後日には違いないけれど…

営業所にある“アルコールチェックを兼ねた点呼機器”には、始業および終業の度に運転免許証を通さなければならない。そして、もしも免許証が期限切れ…　いや、正確には“誕生日を過ぎて”いたりすると…　「使徒、襲来！」「メインエンジン、大破！」「ゴジラ、東京湾に上陸！」とでも言わんばかりの“物凄い音と表示”が出るらしい。法的には、誕生日の一か月後までは問題ないのだが…　ウチの点呼機器は“認めてくれない”のだ。

私は“ラッキー運転者”なので、５年前にも某警察署で更新申請をしたのだが…　その時は、まだ今の点呼機器が登場しておらず、特に何も考えていなかった。しかし、今回は「誕生日を過ぎる前に、新しい免許証が手元にないといけない」ということで、「後日交付（郵送されてくる）の某警察署で申請してもいいけれど、松井くんの誕生日前に届くかどうか確認して下さい」と言われた。

そして今朝…　「まだ誕生日まで一か月くらいあるし…　同じ市内に“即日交付”してくれる某運転免許試験場があるんだし…　いくら“お役所仕事”とはいえ、一週間か二週間後には郵送されてくるだろう」と思って、とりあえず地下鉄で某警察署の最寄駅まで行ったのだが…　いきなり地下鉄の出口案内を見て「あれ？」と思った。某警察署へ向かう出口とは別の出口が案内表示されていたからである。「ん？」と思いながら案内通りに地上へ出たものの…　結局、某警察署の方へ横断歩道を渡った私…

それから２～３分後、警察署の前に到着したのだが…　「昨年の秋に運転免許証の申請場所が変わりました」という意味の案内看板が立てられていたのである。「ゲゲッ…　地下鉄の出口から反対方向…　そりゃそうだ、そのための出口案内だもんなぁ～」と、ヘソ曲がりでアホな自分に呆れた…　その時！　２～３か月前、近くのバスターミナル（終点）に到着した時…　「免許の更新で某警察署へ行きたい」と言われて、道案内をしたことを思い出した。その時は「こんな自分でも役に立つこともあるんだぁ～」と思ったのだが、実際には間違った情報を…　ドヨ～ン…

その後、重い足取りで新たな申請場所へ向かい、数分後には到着したのだが…　更新連絡のハガキと免許証を提示した時に「今日、申請されますと、１０月２０日の郵送になります」と言われて驚いた。今日は９月１５日…　交付（郵送）は９月２０日ではなく、来月の２０日だと言うのである。私は、予想を超えた“お役所仕事”に呆れながら、「あ、じゃ、いいです。やめておきます」と言って、そそくさと申請場所を後にした。あぁ、電話一本しておけばいいものを…　自分の思い込みで無駄な電車賃＆時間を費やしてしまった私は…　後日、某運転免許試験場で即日交付を受けることになってしまった…