今日は、他の運転士さんが“32時間問題(休日の前日の勤務終了から休日の翌日の勤務開始まで32時間以上が必要らしい)”に引っ掛かるということで、私は自分の担当ではないコースを走ることになっていた。
今朝、改めて「どんなコースかな?」と思って運行カードを見たところ、まず朝8時半頃に営業所前ターミナルから南方の某所へ行って戻って… 約50分の休憩時間の後、回送で営業所を出て… 市内中心部へ行って戻って… それで前半終了だったので「ゆとりがあるコースでラッキー!」と思った。
さらに、夕方5時頃からの勤務後半も、まずは回送で出て行って… 某駅から営業所前ターミナルへ戻って来たら、そこで夕食タイムになるので「いやぁ~ 休憩ばっかりだなぁ~」と思っていたのだが… そこから先は、一気に急降下するジェットコースターのようなコースだった。
その後の運行カードに、到着から発車までの休憩時間が“8分”“6分”“3分”と、ボールペンでデカデカと書かれていた(多分、怒りの運転士さんが書いたのだろう)。私は「なるほどねぇ… ん? まさか… これも4時間連続乗務になるのか!?」と思って、その後の休憩時間を見たところ“18分”と“8分”だった。
運行カードを見ると、夕食後に営業所を出てから帰って来るまで“4時間05分”の予定となっていて… 例の“サバ読み時間”もほとんどなく… 交通量も乗客も少なくて順調に走れたにもかかわらず、実際の休憩時間は7分、4分、2分、22分、7分であった。
営業所へ戻ってから運行カードを見せて確認したところ… ある上司が「これはマズイよねぇ~」と言いながら、別の上司に確認をしていた。すると、「4時間30分の間に、30分以上の休憩時間が必要だから…」という説明を受けて納得した。つまり、最後に営業所へ戻ってくる時間から4時間30分を遡った“夕食タイムの25分間”も休憩と解釈されるため、問題ないということなのだ。
なるほど… もしも、夕食後に「回送で順調に行けるかどうか不安だから早めに営業所を出よう」なんて思って、夕食タイムを早めに切り上げてしまったら、25分あるはずの休憩時間がなくなってしまうからダメなんだぁ… 勉強になったなぁ~ ハハハ…