バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

おじいさんに始まり、おじさんで終わる

2009年07月23日 22時13分44秒 | バス運転士

本日の始まりは、某院の始発だった。「この時間にココから乗る人はいないだろうなぁ…」と思っていたら、一人のおじいさんが乗ってきた。当然のことながら、おじいさんは生きているので呼吸をする。鼻から吸って、口から吐く… それを繰り返していた。ただ、おじいさんは風邪気味なのか、鼻からズルズルと音を立てながら息を吸っていた。さらに、おじいさんは「はぁ~ん」という何とも言えない声を出しながら息を吐いていた。「はぁ…」という落胆のため息でもなく、「あぁ~ん」という色っぽい吐息でもなく… もっとも、おじいさんが色っぽかったら気持ち悪いですけどね。結局、そのおじいさんは、バスを降りるまでずぅ~っと「ズルズル… はぁ~ん」をリズミカルに繰り返していた。(よぼよぼのダースベイダーか…)

本日の終わりは、JR線の某駅から某学校までの最終だった。乗客はスーツ姿の男性一人だけ… と思ったら、発車時刻になって一人のおじさんが走ってきたので、バスは約1分遅れで発車した。しばらくすると、そのおじさんが座ったあたりから変な音が聞こえ始めた… ゲップである。おじさんの口に締りがないのか、酔っ払っているのか… 車両の真ん中辺りの座席から、運転席までとてもよく聞こえた。結局、それは終点まで続いた。

今日の仕事は、おじいさんの変な溜め息に始まり、おじさんのゲップで終わり… 今夜は悪夢にうなされそうだ。ハハハ…