バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

一人××も二人××も同じ…

2018年04月04日 22時30分41秒 | バス運転士
昨夜8時台の某所発A駅行き… 始発地を乗客ゼロで発車、バス停を通過&通過、ある交差点で信号待ちをしていたところ、右から左へ“その先の合流停で私の2分前となっている他系統バス(他系統と言っても、そこからA駅まで全く同じ道を進む)”が走って行ったので「あぁ~ 良かった。順番が逆にならなくて…」と思った。

信号が青に変わって発進&左折、その先のバス停へ向かって行くと、まだ他系統バスが乗降客扱い中で… その間に、目の前の大きな交差点の信号が赤に変わってしまった。その後、他系統バスは停止線まで前進… その直後で止まっていたマイカーも前進… 私のバスも前進… しかし、バス停の少し手前で止まってしまったので、「この間に乗客が来るかもしれないなぁ~」と思った。

すると、左前方のコンビニから一人のお姉さんが現れ、バス停の方へ接近… 「前のバスは発車した後だから、乗るなら私のバスだね!」と思っていたのだが、残念ながら素通り… その後、一人のオッサンがバス停の方へ接近… 「発車したと言っても、まだバス停の近くだから… 前のバスに乗った方がいいんじゃない?」と思ったのだが… 残念ながらバス停で立ち止まってしまった。そして、私のバスに乗ったのだった…

そこから先は、前のバスが乗客を乗せながら進み、私はただ後ろを付いて行くだけ… バス停を発車する度に、前のバスが「お待たせぇ~」とハザードランプを点滅させるので、私は何となく「悪いなぁ~」と思ってしまった。そこで、あるバス停の発車時刻を過ぎても1分ほど止まっていたところ… 10mほど前方の歩道橋を右から左へ渡っているオッサンに気が付いた。

私は「まぁ~ 一人殺すも二人殺すも… 否、一人乗せるも二人乗せるも同じだな」と思って、その“乗客かどうか分からないオッサン”を待つことに… すると、歩道橋から下りた途端ダッシュして、「ありがとう」と言いながらバスに駆け込んだのだった… ん? もしも、一人目がお姉さんだったらどうしたのかって? そりゃもう、二人の世界を維持するため、室内灯を消して回送だわさぁ~ ハハハ…(こらこら、犯罪、犯罪!)