バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

バスから降りる人、降りようとする人

2018年02月10日 21時08分16秒 | バス運転士
先日の朝、あるバス停で5~6人が待っていた。すでに空席が少なくなっていたようで、最初の2人は着席したものの、その後に乗った人たちは中扉付近で吊革につかまっていた。そして、最後に乗った男性が立ち止まったところで、私は前扉を閉めようとしたのだが、なぜか男性が通路を戻って来たのである。

私が「なんじゃらほい?」と思っていたら、男性は「※▲○★×■」と言いながら運賃箱の前で立ち止まった。ハッキリとは聞き取れなかったのだが、私には「入金して」と聞こえたので、「このタイミングで!?」と思いながら運賃箱のボタンを… と、その時! 男性はバスを降りて行ってしまったのだった… な、な、なんじゃら~???

また、某駅の1番乗り場では… バス停の時刻表を見ていたおじさんから「◎◎高校、行きますか?」と聞かれたので、私は「いいえ」と答え… その時、おじさんと私の愛を引き裂くように… 否、間に割って入るようにお兄ちゃんがバスのステップに上がり、財布を取り出して小銭を探し始めたので、私はおじさんに向かって「(◎◎高校へ行くバスは)後ろの2番乗り場です」と言った。

すると、おじさん… ではなく、お兄ちゃんが「えっ!?」と言いながらバスを降りようとしたので、私は慌てて「違う、違う!」とお兄ちゃんを呼び止め… おじさんは「あぁ~」と言いながら後方を指差して歩き始めたのだった… ちょっと、お兄ちゃん! 私とあなたは何も言葉を交わしていないんだから… あなたが何処へ行きたいのかなんて分かるわけないじゃん! もしも私が超能力者だったとしても、男の心なんて読まないよぉ~(そうかと言って、女心も読めず… 超能力を使って“雑誌の袋とじ”を読むだけだったりしてな。ハハハ…)