バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

後継ぎではないけれど…

2015年09月05日 22時30分25秒 | バス運転士
世間では、某組の何代目がいろいろと騒がれているけれど… バスの運転士も、自分が二代目・三代目… 否、二台目・三台目になった時は、いろいろと考えてしまう。例えば、あるバス停で先行のバスに追い付いてしまった時… そこにガードレール等があれば、一台目が発車するまで待つしかないのだが、そうでない場合は少し考える。

それが朝の通勤通学時間帯などの場合は“少しでも早く降りてもらえるように”とりあえず降車扉を開けることが多い(降りる人が多いと分かっている時は両扉を開ける)。その時、バス停から一部の乗客がこちらへ向かって来る場合があるのだが、その人の並んでいた順番が分からないので、一台目が発車してから正規の位置で乗車扱いをするようにしている。

また、某総合駅へ向かっている時に、よくあることなのだが… 一台目と自分が同じ某総合駅行きだった場合は、「二台が連なって走るのは… 少し遅れて来て一台目に間に合わなかった人を乗せて行けるように、一台目とは信号一回分だけ離れて行こうかな?」と思うことが多い。

ただし、一台目のバスが既に満員だと分かった時には、「そんなに無理して一台目に乗らなくても、こっちにはまだまだ余裕がありますよぉ~!」とバス停の乗客にアピールしなければいけないので、なるべく連なって走るようにしている。が、そういう時に限って信号で切れたりして…

さて、終点の某総合駅には、あっちこっちからバスがやって来るので、大変なことになる場合がある。降車スペースは、交差点を左折してすぐにあるのだが、バスが一台・二台… 間にタクシーやマイカーなどがいなければ三台… ギリギリ左折可能な四台目の位置には、ガードレールなどが立っているので、普通にバスを寄せてしまうと乗客は降りられない。

だから、そうなった場合… 私は左側を少し空けてゆっくりと三台目に接近… 両車内の様子をうかがいながら「三台目の降車は、まだ終わりそうにない… こちらの乗客は、扉の内側でスタンバイ…」などとゴチャゴチャ考えながら、私も降車客扱いを開始したりする。

朝の通勤通学時間帯はスムーズに降車完了するので、すぐに待機場所の方へ移動できるのだが… それが昼間だったり、週末だったりすると… 不意に「あのぉ… ○○へ行きたいんですけど…」とか「帰りの乗り場は何処ですか?」などの質問をされたりして、「前のバスがいなくなっても動けない! 後ろにバスが来ちゃった!」なんてことに…(あるある!)