バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

“無死満塁は点が入らない”理論!?

2009年07月01日 19時19分06秒 | バス運転士

今日は某地域連絡バス“シャアの午前”だった。この路線を覚えてから、今日でちょうど一ヶ月が経ち… 二度目の挑戦となった。前回(6月19日)は“シャアの午後”だったので、特に問題はなかったのだが… 朝の一往復だけは、某小学校の前の道路を通らずに迂回運転するのである。迂回と言っても難しいことはなく… 例えば、四角形の左上の角から右下の角へ行くのに「右へ行ってから下へ行く」か「下へ行ってから右へ行く」か… それだけの違いなのだ。しかし… 行きはよいよい帰りは…???

前述の四角形に例えるならば、通常(二本目以降)は「上へ行ってから左へ行く」ところを「左へ行ってから上へ行く」だけのことである。まずは左へ… 問題なし。次に信号のある交差点を右へ… その信号が赤だったので、私は右ウインカーを出し、センターライン沿いにバスを停めた。略図を見ながら「ここを右折すれば、あとは前回も走った通常路線だ」と再確認した。私の前には、同じく信号待ちの車が1~2台いた。そこで、まずは乗車人数を記入… 続いて「ちょっと暑くなってきたかな?」と思ってエアコンを弱から強に切り替え… すると後部座席から「ハックション!」と聞こえたので「やっぱり弱のままでいいか」とエアコンを弱に戻して… ふと気が付くと、いつの間にか信号は青に変わっており、前にいたはずの車もいなかった。私はすぐに発車して右折… と、その時だった。私は目の前の風景を見た瞬間、「ここは右折じゃない!」と思ってしまったのである。実は、その交差点は道路が直角には交わっておらず、ほんの少しだけ鋭角になっているのだが… 何処か別の交差点と混同してしまったのか何なのか… 私にも分からないのだが、とにかく「左折だ!」と思ってしまったのである。そして、曲がりかけたところで、それが間違いだと気付いたのだが… 普通車じゃあるまいし、既に左折する以外に選択肢はなく… 「あぁ~、やっぱり右折でしたね。ごめんなさい」と言いながら、信号のない交差点で“得意の(おいおい!)”スイッチバックをして元の道に戻ったのであった。

終点で営業所に電話報告してから考えた… なぜだ…??? そうだ…!!! きっと「ここを右折すれば、今日の“最重要課題(不安材料)”は終了だ」と思ってしまったから… つまり、野球で無死満塁のチャンスになると、もう点数が入ったつもりになって… 油断大敵というか、魔が差すというか… う~む… 自分で自分が理解できない。