片側一車線の道路にあるバス停のすぐ手前で、重機を使った穴掘り工事をやっていたので、片側交互通行になっていた。私は1時間ほど前に、そこを逆向きに通っていて… 知らなかったわけではないのだが… 忘れていて、一瞬ビックリした。
旗振りおじさんの白旗に誘導されて、とりあえず対向車線へ… 私が「こりゃ、臨時バス停を設置しなきゃいけないくらい、工事現場とバス停がピッタリくっついてるなぁ~ バス停に前扉(乗車口)を合わせたら、バスの後ろ半分が対向車線に残ってしまうではないか」と思っていた。
すると、そのバス停の15mくらい先の歩道上に一人のお爺さんが立っていたので、私は「こんなところで、ただ立っている人なんて見たことないから… まず乗客に違いない。こんな形で気を使ってくれて、ありがたいなぁ~」と思いながら前進…
その時! 工事現場の陰で見にくかったバス停に、一人のお婆さんが立っていることに気が付いた。私は「ゲゲッ… どこで止める!? 気を使ってくれたお爺さん… 正規の位置に立っているお婆さん… どちらが先に来て待っていたのか分からないし…」と、迷って迷って… お爺さんとお婆さんの間… ややお婆さん寄りに止めてしまった。
お爺さんは歩かなきゃいけないわ… お婆さんも歩かなきゃいけないわ… 後続車は通れないわ… 実に中途半端な… 最悪のバスストップになってしまったのだった。一度に多くのことを成立させようとして思考停止… 容量の小さなボケ脳ならではの失敗である。
そういえば、学生時代に“究極の選択!”とか言って遊んでいた記憶が… 今回も、お爺さんとお婆さん… そんな感じだったから迷ってしまったのだ。もしも、バス停に男子高校生が立っていて、15m先にレースクイーンが立っていたら… 迷わなかったでしょうね。ハハハ…(その時は、男子高校生も15m先で待っとるわ!)