ある休日の早朝、某駅の始発バスに二人の乗客があった。途中のバス停からの乗車はなく、二人は別々のバス停で降りていった。乗客が二人だけだったとはいえ、終点では念のために忘れ物チェックをした。すると、オバサンが座っていた席の足元に一枚の切符が落ちていた。それは、電車の最低運賃(200円)の切符であった。200円で行けるのは、その切符に記載されている乗車駅から3コ目まで… バスが発車した某駅は数えて13コ目であり、運賃は290円である。果たして、オバサンは3コ目の駅から、バスに乗った某駅までの定期券を持っていたのでしょうか… そもそも、切符で入って定期券で出られるというのは… まだまだ機械化推進による完璧チェックは無理なようで… 様々な事情があるのでしょうね。