綾部市農政課にも相談しておられるとのことだったので、まずはどの程度の修繕で良いのか、業者から見積りをとってから方法を考えるしかないですね、という話をした。

 綾部市の補助金を入れて、残額を組合で何とかできるかどうか?地域にとっては防火水槽等の役割も担っているということなので、地域からの支援もできるかどうか?

 「受益者負担」という考え方だけでは農業の維持は難しくなってきている。

 

 上延の妻の実家に寄って、義両親と1時間ほど雑談し、夕方事務所ブログ書きなど。


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丹後広域振興局の定期監査に

2024年11月15日 | 京都府議会

15日㈮8時40分ホテルを出て、丹後広域振興局の定期監査の一環の現地監査のために宮津市の養老漁港へ。養老漁港ではほぼ毎日「浜売り」をしておられて、安く新鮮な魚が誰でも購入できるそうだ。

 燃料費高騰対策として、昨年度、殺菌冷海水・流動氷製造装置を導入され、その購入費に対して京都府が補助金375万円を出している。京都府漁業協同組合養老支所の永濱利幸支所長から説明を聴き、導入された機器を確認した。

 流動氷というのはロックアイスのようなものかと思っていたが、もっと細かいシャーベットのさらにやわらかいようなものだった。ここに獲れた魚を入れておくと鮮度が保持されるそうだ。

 続いて、伊根町イガ口川砂防事業現地視察を行った。丹後土木事務所川端克久技術次長らから説明を受けた。

 先日、常任委員会の管内視察で昼食を食べたお店も含め、一帯の小学校や民家、公民館を守るための砂防堰堤が建設されていた。平成28年~令和8年、総事業費8億円。

 堰堤の壁には観光地であることに配慮されたパネルが取り付けられるとのこと。

 

 与謝野町に行き、社会福祉法人北星会の特別養護老人ホーム与謝の園を視察した。最初前田重人施設長施設概要等を説明していただいた。

 老朽化していた以前の施設を小学校跡地に移設新築されて、今年の春にオープンされた。建物と物品購入に対して、京都府は約4億円の補助を出している。資材や人件費高騰で相当苦労をされて、施設も当初計画より縮小されたそうだ。

 施設も見学させていただいたが、新しい施設で機能や設備も充実していて、多くの方が入所しておられた。特別養護老人ホームとショートステイ、デイサービス等の事業を展開しておられるとのこと。

 

 午後丹後広域振興局にて、平井公彦局長以下、幹部の方々に定期監査を実施した。

 私は福祉・医療を担当し、府立医大の「北部枠」が効果的に丹後の医師確保につながっているか、京都府北部医療センターに新設された社会人大学院の博士課程「北部キャンパス地域医学コース」のこと、丹後が「健康長寿日本一」であることをどう活かすか、認知症や在宅医療、看取り対策のことなどについて質問した。

 平井局長は丹後が地元であることもあって、地域振興への熱量が高く、委員審査はいつもよりもざっくばらんな想いのぶつけ合いになり、将来につながる良い意見交換ができたのではないかと感じた。

 

 15時頃に終了して、夕方、綾部の事務所に戻り、たまっていた書類を整理したり、ブログを書くなどの作業。

 また、淳六伯父が25年間続けてきた随筆集「くりっぷ」が100号を迎えたので、その校正作業も。12月8日に大阪で100号記念の会が開催されることになっており、私も参加する予定にしている。


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舞鶴支援学校の藍染め

2024年11月14日 | 議員活動

14日㈭10時から粟賀保さん葬儀に参列。

 粟賀さん司法書士事務所を営む傍ら、正暦寺の檀信徒として長く総代をお務めいただいたし、綾部ライオンズクラブ会長など、地域での奉仕活動にも熱心に従事された。

 私が初当選した選挙の前には「四方源太郎君を応援する正暦寺檀信徒の会」を結成し、その会長にご就任いただいたし、長年、四方源太郎後援会の副会長としてもお世話になった。

 2015年に黄綬褒章を受章された際には田所卓さん、山口博之さん、四方素生さん、一瀬勝右さんと共にその祝賀会の発起人代表をさせていただいたが、事前事後に何度も発起人会を開催していただき、楽しくお酒を飲ませていただいた良い思い出もある。

 お別れは残念ではあるが、92才という大往生であり、仕事にも奉仕活動にも家族を守ることにも一生懸命に尽くされ、ご本人はさぞ満足しておられるのではないかと思う。

 心からご冥福をお祈り申し上げます。

参考:2015年9月12日付blog「粟賀保先生の黄綬褒章受章祝賀会」

 

 葬儀から戻ると「げんたろう新聞」第161号を印刷に入れる前の最終チェック。想いを文章にするのはなかなか難しいが、今回もようやく完成し、来週中頃には発行したいと考えている。

 

 午後監査委員事務局の車で迎えに来てもらって、税理士の森敏行監査委員と共に、中丹、丹後の現地監査の対象施設をいくつか回った。

 最初西舞鶴のインターチェンジを降りたところにある府立舞鶴支援学校(山本直之校長)へ。ここへは初めて訪問した。

 児童生徒数は年々増加しているということなど、最初に校長室で説明をお聴きした後、校内を見学した。

 舞鶴支援学校では藍染めや陶芸、ガラス工芸などに力を入れておられるそうだ。

 特に藍染めは藍の種を採って栽培し、蒅(すくも)を固めて藍玉を作るところからやっておられて、製品のレベルの高さと強いこだわりが感じられた。

 黒谷和紙綾部紡績のタオルなど、綾部にある素材でもいろいろとコラボができるのではないか、学校や教育委員会の範囲だけで置いておくのはもったいないような可能性の大きさを感じた。

 今後、どこかで提案していきたいと思ったし、もっと多くの人に知ってほしいと思う。

 

 続いて、京丹後市弥栄町にある京都府農林水産技術センター丹後農業研究所(河合哉所長)を訪問した。ここも来るのは初めてだった。

 ここは京都府全体の果樹や丹後地域での米や野菜の栽培研究拠点となっており、今年で開設から100年を迎えたとのこと。丹後の特に久美浜町では梨やぶどう、メロンなどの果物が名産品となっている。

 梨にも多くの品種があること、ぶどう栽培のことなどを教えてもらった。

 京丹後市峰山町KISSUIEN Stay & Foodに泊まった。

 昔は「吉翠苑」という和風な名前のホテルだったが、横文字になってフロントの場所や雰囲気も変わっていた。大浴場も再開され、久しぶりに泊まったので良い変化に驚いた。

 別の箇所を監査で回っておられた橋本幸三代表監査委員、田中美貴子監査委員、足立操監査委員事務局長などもここで合流され、夕食その皆さん方と懇親会。

 今日回った監査箇所の感想を話し合ったり、後継者育成や教育の話にもなり、綾部中学校の様々な取り組みについてもお話した。「何事も前向きなやる気をどう引き出すかがポイント」という話で盛り上がって、翌日の丹後広域振興局の定期監査につながる良い意見交換の場になった。


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由良川のさらなる浚渫を国交省に求める

2024年11月13日 | 京都府議会

13日㈬朝8時過ぎにホテルを出発し、京丹後市の山陰海岸ジオパーク関係で郷村断層(小池地区)を視察。

 山陰海岸ジオパークはこれまでに何度も視察していたが、昨日と今日の郷村断層は初めてだった。昭和2年3月7日に発生した丹後大地震の際に断層がずれた箇所が天然記念物として保全され、道路が大きく曲がったままになっていた。

 丹後大地震京都府知事の林田悠紀夫先生を取材した際「地震の時は風呂に入っていたが、驚いて風呂から飛び出した」とおっしゃっていたのを思い出した。

 

 続いて、福知山市の中丹西土木事務所へ移動。

 地域を守る河川管理の取り組みについて、平成16年、25年、26年、29年、30年など、この間、頻発してきた由良川の氾濫、内水被害等の対策状況を調査した。

 奥野昌徳中丹広域振興局長、前川二郎福知山市副市長の挨拶の後、国交省福知山河川国道事務所、福知山市、京都府からそれぞれ説明を受けた。

 説明の後の意見交換では国交省に対し「由良川の浚渫や河道掘削は毎年、定期定量的に行っているのか?住民の皆さんからは堆積土が相当溜まっていて計画流量が確保されておらず、支流への逆流、内水被害の拡大への懸念の声を多く聴く」と由良川(綾部~福知山)のさらなる浚渫を求めた。

 それに対する国交省の説明では「素人目ではそう見えるかもしれないが、技術者的には河道の確保はできている」ということだったので、さらに「川砂利採取が禁止される前は年に30万立米ほどの川砂利を浚渫していたが、今は年に1万立米上げるか上げないか、それが40年以上経っていて、私が見ても明らかに由良川の堆積土は増えている。中洲が島、さらに大陸のようになっている。浚渫土の処分地不足で浚渫の必要があってもできずに堆積させているのではないかと思っている」と反論した。

 

 その後、新しく京都府が整備した新荒賀排水機場を現地視察した。由良川の河川水位が上がって樋門を閉じた場合に、支流の弘法川があふれて内水被害を出すことを軽減するために整備された。

 内水を由良川に排水するポンプ2基と東京ドーム2個分の大きな調節池が完成していた。

 視察団はこの後、宇治市に向かわれたが、私は福知山で離脱していったん綾部に戻った。

 

 事務所に戻ると「北陸新幹線敦賀以西ルート」に関して、いくつかのマスコミから取材の電話があった。

 次は綾部駅13時56分発の特急で京都へ。16時からウェスティン京都都ホテルで、京都府食品衛生大会の交流会に出席した。

 京都府食品衛生協会の会長綾部市衛生協会の高橋辰夫会長が務めておられて、私は顧問をさせていただいている。

 小西章副会長の挨拶の後、私が乾杯の発声をして、交流会が始まった。多くの方に声をかけていただき、和やかに懇親ができた。

 帰りは綾部と舞鶴の役員さん方がバスで来ておられたのでそれに便乗させていただいて、途中のコンビニで買ったカップ酒などを飲みながら高橋会長らと共に綾部まで戻った。


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