バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

音源は誰だ???

2009年07月06日 18時38分20秒 | バス運転士

朝7時半過ぎ、7~8名の通勤&通学客を乗せて某所を出発した。すぐにジャカジャカと音楽が聞こえてきた。シャカシャカなんて生易しい音漏れではない、それはそれは大音量であった。私は「これだけの音が聞こえるということは、間違いなく助手席の男だ!」と思い、信号待ちの時にその男性の顔を見て耳を指差した。すると彼はすぐに“耳栓”を外したのだが、音にまったく変化がない… 違ったのである。私はすぐにジェスチャーで「後ろ?」とやり、彼もジェスチャーで「後ろ!」とやり、私はジェスチャーで「すまん!」とやり、なぜか二人とも笑顔になってしまった…。。。それにしても、これだけの大音量は何処から…???

彼のようにキチンと“自分だけに聞こえるように”音量調整している人がいるというのに… このまま自己チューのジャカジャカ音を放っておいて良いのだろうか… 今回はあまりにも大音量だし… “乗り掛かった船”だし… 乗客はまだ10名程度… 私は「乗客が増える前に、一人一人チェックするしかない!」と思った。そこで、次の信号待ちで駐車ブレーキをかけ、“音源”に注意しようとしたのだが… 乗客の半数が“耳栓人間”だったのである。私が一人一人の顔を見ながら音源を探したところ、なんとそれは“後ろから二番目”の席に座っていたツンツン系美女(推定20歳くらい)だったのである。私はすぐに耳栓を指差して「音が大き過ぎる」と注意した。その女は耳栓を外したものの、謝るでもなく返事をするでもなく… しばらくしてジャカジャカ音は消えた…。。。ここまでやるのは、今回限りのつもりだが…???

彼女がバスを降りる時、私は普通に「ありがとうございました」と言ったけれど、彼女はソッポ向いて無言で降りて行った。あまりにも予想通りの反応で面白くなかったけれど… もしも、そこで「すいませんでした」とか「ありがとうございました」なんて言われたら、私は感激して涙を流すことでしょ~(ないない!) いや、逆ギレした奴に殴られて涙を流すのかも…(あるある!)