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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

フリーパスだと分かっていたら…

2009年07月14日 20時47分40秒 | バス運転士

先日、某駅で発車待ちをしていた時のこと… 発車時刻が近づくにつれて、一人また一人と乗客が増えていた。そこへ一人のオバサンが乗ってきて「このバスは○○小学校へ行く?」と尋ねたので、私は「えぇ、○○学校前というバス停がありますので、そこで降りてください」と答えた。しばらくすると、客席で携帯電話の着信音が鳴り、「もしもし… そう… 今、バスに乗ってるから… うん…」と話が始まってしまった。犯人は、さっきのオバサンである。私は、ちょっとだけ様子を見てから「バスの中で電話をしないでください」と注意した。すると、すぐに「後でかけるから…」と言って電話を切った。私は「まったく… これで○○学校前で降車ブザーが鳴っていなかったら通過したるぞ!」と思っていた。そして、あるバス停を通過して、私がバス停表示送りボタンを押し「次は○○学校前~」と車内アナウンスが流れた… しかし、降車ブザーが押される気配がない… 私は天使と悪魔の囁き合戦に巻き込まれた… が、「○○学校前、止まります」と言って、バスを止めた。ところが、車内での動きがない… ジッと待つこと十数秒… オバサンが「エッ!? ここ… ○○小学校?」と言ったので、私は無感情な口調で「そうですよ」と答えた。オバサンは慌てて“株主専用フリーパス(電車もバスもタダで乗れる!)”を見せて降りて行った…

いつだったか、電車の乗客から「株主専用フリーパスを使っている人間が、立っている乗客がいるにもかかわらず、座席の上に荷物を置いたり、車掌に対して偉そうに命令したり… 何とかならんのか!」というような苦情があったらしい。確かに、その場にいる他の乗客は、株主にとっても“お客様”と言えるのかも… ならば、率先してマナーを守ってもらわないといけませんねぇ…

もしも今回、オバサンが株主専用フリーパスを使うと分かっていたら、私の中の悪魔が勝ったかもしれない!? ハハハ…