バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

何の映像かと思ったら…

2014年05月08日 21時44分06秒 | バス運転士

月に一度の運転士ミーティングでは、事故映像の他に“事故の一歩手前”と言えるヒヤリハット映像も見る。先月の運転士ミーティングでも、いくつかの映像を見せてもらったのだが… 1つだけ「???」という映像があった。

そこはT字路の突き当たりで、左車線は左折専用、右車線は左折&右折となっている。が、右折する車は比較的少なく、だいたい2列に並んで車が左折している… ただ、道幅が広いわけではないので、左車線のバスが左折する時には、右車線の左折車に少し待ってもらわなければならない。

で、その映像とは… “右車線から左折する”ために信号待ちをしているバス(回送)のカメラで撮影されたもので、左前には別のバス(実車)が止まっているところからスタートした。

信号が青になり、左前のバスが動き出し、カメラのバスもゆっくりと動き出し… 前のバスが左折して行き、T字路の右奥から来た自転車が、左折したバスの後ろを横断して来た… ただそれだけ… 私は「えっ!? 何が???」と思ったのだが…

やはりというか、まさかというか… 前のバスが“モニターのチェック項目にも入っている、左折時の一旦停止をしていない”ということを言いたいための映像だったらしく… 「あれはヒヤリハットじゃなくて、チクリハットだ」という噂が流れているが、その通りである。

そんな映像を申告する方もする方だが、採用する方もする方だと思っていたら… 誰かが「ヒヤリハット映像がネタ切れだったんじゃない?」と言ったので、私は「ふ~ん… 仕方なく? そうだよなぁ~ そんな運転士同士で監視し合うことを推奨するなんて… 昔の日本か、現在の某国だよなぁ~! ホントに!!!」と思った。

ネタ切れならネタ切れって言ってくれれば、私のバスでヒヤリハット映像が撮れるように運転してあげたのになぁ~ ハハハ…(不器用なオマエに、そんな器用なマネが出来るか! そもそも危険だろ! ヒヤリハットじゃなくてコスリザットか“オーマイガッ!”になるぞぉ~)