日本人のような顔をした男性が、バスに乗ってくるなり「イクスキューズミー!」と言いながら、私に『○○購物中心』と書かれたメモを見せた。私が「○○はこの辺りだから良いとして… 購物? 中心?? 貿易会社の名前か??? 知らないぞ…」と考えていたところ、その男性が「○○ショッピングセンター!」と言った。なるほど、そういうことか… 今日は、某大手ショッピングセンター町中編のシャトルバスだったのである。私が「このバス!(思いっきり日本語)」と、人差し指を下に(バスに)向けながら言うと、彼は「サンキュー!」と言って席に着いた。ショッピングセンターに到着すると、再び彼がやってきて「○×△★■※◎▲☆□………ヒヤー?」と言ったので、私は、多分「帰りに乗る場所は“ココか?”」と尋ねたのだろうと思って「うん(イエスくらい言えんのか?)」と頷いた。彼は「サンキュー!」と言って店舗の中へ消えて行った…
う~む、駄目だなぁ… 突然、英語で尋ねられると、日本語しか出てこない。「イエス」か「ノー」か、それさえも出てこないとは… 情けない。今の営業所の路線を走るようになって、外国人と接する機会が増えて、少しは慣れたつもりだったのになぁ…
夕方、某駅から親子連れ(父、母、娘)が乗ってきた。娘さんは「(降車ブザーの)ボタン押すから(いつ押せばいいのか)教えて!」と言った。母親は「終点だから押さなくていいのよ」と答えた。娘さんは「押さないと(バスが)止まらないんじゃないの?」と言った。母親は「じゃあ… 押してもいいよ、終点だけど…」と答えた。私は「それでいいじゃないですかぁ~」と思っていた。いよいよ終点の1つ手前のバス停を通過したところで、娘さんがボタンを押したらしく「ピンポォ~ン!」と降車ブザーが鳴った。私は、子供が押したのだから「次、止まります」と答えようと… その時! 父親が「押さなくていいんだよぉ…」と言ったのである。私はノドまで出掛かっていた言葉を飲み込んだ。即、父親の言葉を否定するようで気が引けたし… 父親は父親なりに(私に)気を遣っているのかもしれないと思ったし… まぁ~た、私の“余計なことを考える”悪い癖が出てしまったかな?