バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

歩道とバスの距離

2017年11月22日 15時54分27秒 | バス運転士
バス停で止まる時… バスを歩道ギリギリに着ける運転士さんを見ると「凄いなぁ~ ぶつけるのが怖くて、私にはできないなぁ~」と思う。そんな私は、歩道との距離20~30cm(計ったことはないけれど、多分そんなもん)がせいぜいである。ただし、自分の車幅間隔がイマイチの時に「ゲゲッ! 寄り過ぎた!」とビックリすることはあるけれど…

また、ある運転士さんは「私のバスでは、お年寄りが乗車時によく転ぶんですよぉ… なんでかと思って、何人かの運転士さんと“バス停停車時”について話していたら、どうやら私は“歩道とバスの距離”が中途半端だと分かりました」と言っていた。お年寄りが“一歩で乗れるかどうか微妙な距離”に対して、ちょっと無理して頑張って失敗… 転んでしまうということらしい。

だから、そういうことを防ぐために、あえて「バスを歩道から離して止める」という運転士さんもいる。私は、そこまで割り切れないので、なんとか一歩で乗れる距離に着けられるように頑張っている(?)つもりである。そんなことは知る由もないお年寄りたちなのだが… たまぁ~~~に「今日は近くまで寄せてくれて… ありがとう」と言われて驚き、嬉しく思うこともある。

また、歩道が低い場合などには、車高を少し下げる(左へ傾ける)ニーリングを使うこともあるのだが、お年寄りは気が付いているのかいないのか… いつでもどこでも特に反応はなく… と思っていたら、あるバス停で乗った若い女性が「あっ! 段差がない!」と、一緒に乗った女性に話し掛けていたので驚いたのだが… やっぱり嬉しかったりして!? エヘヘ…