バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

いつもの爺さん、おかしな婆さん

2014年05月07日 21時40分24秒 | バス運転士

先日の某地区巡回バス4連発の前に“巡回もどき”2連発を走ったのだが… 例の“1分でも遅れたら文句を言うジジイ”が出没する1周目… ここ何回か“運悪く”遅れずに走れていたので、楽しみにしている“ジジイ節”を聞けなかったのだが…

その朝は、久々に信号とバス停のタイミングが合わず“1分30秒も”遅れてしまい… 私は「やった~! 久しぶりに聞けるぞぉ~! しかし、こんなゴールデンウイーク中に乗ってくるのだろうか?」と思いながら、くの字の道路を曲がっ…

すると、バス停に一つの人影が… 白髪の頭をガチッと固め、薄茶のスーツをビシッと決め、時刻表とバスを交互に見ながら立っていた。そして私が前扉を開けると! 無言でフリーパスを提示しただけ… なんで? 人間が丸くなったのかなぁ~ ガッカリ…

その後の某地区巡回バスの時… 途中の○○駅のバス停で、お婆さん1人だけが待っていた。私が扉を開けると、「このバスは△△公園に行くかねぇ?」と言ったので、私は「いえ… 今、△△公園の方から来たんですよぉ…」と答えた。

それなのに、お婆さんがバスに乗ろうとしたので、私は慌てて「このバスは某駅が終点なので△△公園には行きませんよ。もうすぐ反対方向のバスが来るので、それに乗って下さい」というような説明をしたのだが…

お婆さんは「あぁ、ええわ。行くの、私じゃないもんで…」と言いながら、席に座ったのだった… そんな、お婆さん… 私じゃないって… 他に誰もいないじゃないですかぁ~!!! ん? ひょっとして… お婆さんだけに見えている人が言ってるってことですかぁ~??? それはブルース・ウィリスかな? ハハハ…(古い!)