バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

暴風警報さまさま

2014年10月06日 22時54分43秒 | バス運転士
今朝の通勤通学時間帯… 私は某駅と☆☆駅を結ぶ路線を走ることが分かっていたので、2~3日前から台風の速度と進路が気になって仕方がなかった。なぜならば、ただでさえ超満員になるのに、雨降りの月曜日となれば… バスに乗れない人が出るくらい混雑する可能性が高いからである。


しかし、今回は台風ということで… 暴風警報が発令されれば、私のバスに乗るはずの大勢の高校生さんが登校せず、乗客数が大幅に減少… 普通の雨と違って「精神的に楽な仕事になるなぁ~」と… さらに「本当に激しい暴風雨になれば、バスが運休ということもあるではないか!」と思っていた。


そこで昨夜… 「まぁ、休校の基準なんて、どこも似たようなもんだろう」と、某県立高校のホームページを見たところ、“朝6時30分の時点で暴風警報が発令されていた場合は休校、ただし午前11時までに解除された場合は午後1時から授業を始める”というような内容だった。


さて、今朝6時20分… 暴風警報が発令されているのに、なぜか普通の雨降りと大差ない天候の中、回送で営業所を出て某駅へ… そこから☆☆駅との間を二往復したのだが、予想以上に交通量が少なく… 予定通り高校生は一人も乗らず… おまけに、二回とも途中で別ルートの☆☆駅行きバス(他営業所)が前に入ったので、そこから先のバス停ではほとんど乗車扱いをせず… 「暴風警報様様だなぁ~」と思っていた。


あるバス停でも、待っていた人たちが別ルートのバスに乗り… 遅れて走ってきた若い女性たちも次々と乗って… そのバスが発車したのに続いて私も発車… と思ったら、なぜかバス停に一人のオッサンが立っていたのである。私はバスを止めて扉を開けて、その無愛想なオッサンを乗せて発車したのだった。決して、別ルートのバスが混雑していたわけではないのに… なぜだぁ~!


まさか… その別ルートのバスが“女性専用”だったなんてことはないだろうなぁ~! ハハハ… あっ… いや… きっと、そのバスの運転士さんがイケメンだったに違いない! だから、すぐ後ろに私のバスが止まっているにもかかわらず、若い女性たちが次々と駆け込み乗車を… そして、無愛想なオッサンだけが残って、私の… オッサンのバスに乗ったということなのかぁ~ うん、納得! よぉ~し、明日も大勢のオッサンを乗せて走るぞぉ~! もうヤケクソ…