バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

知ってしまったからには…

2014年05月04日 13時44分48秒 | バス運転士

一昨日、朝6時半頃に営業所前ターミナルを出て、ちょっと遠回りの某駅行き… ただ早朝だからなのか、ゴールデンウイーク中で休みの人もいるのか… とても順調に走ることができ、途中で何度か時間調整停車をして… 終点の2つ手前のバス停でも時間調整停車をした。

そのバス停を定刻で発車したら、前方の信号が赤に変わってしまったけれど… 「その次のバス停で、またまた時間調整停車をするよりはいいかな」と思った。信号が青になり、その先の交差点を右折して… 終点の一つ手前のバス停に到着した。

いつの間にか(たまに、押された音が耳に入らないことがある!)降車ボタンが押されていたので、バスを止めてから中扉を開けると、スーツ姿の男性と学生さんの2人がササッと降りて、サササ~ッとバスの後ろから道路を渡って行ったのである。私は「駅でもないのに、何を慌てて…」と思ったのだが…

ボケな私は、扉を閉めてからバスを発車させようと前を見て… そこでようやく気が付いた。数十メートル前方の交差点で、こちらを向いて信号待ちをしている☆☆駅行きのバスがいることに… そう、その2人はバスの乗り継ぎをしたかったのである。しかも、そんな際どいタイミングで…

いやぁ~ 知ってしまったからには、意識せざるを得ないわけで… 今後はプレッシャーを感じながら走らなくてはいけないなぁ~! えっ!? つい数分前のことを忘れる奴が、再び同じコースをやることになる1か月後に覚えているはずがないだろうって? ハハハ… おっしゃる通りで…

きっと、次回はバスが少し遅れてしまい、☆☆駅行きのバスが目の前で発車して… 「あ~ぁ…」なんて溜め息が聞こえてきたりして!? ちょっと心配になった私が時刻表を調べたところ、同じ☆☆駅行きが15分後にもあるので… 多分、2人は… 基本的には、そのバスに乗るつもりなんだよ。うん、一昨日は“たまたま”間に合いそうだったから走ったんだよ。うん、そういうことにしておこう! ニャハハ…